今回はタイトルにある通りなんですが、以前メルマガ読者の方から「アフィリエイトにおけるライティングって何を意識したら上達しますか?」ってな質問をもらったんですね。
うーん。
正直ライティングのことを語りだしたら、一冊の本になりそうなぐらいのボリュームだし、僕のメルマガの中でもめちゃくちゃ解説したりしています。
なので、無料のブログ記事で伝えるって結構難しいんですが、僕のライティングがこれをやったことで飛躍的に向上したっていう「極意」みたいなのを、重要な部分だけを抽出して解説しますね。
(僕は基本的に無料で見れるこのブログ記事だからといって、手を抜いたりノウハウを伝えあぐねるっていうことはしないので)
PASONAの法則とかいらない
まず先に抑えておきたい大前提の話なんですが、「どのライティングを求めているのか」っていうので、伝えられるライティングスキルっていうのが全く変わるんですよね。
セールスとかセールスレターなんかに用いるライティングとSEOのためのライティングって全く持って違うし、メルマガにおいても「何かを伝えるための教育用ライティング」と「セールスのためのライティング」っていうのも全く違う。
だから、質問者さんが「どの用途で使うライティングなのか」っていうのをはっきりさせた方が、回答しやすかったです。
そのうえでの大前提を抑えてもらっておきながら、基本的にネットで調べるとPASONAの法則だとかQUESTフォーミュラだとかいろいろと出てきます。
でもこれらって基本的に「セールスの型」なんですよね。
なので、何かを売り込むときに使うものであって、ブログとか、サイト記事だとか、日常的なメルマガの文章だとかに使えないんですよね。
めちゃくちゃ汎用性の低いライティングスキルです。
メルマガやブログを運営している人ならわかると思いますが、9割以上が日常的なライティングであり、セールスをするためのライティングの割合って1割以下です。
なので、PASONAの法則とかを学んだとしても、ライティングとして使う頻度ってめちゃくちゃ少ないんですよね。
そのため僕個人的には、PASONAの法則とかQUESTフォーミュラだとかは「セールスするときに見直せばいい」って思ってます。
それよりも「日常的にも使えるうえで、セールスの時にも応用が利く」っていうライティングの基盤を知っておいた方がいいと思うんですよね。
それが今回僕が伝えたいライティングにおけるもっとも重要なこと、かつ「極意」なんですね。
ライティングの極意は「説得力を上げること」
これまた先に結論から伝えておくと、ライティングの極意っていうのは「説得力を上げる」ことです。
ライティングの極意って聞くと「このように文章を書きましょう」っていうような、文章の書き方をイメージすると思います。
まあ、確かに「文章の書き方」っていうことに間違いはないんですが、それは「ですます調」みたいな「具体的な文章」とはちょっと違って、パズルゲームのように「どこに何を配置していくのか」っていうことがライティングにおける大切なことなんですよね。
表現力を上げるライティングは不必要
アフィリエイトとかのライティングを調べると、どうしたって「五感に訴えかける文章を書きましょう」とかっていう表現が出てきます。
「おいしそうなステーキ」とかっていうライティングの仕方ではなく、「肉汁が鉄板の上でジュウジュウと跳ねていて、ブロックのようにデカいお肉が食欲をそそる」みたいな。
これも正直、先ほどのPASONAの法則とかおんなじだと思ってます。
まあ、確かにできた方がいいし、表現力が高いことに越したことはないんでしょうが、初心者の人にとっては「何をどう書いたらいいのか?」っていう文章構成の方がよっぽど重要。
言い換えると、このような「想像力を搔き立てるライティング」って小説の書き方に近いですよね。
ただ、ビジネス書と小説が全く違った技法であるのに対して、アフィリエイトはどちらの方が近いジャンルなのかっていうと、ビジネス書です。
だからこそ、五感を刺激し想像力を掻き立てるライティングっていうのも、少し抽象的すぎるんですよね。
アフィリエイトにおいては説得力が最も大切
その上で、僕がまず一番に知っておくべきライティングのスキルっていうのが「説得力を上げるためにライティングをしている」という定義です。
っていうのも、例えば通常のブログ記事を書く、いわゆるSEOのためのライティングをしている場合、情報を文章に乗せて伝えています。
仮に、「筋トレは食事が何よりも大切」という記事を書いたときに、
- なぜトレーニングよりも食事が大切だといえるのか
