新しいことにチャレンジする。
そんなときに一番のハードルとして立ち上がるのが「最初の一歩」です。
新しいことにチャレンジする時、最初に一歩を踏むのが本当にめんどくさいし、やる気にならない。
そんな最初に第一歩を踏み出すことを誰しもが億劫になった経験があるかと思います。
でも実は最初の一歩を踏み出すために、脳科学的に良好とされる方法があります。
物事を始めるときに、最初の一歩に億劫になるのは、実は自分の脳が制御を掛けているからなんです。
だから決してあなたが怠け者だからって言う訳じゃありません。
そして脳を科学的に理解すれば、新しいことにチャレンジするときの最初の一歩を億劫になることは無くなります。
そんな最初の一歩を踏み出すために、科学的に有効な手段を4つ紹介しようと思います。
なぜ、人間は最初の一歩を踏み出せないのか?
ダイエットしたい。仕事終わりに勉強をしたい。
そうやって何か新しいことにトライしようとすることは素晴らしいことです。
でも大半がの人が「今日はめんどくさいなぁ」と思ってしまい、辞めて行ってしまう。
これが3日坊主という言葉が出来た由来みたいなもんですね。
まず、新しいことにトライするときに、必ず起こる「最初の一歩」が億劫になる原因を伝えることで、その対処法をより理解できるようになると思いますので、まずは「めんどくさい」と感じるメカニズムから解説して行きます。
コンフォートゾーンの存在がめんどくさいと感じさせる
そもそも人間の脳には、コンフォートゾーンという物が存在しています。
これは、カンタンに言えば「居心地がいいゾーン」のこと。
例えばテレビでよく特集されている「ゴミ屋敷の住民」
このゴミ屋敷の掃除するなんて企画がテレビでやっていますが、仮にゴミ屋敷に住んでいる人が業者の力を借りて、半ば強制的に、家を奇麗にしてもすぐさまゴミ屋敷へと戻って行ってしまいます。
これはゴミ屋敷の住民が「汚れている家に住んでいることが心地いい」と感じるコンフォートゾーンから来る現象。
またダイエットしてもすぐリバウンドしてしまう。という人も本当に多いですが、これまた「太っている自分が居心地がいい」という風なコンフォートゾーンなので、痩せている自分
=当たり前の自分じゃない。そう思い、リバウンドするようになってしまう訳です。
トイレと、実家のトイレ。
どちらが落ち着くかと聞かれれば、実家のトレイの安心感は計り知れません。
これがコンフォートゾーンの正体。
つまり、最初の一歩を「めんどくさい」と感じ、身体が拒むのは、コンフォートゾーンの外に行こうとしているから、脳が制御するように、「めんどくさい」という感情を出している訳なんです。
なぜコンフォートゾーンが存在するの?
では、なぜコンフォートゾーンが存在するのか?というところですが、これはよく本なんかでも、「人間の本能によるもの」
「進化の過程で育まれた」という風に言われることがあります。
要するに人間と言う種族は、子孫を残して行かなければならなかった。
当時の人達からすれば、周りは外敵、外は獣だらけ。そんな環境だったので、「新しいことをする=死」
死に直結する出来事だった訳です。
となれば、一番生きる確率が高いのは「昨日と同じことをする」ことになるので、新しいことをする、最初の一歩に抵抗を与えるようになったと言われています。
最初の一歩を軽快に歩き出すための4つの方法
それでは、人間がなかなか変われない、又は新しいことにトライするときに最初の一歩目を億劫に感じてしまう理由が分かったところで、どうすれば「すぐ行動できる自分になれるのか」
ここが気になるところだと思います。
具体的に脳科学的な根拠も含めて、最初の一歩を踏み出す4つの方法を解説して行きます。
ぜひこの方法を駆使して、3日坊主を回避させてみてください。
小さなことから始める
これは、行動するための方法としてよく言われることですが、ここでは脳の構造を含めて、「小さなことから始める」ということをお勧めして行きます。
人間は何か始めるときに、必ず「めんどくさい」という感情を使い、「新しいことにチャレンジすること」を阻害仕様としてきます。
そんなときに「めんどくさい」という感情を、消そうと思っても効果はありません。
多くの人が「めんどくさいって思ってしまう自分なんて、、、」と自己嫌悪に陥ってしまいがちですが、だれしもが「めんどくさい」と思ってしまう物です。
この「面倒だ」という感情を、消すというアプローチで最初の一歩を踏み出すのではなく、脳が考える前に動いてしまう。
そうすることで、感情を感じる前に、最初に一歩目を行動に移すことが出来ます。
その為に大切になってくるのが「小さなことから始める」ということ。
どうしても大きなことになると、それ相応の準備が必要なので、最初の一歩に対してのハードルが高くなります。
すると「面倒だ」と、やりたくない理由を、脳みそは考えだしてしまうので、ネガティブな思考になってしまう。
一方で、すぐ始めることによって、ネガティブな感情が入り込む前に、動けるのでやりたくない理由を考えるヒマが無くなります。
だから、最初の一歩目のハードルを低くして、素早く行動するというのが、有効な手段なんですね。
具体的にやることを決める
人が行動できない理由として、「迷い」があります。
迷っている状態というのは、道のりが記されていないので、どう進んでいいか分かりません。
人は分からなくなると、行動することが怖くなり、最初の一歩で立ち止まってしまいます。
しかし一方で、具体的にやることが決まっている場合は、「迷い」が打ち消され、行動することが出来るようになります。
