【達成率30%UP】心理学的に正しい計画の立て方

今回はタイトルにある通り。

「計画の立て方」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

実は計画を立てる方法というのは、順序や立て方というものが存在して。

それが3つのステップからなることが分かっています。

そこまで難しいものではなく、計画の立て方としては簡単な方ですが、その効果は絶大で、達成率が約30%ほど上がることが分かっています。

先に結論から言っておくと、「WWH法」というものが、計画の立て方としては重要になってきます。

WWHというのは、簡単に言うと

  1. いつ=when
  2. どこで=where
  3. どのように=how

この3つの頭文字をとったものがWWH法という計画の立て方になっています。

なので、計画を立てる際には必ず「いつ、どこで、どのように」といった具体的な方法まで手引きしてあげると、その計画を達成させやすくなるわけですね。

正しい計画の立て方

ではまず先に、根拠から。

これは2012年にアメリカの自治体が行った広報活動がもとになっていて。

実際にあった話です。

そのアメリカの自治体は「インフルエンザのワクチン接種」を勧めたいと思っていました。

しかし、その町ではインフルエンザの広報活動を行ってもワクチンの接種率が低く、20%以下という数字に収まっていたそうです。

そこで、先ほどのWWH法というものを広報活動に入れて、ワクチン接種を促したわけですが、これまでとは違い「30%」も町の人はワクチンを接種するようになりました。

具体的には、

  1. いつ=新聞広告に12月の3~10日の18時までに下記のところへ電話してください
  2. どこで=当日の10時頃には家を出て、病院へ向かってください
  3. どのように=病院に到着しましたら、予約番号を伝えてください

このように、ワクチン接種の予約のやり方から、当時の行動、そして病院についてからすべきことまで、細かく指定してあげたそうです。

その結果、その町でのインフルエンザのワクチン接種が20%以下だったのにもかかわらず、そこから30%以上高くなったのでした。

なぜ達成率が30%も上がったのか

ではなぜ、WWH法というやり方が目標達成や計画に有効なのかを説明していくと。

僕ら人間というのは、「具体的ではないこと」に関して、かなり否定的なポジションをとるようになっています。

「知らないこと=怪しいこと」という風に認識したりするのもこのためで、新しいテクノロジーが出てくると多くの人がネガティブキャンペーンをしてしまう。

「5Gは人体に悪影響がある」

真意はあえてとりだたさないですが、こういった話がテクノロジーの進歩とともに必ず浮き上がってきたりします。

要するに「知らない」ということに関して、人間はかなりセンシティブなものの見方をする、ということなんですね。

歴史をさかのぼれば、新幹線や車、工場といった新しいテクノロジーが出てきたときも同じように人間は拒絶反応を示しました。

これは「広報活動」や「広告」、ひいては「計画術」に関しても同様のことが言えて。

「具体的ではない」ことに関しては、どう進めればいいのかわからないため、行動しづらいんですね。

逆に「予約の仕方、当時の行動、病院についてからやるべきこと」など、具体的なアクション方法まで落とし込んだため、アメリカのある自治体はワクチン接種を広められたわけです。

つまり「いつ、どこで、どのように」と具体的な行動アクションにまですることによって、はじめて人は「動ける」というが言えるわけです。

計画以外の応用方法

とすると、この行動の立て方のWWH法は様々なシーンに応用が可能で。

当然計画に関して「いつ、どこで、どのように」といった具体的な行動計画まで落とし込めれば、達成率はグンと上げることが可能です。

例えば、「ダイエット」などを目的とした「ジム通い」なんかを計画した場合。

  1. いつ=火曜日、木曜日の週2回
  2. どこで=仕事が終わったら、ジム用のカバンを持ち19時に家を出る
  3. どのように=自転車で向かう

このようにしてジムに行くまでの「家からジム」という道のりを、「いつどこでどのように」という具体的な行動に落とし込むことが出来ます。

また、長期の「目標達成」に関しても同様の計画の立て方で応用が可能です。

半年後の受験に合格するケースであれば、1か月後の「いつどこでどのように」、2か月後の「いつどこでどのように」というように。

1か月単位で細かく計画を立ててもいいでしょう。

あとこのケースを見ていて感じたのは「セールス法」としてこの方法は有効で応用可能です。

  1. 購入したらいつ届くのか
  2. いつから使えるようになるのか
  3. 保証はあるのか

やっぱり商品を購入する時って、不透明でわからない部分があったら、やっぱり買いたくない。

それを具体的でなおかつ明確にしてくれるのなら、安心して購入できる。

実はWWH法っていうのは、セールスにも応用できるんだなって感じましたね。

シンプルですが、効果はかなり高いので、ぜひ生活に取り入れてみてください。

終わりに

少し長くなってしまったので、最後にまとめておくと。

達成率を30%高める計画の立て方は、「WWH法」

  1. いつ
  2. どこで
  3. どのように

計画を立てる際には、この3つの具体的にし、迷わないように計画を立てることが重要。

それは人間わからないことに対しては行動できない心理状態が存在するためで、明確に分かりやすくして挙げることで、行動しやすくさせる方法が上記の方法であるため有効となる。

さらにこのWWH法は、短期的な目標、長期的な目標、セールス法など様々なシーンにおいて応用が可能。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。