ここの部分を明確にしないと、「筋トレは食事が何よりも大切」という主張に説得力を持たせることができません。
だからSEOライティングにおいては、情報を伝えるとともに「それを証明できる根拠」を伝えているわけですね。
そしてこの論理っていうのは、セールスにおいても同様で。
セールスも「この商品を買った方がいい」と思わせる「説得力」をもってして初めて、相手に行動させる行為なわけです。
つまり、ビジネスにおけるライティングっていうのは、SEOや通常メルマガ、そしてセールスのすべてにおいて「相手を説得させる」ということを大前提に行われているということなんですね。
全てはここから発信しているし、相手を説得させるためのいくつかの手法のうちの一つが「表現力を高めること」だったりするわけです。
説得力を高めるための文章構成を組み立て法
ライティングというのは、文章の駒かな書き方ではなく、「文章の組み立て方」といった方が適切でわかりやすい。
そのうえで、説得力を持たせるために、文章を構成するわけですから、ライティングにおける極意っていうのは「説得力を上げる構成」なのが、ライティングの極意になるわけです。
じゃあ、どうやって文章を組み立てていくのか。
この具体的な方法を解説していくと。
そもそも、何かを文章を使って伝えると考えると「伝えたいメッセージ」というものがあります。
それはSEOのためのライティングでもそうだし、メルマガのためのライティングでもそうです。
SEOのためのライティングであるなら、そのメッセージは「タイトル」に適応されるわけですし、メルマガにおいても同様ですね。
要するにまずはじめに「タイトル」が来ます。
仮にタイトルに「アフィリエイトで稼ぐためにはライティングを学ぶべきである」というタイトルを設定したのであれば、
- なぜライティングが重要なのか
- なぜライティングが学ぶ必要があるのか
この部分を読者の人は疑問に思うし、この部分を説明できなければ、タイトルで設定した「アフィリエイトで稼ぐためにはライティングを学ぶべきである」という主張に説得力を持たせることはできないわけです。
なので、
- なぜライティングが重要なのか
↓
- インターネットは文字の世界であるが故に、ライティングを学ぶことがネットで稼ぐためのスキルとなる
こんな感じで、「なぜライティングが重要なのか」という疑問に対して、根拠を主張して、その根拠に肉付けをしていく。
続いての
- なぜライティングが学ぶ必要があるのか
↓
- ライティングを学び、停滞していた売り上げから、さらに実績を伸ばせたから
このように主張していくと。
そうすることで、ドンドンと説得力が増していくわけです。
そうして全体を読み終えるころに、タイトルで設定した「アフィリエイトで稼ぐためにはライティングを学ぶべきである」というメッセージに納得してもらえるわけです。
これが大まかなライティングの文章構成です。
要は「主張→根拠、主張→根拠」というように、主張を伝えた後に、「なぜその主張が正しいといえるのか」ということを伝えていくのが、アフィリエイトにおけるライティングで最も大切なことであり、ライティングの極意だっていうことなんですね。
まとめ
ちょっと長くなったので最後にまとめておくと。
ライティングの極意とは「説得力を上げること」
なぜなら、アフィリエイトにおけるライティングを活用した目的は「価値を伝え納得し、相手に行動してもらうこと」だからこそ、「説得力」を持ってもらえるような文章がビジネスにおける大切な大前提。
SEOに関しても「この記事を見ればあなたの悩みを解決できる」と信じてもらい、その価値ある情報と根拠を提示することが目的なため、やはり総じて説得力が重要である。
ライティングで説得力を持たせることができれば、SEOライティングにも活用できるうえ、セールスにおいてのライティングにも活用できる。
この説得力を持たせるためにPASONAの法則やQUESTの法則などが存在するといっても過言ではなく、説得力を持たせるために「表現力」や「技法」などが存在するといっても過言じゃない。
つまりライティングとは「相手を説得する」ということであり、ライティングの極意とはライティングは「説得力を上げる文章の組み立て法」と言い換えると理解しやすい。
そのうえで、文章の組み立て方法は一番最初に伝えたい「メッセージ」を主張とし、「なぜそれが正しいといえるのか」という根拠を用意する構成が、正しい組み立て方になる。
「主張と根拠」
これは必ず「ペア」でなくてはいけない。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。