その為に「具体的にやることを決める」訳です。
例えば漠然と「痩せたい」と願っていても、何をどうしたらいいか分からない。
けれど、痩せるためには腹筋が大切と考えれば、「1日10回腹筋をする」と、具体的にやることが明確になります。
すると迷いは消えて、後は1日10回腹筋を続けるという目標が決まります。
この様に漠然にやりたいこと、なりたい物を決めるんじゃなく、目標を達成するために「1日1日何をすればいいのか」まで考えることが大切になります。
やる時間を決める
人間は習慣の生き物です。
やる時間を決めるというのは、習慣のなかに新しい物へのチャレンジを組み込むということ。
こうしてやる時間を決めるというのも、最初の一歩を踏み出すために有効な手段です。
ある海外の人は、毎朝ランニングすることを習慣にしている人がいました。
その人は、毎日ランニングすることが習慣となっていたので、元旦も正月も、毎朝ランニングしていた様です。
逆にその人に取ってランニングしないこと=気持ち悪いという習慣になっていたので、努力しているつもりもなかったそうです。
これが習慣の力。
その為に「やる時間を決める」というのは、強制的に行動させる制限を儲けることになるので、かなり有効な手段の1つと言えるでしょう。
やった後に褒美を与える
先ほど習慣の力の話が出ましたが、習慣化されるまでは「常に新しいことへのチャレンジ」となり、コンフォートゾーンから外れるので、習慣化するまでは大変に思うことでしょう。
その反面、習慣化されれば、さして大変なことではなくなります。
つまり習慣化されるまで、継続できるかが、ポイントということ。
そのための最初の一歩な訳です。
そこで継続させるために大切なのは、「やった後にご褒美を与える」ということ。
これはなんでもいいです。
買い物でも、旅行でも、好きな物を食べても。
基本的に人間は楽しい、気持ちいいと感じることしか、続けることが出来ます。
ご褒美を与えられるとは、楽しいと強制的に感じさせることなので、大変なことを続けるためには有効な手段になり得ます。
褒美のために続けていたら、なんだかトレーニングも楽しくなって来た。
そんな順序でも問題ないんです。
大切なのは、続けることで、楽しいことしか人間は続かないと言う脳の構造を考えたら、美は立派な手段となり得るでしょう。
実際にやってみた結果
んで。
実際に僕自身も上記の4つのテクニックを実践しています。
その上での実体験や感想を伝えていくと。
コンフォートゾーンに関しては、どうこうするよりも、中身を理解することが大切で、具体的なテクニックとはちょっと離れる部分がある。
(それでも大切過ぎる概念なので、解説したわけですが)
ステップ化する
その上で具体的にやるべき事を明確にすることが大切だと言うふうに解説して来ました。
この具体的にやるべき事を決める上で、かなり役に立つのがステップ化すると言うテクニックです。
ステップ化と言うのがどう言うのかというと。
やるべき事をさらに分解して、階段のように一段一段細かく作業化するのが、ステップ化になります。
これは僕自身がやるべき事を明確化させるために、よく使うテクニックです。
具体的な例を出すとすると、例えば、ネットビジネスで稼ぐという目標を決めたとする。
そこで、ネットビジネスの中でも安定性の高いブログをやると決める。
ブログで稼ぐために、大切なのは発信するジャンルを決め、ターゲットが集まる記事を書く。
そしてアクセスで集まったユーザーに対して、商品を紹介していく。
そんな流れが出来上がります。
これをステップ化させると、
- ジャンルを決める
- 記事を書く
- セールスをする
こんな感じで細かく作業をステップ化出来るわけです。
そして、ステップ化してしまえば、具体的にやるべきことが明確になるので、僕は今でもよく活用していますね。
イフゼンルール
もう一つ「やる時間を決める」と言うことを紹介しましたが、これの心理学のテクニックに応用するとイフゼンルールというものが存在します。
僕はこのイフゼンルールを多用しています。
イフゼンルールがどう言うものかと言うと、イフゼンルールとは、「〇〇したら〇〇をする」ということを一連のルール化する、と言うものです。
例えば、朝起きたら、まず散歩に行く。
家に帰って来たら、手を洗う。
21時になったら副業を開始する。
こうした一連のルール化がイフゼンルールですが、たったこれだけでかなりの行動を促す効果があるとされています。
ぶっちゃけ、そんな簡単なことで効果あんのかよって思いましたが、めちゃくちゃ効果があります。
事実、数々の研究で証明されている効果で、習慣化させる上で最も強力な心理学のテクニックの一つだと評されています。
なので僕はこのイフゼンルールをやる時間を決める以外にも多く応用していますね。
まとめ
最初の一歩を踏み出すために、科学的に有効な4つの手段
- 小さなことからやる
- 具体的にやることを決める
- やる時間を決める
- やった後に褒美を考える
何かトライするときには、本当に最初の一歩が肝心です。
「その時は辛かったけど、乗り越えたら楽しかった」
学生時代ってこんな感じだと思います。
つまり、大変だけど、やってみたら楽しい。ってことが必ず待っています。
でなければ、そもそもあなたが取り組みたいと思うはずもありませんし。
最初は辛いけど、後になって「本当の楽しさを知る」
これはダイエットも、勉強も、インプットも同じです。
その本当の楽しさを知るために、最初の一歩が肝心なんです。
ぜひ、「面倒だ」という感情に負けず、打ち勝って理想のゴールにたどり着けるように応援しています。