科学的に分かった目標設定が具体的でなければいけない理由。

今回はタイトルにある通り。

「目標達成」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

このブログでは、数々目標達成の方法やスケジュール法、計画術など解説してきていますが、今回スポットを当てるのは「具体性」の効果のほど。

よくスケジュールや目標達成の「数字」を入れ、具体的に作る必要がある、といわれます。

端的に言えば「数字やゴール」に具体性を持たせることによって、あいまいさを排除することが出来るので、人間は行動に移しやすい、という見方が一般的。

ただその具体性においても「ある工夫」をすることによって、その効果を4倍も上げれることが分かっています。

そんな方法とともに「具体的である重要性」に関して、今回は解説していこうと思います。

より細かく日数まで指定する

まず先に結論から伝えておくと、目標達成における「具体的に」というのは、3か月後や半年後といった具体性よりも、「90日後」や「180日後」といった「細かい日数」まで指定したほうが効果が高いことが分かっています。

多くの目標達成における「具体的に」というのは、1か月や3か月、半年一年というように「大まかな設定」で具体性を持たせてしまっています。

当然「半年後に10キロ痩せる」といった具体性を持たせることは「いつか痩せる」という漠然とした目標設定よりも達成しやすくなることは間違いありません。

ただそれよりも「180日後に10キロ痩せる」というように、「半年=180日」という具合で、具体性を持たせてあげたほうが、より効果的であることが分かっています。

この「細かく日数まで設定する」ということが、今回「具体的にとはどういったところまで具体的にすべきか?」という疑問への結論になっています。

4倍も訴求効果を高めた「具体的」な例

では次に。

この「日数まで細かく設定する」という具体性が、どれぐらい人間に効果を及ぼすのか。

その根拠に関して、説明していこうと思いますが、これはミシガン大学が行った研究がもとになっていて。

研究チームは1100人の男女を集め、2つのグループに分けました。

Aのチームには「もし仮に子供ができたと想像してください。その子供が18年後に大学進学をしなければなりません。あなたはいつ頃から貯金を始めますか?」

といった質問をしました。

一方でBのチームには「もし仮に子供ができたと想像してください。その子供が6570日後に大学進学をしなければなりません。あなたはいつ頃から貯金を始めますか?」

といった質問をしました。

どちらにも子供が生まれるので、その学費を貯めてもらうという想像をしてもらったわけですが、2つのグループの違いは「18年」か「6570日」という2つの違いだけでした。

ちなみに言うと、18年も6570日も同じ日数なので、違いはありません。

18年という年月を、年単位でいうか日単位でいうかの違いでしかなかったわけですが、結論は先に伝えた通りで、「日単位」で伝えたグループのほうがより早く「行動に着手する」という回答をしました。

しかも、行動に着手する割合はBグループのほうが4倍も高く、年単位で指定するよりも、日単位で指定したほうが、具体性として「効果が高い」ということが、この研究により明らかになりました。

つまりこのことを踏まえると。

「目標における具体性というのは、年単位で決めるよりも、日数で決めるほうが効果が高い」ということなんですね。

だからこそ、冒頭でも伝えた通りで、「3か月や半年」ではなく、「90日や180日」という具合で具体的であればあるほど、心理的効果が高い、ということが言えるわけです。

日単位で目標設定をする方法

とすると、このミシガン大学の研究は様々なシーンで応用が可能で。

その本質は「人は具体的であればあるほど、抑制力が強い」ということ。

巷の本なんかでいわれるのは、「いつかダイエットしたい」ということではなく、「期限と達成すべき目標」を定めなさい、といわれます。

仮に「いつかダイエットしたい」ということであれば、「3か月後までに5キロ痩せたい」というように。

ただ何度も繰り返しますが、この月単位や年単位では「具体性」としては弱くって。

「90日後に5キロ痩せる」というところまで、具体性を持たせておくことが重要。

  • いつかダイエットがしたい=×
  • 3か月後に5キロ痩せたい=×
  • 90日後に5キロ痩せたい=〇

こういうことが言えるわけですね。

むしろ上記のように日数単位で具体性を持たせることで、初めて「具体的」といえるわけです。

当然これはダイエットに限らず、受験勉強なんかでも同様のことが使えて。

「半年後に模試で100点上げる」ではなく、「180日後に模試で100点上げる」と具体性を持たせることも考えられます。

また「1年後に年収を100万円上げる」ということも、「365日後に年収を100万円あげる」と変えることもできます。

全て「月、年単位」ではなく、「日単位」まで細かく見極めることが重要だ、ということですね。

まとめ

最後にまとめておくと。

目標を設定する時は、細かく具体的に決めることが大事。

細かく具体的というのは「3か月や6か月」という数字を入れ込めばいいというわけではなく、「90日や180日」といったより細かく日にちで設定することが重要。

1か月なら30日、2か月なら60日、3か月なら90日、半年なら180日、1年なら365日、というように具体性を持たせて初めて「具体的」だといえ、その訴求効果は4倍にも及ぶ。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ目標設定やスケジュール法なんかで活用してみてください。

最後まで読んでくれたあなたに。

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経歴: 実家で営んでいる美容院が経営悪化により倒産し、父親が自己破産。大学生だった当時、学費が払えず大学を中退し、家族4人どん底生活へ。中退した後、あえなく就職し、工場勤務や営業など様々な労働地獄の波に呑まれる。

ブラック企業の会社員として、12時間以上働きながら始めた副業が、開始2ヶ月で23万円稼ぎだしサラリーマンの給料を超える。さらに4ヶ月目には月収30万円、その後も月収63万円と減ることはなく、サラリーマン時の約4倍の収入を得る。

これまでの経緯やノウハウを電子書籍化した結果、大手電子書籍掲載サイトにて、新着ランキングトップ10位入りの常連と化し、最高位2位を受賞。更に2017年4月にはAmazonに電子書籍を出版し、アマゾンランキング1位を2部門で受賞。見事2冠を達成し大きな反響を得る。

現在は独立しオウンドメディア運営、情報ビジネス、webマーケティング関連など様々な事業を展開。節税の為に法人化するか現在検討中。

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