さくらサーバの障害発生でサーバー引っ越しする羽目になった話。

世の中って2種類の人間がいます。

 

壁に当たったときに諦める人。

壁に当たったときに立ち向かう人。

この2種類の人間です。

 

壁にぶち当たった時、諦めてしまう人って、本当にもったいないと思います。

 

これは単に「諦めるな」とか、根性論的にそんな言葉を言いたいのではなく、物理的にもったいないって言う意味。

「ピンチはチャンス」なんて言いますが、まさにその通りという出来事が先日起こりました。

 

さくらサーバで障害発生し、95%のアクセスが無くなる事件

 

先日更新したこちらの記事。

【さくらサーバ】DoS攻撃でアクセスが95%減少した

 

内容をカンタンに言うと、ボクが利用していたさくらサーバが、過剰なアクセス(DoS攻撃)から、サーバに障害発生した出来事。

サーバの障害から、アクセスできず、実にアクセスの95%が失われる形に。

 

「まぁ、いつか回復するだろう。」

「自分のできる範囲のことをやろう。」

そう思っていたのですが、5日経っても回復する見込みがありませんでした。

 

さくらサーバからの障害発生→復旧の連絡メールも1日10件ほど溜まるレベルに。

 

それでいても、自分の範囲外の話なので、「しょーがない」と割り切っていたのですが、とうとう見逃せない自体にまで発展し、具体的な改善策を考える必要が出てきました。

 

障害発生で読者に迷惑がかかってしまう

 

そもそもアクセスの95%ダウンでもかなりのダメージでしたが、さくらサーバには、色んなファイルをアップロードしています。

その中には、ボクのコンテンツも、アップロードしているのですが、さくらサーバでの障害が発生し、そのコンテンツさえもダウンロード出来ない自体に。

 

まぁ当然といえば当然ですが、サーバー内にワードプレス含むデータ、それとコンテンツなどをアップロードしているので、サーバーが障害を起こせば、全てもろとも被害を受ける訳です。

 

サーバーへの障害が起こったことは仕方ないことで、ボクはさくらサーバへ文句を言うつもりはありません。

自分のブログへのアクセスが減る分には最悪問題ない。

これは自分が打撃を受けるだけだから。

 

ただ、読者へ渡すコンテンツがダウンロード出来ないのは、ボクだけの問題じゃなく読者へ迷惑が被った話。

だからそろそろ改善策を練らないと行けないという判断と、復旧の見込みも無いことから、サーバー引っ越しを考えました。

 

サーバー引っ越しで感じた「大切な気持ち」

 

起こってしまった問題をとやかく悔やむのではなく、起こってしまったことはしょうがないと割り切り、具体的な改善策を考える。その方がボクは得策だと思います。

障害発生してから少し様子を見ていた訳ですが、「これはもう少し迅速な対応をした方がいいわ」

という判断から、サーバー引っ越しを決めました。

 

んで。

サーバー引っ越しを試みた訳ですが、このときに、マジで「初心者のときの気持ち」を
想い出しました。

 

慣れないこと。

知らないこと。

これらを取り組むときって、全体像が見えてないから、全然先に進まない。

 

んで。

全然先に進んでる感覚がないから、全く楽しくない。

サーバー引っ越しは、そんな感じでした。

 

まず、サーバー引っ越しの場合、レンタルサーバーに行って、データをダウンロードする必要があります。

ワードプレスのデータってかなり膨大になるので、ダウンロードにはかなりの時間が必要。

 

ダウンロードされるまで、数時間待ってやっとこさダウンロードしたら、「伸張できません」って表記が。

どうやら、上手くダウンロードできていないみたいで、zipファイルから解凍できず。

また、ダウンロードのし直しする始末。

 

で、再度さくらサーバへアクセスすると、ちょうどアクセス障害が発生し、レンタルサーバすら入れない状態に。

ここでも数時間待ちました。

(トータル1日を潰しました)

 

 

で。

次の日やっとこさダウンロードしてきて、新サーバーへアップロードする訳ですが、ここでも問題発生。

 

新サーバーへファイルをアップロードしたのに全く上手く表示されず。

 

原因は後になって、ファイル階層が1つ下でindex.phpが読み込まなかったことが原因と分かりましたが、その時は、原因を究明するのに、これまた1日を費やす始末。

 

