今回はタイトルにある通りなんですが、以前メルマガ読者の方から「今1つのブログを運営しているのですが、自己紹介に何を書けばいいのかわからずにいます。そこで質問なのですが、ブログにおける自己紹介の欄で気を付けるべきことは何かありますか。あれば教えていただけると幸いです」
ってな質問をもらったんですね。
なので、今回はブログにおける自己紹介の書き方を解説していきながら、質問に回答していこうと思います。
圧倒的な自己開示が信頼を生む
まずね。
個人的にめちゃくちゃ大切だと思っているのは、圧倒的な自己開示ですね。
よく心理学の世界で「相手と心を通わせるには、自己開示することが大切」なんて言われますよね。
んでもって、このネットの世界において「相手がどういう人か」っていう情報が、文字の中からしか想像がつかないんですよね。
リアルで人に合えば、背格好だったり、外見だったり、話し方だったりで、ある程度「どんな人なのか」っていう推測が付くわけですが、オンラインの世界であれば「どんな人なのか」っていう情報がほとんど見えなかったりします。
だからこそ「自己開示」が必要になるわけですが、結構いろんなブログやらSNSやらを見ていると、自己開示はやっているんだけど、「圧倒的」という部分が抜け落ちている人が多くみられるんですよね。
「私は30代サラリーマンで、副業を始めています。一緒に頑張れる仲間を探しているので、よかったら仲良くなりましょう」的なね。
別に年齢って誰に公表しても、さほど惹きつけられるものはないし、職業を書くのにそこまで抵抗がある人も多くないと思います。
こんな人が、「仲間を探しています」って、逆に怪しすぎてちょっと近寄りたくない感じさえある。
要するに「ありきたり」な自己開示って、まったくもって効果を表さない上に、逆効果にさえなりえるっていうことが言えるんですよね。
自己開示は大切なんですが、ネットの世界だからこそ「圧倒的な自己開示」が重要になってくるわけです。
圧倒的な自己開示とは
じゃあ、圧倒的な自己開示とは何なのか?っていう部分ですが、これは正直「あまり言いたくないほどの経歴」が圧倒的な自己開示です。
正直、あまり人には話したくない過去だったり、出来事だったり、コンプレックスだったり。
こうした負の側面を持つ経歴を伝えることが、「圧倒的」だったりします。
何も「長文で理解してもらおう」っていう、文章の長さやボリュームが圧倒的につながるわけじゃなく、どれだけ「パーソナル」な部分に踏み込んだ自己開示ができるか?っていうのがポイントだと思います。
僕の場合でいえば、大学生の頃に親が自己破産し、住んでいた家を売却するという流れになりました。
そこから大学をやめて働くようになったわけですが、正直こんなこと言いたくないですし、公にしたくもない。
だけど、それを言わないと「どんな人なのか」っていうのが、ネットの世界では文字だけで理解しなくちゃいけないため、圧倒的な自己開示をして初めて「この人は信頼できるな」という信用を勝ち取ることができるんですよね。
なんか結構多くの人が、かっこつけて側だけの自己紹介を書いている人が本当に多いと思います。
側だけの発信なんて誰にだってできるし、「30代サラリーマンです」みたいなありきたりな自己紹介で、信用しようなんて思えない。
それだったら、「大学生の頃の親が自己破産し、10代で社会人になり、20代で独立」みたいな、自己紹介をした方が、1行で人の興味関心を引ける。
要するに、「どれだけコンプレックスや言いたくないことを伝えられるか」っていうことなんだと思います。
何度も言うようにボリュームや自己紹介文の長さが、圧倒的な自己開示につながるのではなく、大切なのは内容で、「どれだけ人に言いたくないことを開示できるか」というのが、圧倒的な自己開示につながり、それが人を引き付ける自己紹介につながってくるわけですね。
失敗を優先的に伝える
そしてもう一つ大切になってくるのは「失敗を優先的に伝える」ということです。
正直、ネットの世界なんて、誰が何とでもいえるので、圧倒的に「成功例」であふれてます。
「年収2000万突破」だとか、「株で生活してます」だとか、「FIRE成功しました」みたいな。
もううんざりですし、見飽きました。
その反面に、「株で100万円溶かしました。。」だとか、「年収200万円で生活がギリギリです!」だとか、そういった負の側面に人は惹かれるという一面を持っています。
ある研究なんかでは、ポジティブな内容の話題よりも、ネガティブな内容の話題の方が、広がる速さが「7倍も速く多かった」という研究なんかもあったりします。
「人の失敗は蜜の味」ということで、それぐらい人間というのは「ミスや失敗」が好きな生き物なんですよね。
自己紹介においても全くおんなじで、成功している姿よりも、失敗している姿の方が、人は興味を引くし、親近感を覚える。
これは先ほどの「圧倒的な自己開示」につながる部分ですが、要は「どれだけ恥ずかしい想いをさらけ出せるか」っていうのが、ここでもポイントになってくるんだと思います。
基本的に人は失敗が恥ずかしいし、その恥ずかしい経験を、あえて人に伝えたいとは思わない。
どちらかというと、隠したいと思うし、知られたくないと思う。
だからこそ、逆に「失敗」をさらけ出せる人が、ネット上では興味関心を引けるし、信頼や信用を勝ち取ることができる。
その上で、「その失敗にどう向き合い、どう立ち向かったのか」っていう部分が知りたいわけです。
確かに、「指導者と生徒」という立場をとってブランディングをしたい場合は、失敗を公表すると、指導者と生徒という立場が取りづらくなるので、失敗を公表しない方がいいという意見があったりしますが、それは「失敗を伝えた後に、どう向き合い対処したのか」という順序で伝えれば何も問題ないわけです。
要するに、成功例を伝え、それをブランディングしたい場合は、失敗例から成功例という順番で伝えればいいだけの話です。
とかく、この自己開示と失敗の姿をさらけ出し、本当の本音を伝える。
ライティング云々とかよりも、ブログの自己紹介において圧倒的に大切な部分だと思います。
まとめ
少し長くなったので、最後にまとめておくと。
ブログにおける自己紹介の肝になるのは「圧倒的な自己開示」
それは人間の性質上、ポジティブな話題よりもネガティブな話題の方が浸透しやすく、信頼性を勝ち得ることができるという心理学の観点からも説明ができる。
ただ、「ありきたりな自己開示」はネット上にあふれているため、まったく効果を得ることはできず、大切なのは「圧倒的な自己開示」になってくる。
圧倒的な自己開示とは、どれだけ自分のことを自己開示できるかということで、本来であればあまり人には言いたくない「コンプレックス」「経歴」「失敗談」などがあげられる。
それぐらい失敗の姿をさらけ出し、本当の本音を伝えるという姿勢が大切で、ブログで信頼を勝ち取るためには、圧倒的な自己開示が必要。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。