 

んで、データを全てアップロードして、新サーバーでの稼働がきちんとできているかを
確認する動作確認urlを発行するのですが、待てど暮らせど反映されない。

調べると30分から1時間程度で反映されるとなっているのに、5時間待っても反映されず。

(原因は上記のファイル階層が違っていたこと)

 

結局、サーバー引っ越しをしようとしてから3日後にやっとこさ引っ越しが出来ました。

このときはマジで初心者時代を想い出しました。

 

がむしゃらな時期が大きく成長させてくれた

 

初心者時代。

何もかも始めてだから、今考えればかなり小さな問題に大きくつまづく。

 

んで、分け分からんくて、1日も2日も費やしてしまう。

ほいで、全く進んでいることを実感できずに、マジでイライラする。w

 

このときはふざけている訳でもなくて、至って真剣な訳です。ただ、全然進まんw

でも今振り返ると、このガムシャラな時ほど、大きく力を付けてくれる時期ってありません。

 

ボクはオウンドメディアを4つほど運営していますが、サーバー引っ越しでも、1件目に3日も時間をかけてしまったのに、最初にガムシャラに突っ走ったからなのか、3つ引っ越しするのに1時間半で終わりました。

最初は全体像が全く分からなかったので、小さな問題につまづいていたの訳ですが、結局データ(データベース&画像やプラグインなど)を新サーバーへ写して、新サーバーで稼働させる。

これだけだったことに、1つ出来るようになって気づきます。

 

1個で来てしまえば、残りは流れ作業です。

だから、1個30分ぐらいで合計1時間半で終わりました。

 

でもこれって、最初の3日の苦労が無ければ、1個も出来ずにストップしていたことになります。

3日の苦労があったからこそ、もう1つ30分で出来るようになったということでした。

 

 

冒頭に、2種類の人間がいるとお伝えしました。

壁に当たったときに諦める人。

壁に当たったときに立ち向かう人。

 

壁にぶち当たった時、諦めてしまう人は物理的にもったいない。そしてピンチはチャンスになる。

その理由はここにあったと思っています。

 

ピンチ、つまり壁は、その時は確かに億劫だし、めんどくさい。

慣れないサーバー引っ越しは本当にめんどくさかった。

 

でも壁に立ち向かうことだったり、乗り越えることで、確実に成長に繋がる。

その証拠に3日かかった1つ目のサーバー引っ越しが、次から30分で出来るようになった。

 

つまり「ピンチがチャンスに」のチャンスって言うのは、要するに=「成長」だと言い換えることが出来るんだと思います。

 

サーバへのアクセス障害が、大きなブログへと成長するきっかけとなった

 

今回のサーバ障害発生から、サーバー引っ越しを経て、ボクはサーバー関連に、より詳しくなりました。

また、サーバーを引っ越ししたことで、表示速度が上がり、seo的にもかなり有利に働くサーバーへ移行するきっかけをもらいました。

 

95%のアクセスダウンというピンチから、よりアクセスが見込め、表示速度が上がることで、直帰率を回避でき、seoが有利に働き、更に大きな媒体になるチャンスに変わった。

だから、壁に当たったときに、諦める人は物理的に損すると思うんです。

 

これは別に精神論で、「諦めるな」「頑張れ」

そう言いたい訳じゃなくって。

 

問題や障害、壁を、乗り越える前と乗り越えたときの景色って、180度違います。

 

 

富士山頂上からの景色は、富士山に登った人しか拝めません。

登山を辞めた人は、一生頂上からの景色を見ることは出来ません。

 

今回のサーバ障害の件も、成長するきっかけをくれたと思うし、今は起こってよかったとすら思ってる。

だからボクはピンチが起こったときは、チャンス(=成長するチャンス)だと思うんです。

 

こう思うと、乗り越えたときに成長できることが事前に分かっているので、ピンチが来たときに、逆に嬉しくなります。

「あ。また成長するチャンスだ。」って。

(もちろんピンチ状態は辛いけど。笑)

 

壁に当たったときに諦める人。

壁に当たったときに立ち向かう人。

 

「諦めるな」「頑張れ」

根性論でこのように言うことはキライですが、ピンチを成長のチャンスへ変えられる人の方が得だと思います。

 

あなたはどちらですか?