多くの人は、「習慣化」することの力って言うのは、知っていると思います。
習慣化した物が、今の全ての自分を形成している、と言っても過言じゃありません。
例えば、学歴。
ボクの場合、学生時代全く勉強して来ませんでした。
その上、家庭上の都合とは言え、大学は中退。
「コレまでの経歴」を記す履歴書にはボクは書く物がありません。
(そもそも履歴書とは、就職するときに自分の経歴を会社に記す物なので、今となっては不必要な物となりましたが)
まあでも、コレまでの経歴(=習慣)を相手に知ってもらう事が、「履歴書」な訳ですね。
一方で、私生活の習慣を履歴書(=姿形あるもの)にしたものが「今のあなたの肉体」です。
食べる物が身体の元になっていき、習慣として動いて来た身体が、これまでの歴史を表している訳です。
だからアメリカなんかでは、「太っている」=体重の自己管理が出来ていない。なんて判断が下される文化がある訳です。
要するに、習慣化された物が、今の自分の全てを形成している。ということ。
そう考えると、いい習慣を身につける事が出来れば、自ずと成功出来るということ。
例えば、ランニングなどの運動をする事が習慣となっていれば、何も意識せずとも「太って行く事」は無い訳で、勉強する事、インプットすることが習慣となっていれば、意識せずとも、スキルアップ出来ている訳です。
だから成功=どんな習慣を身につけているか。
そんな風に言い換える事も出来る訳ですね。
でも多くの人が「習慣化」することの大事さは知っているけど、これまで根付いた習慣から、新しい習慣を身につける事が出来ない。
そう挫折してしまう人が大半です。
そこで今回は、ボクなりの習慣化させる方法をお伝えしようかなと。
ガリガリで動くことが大嫌いなボクが、筋トレを習慣化させた方法
今でこそ、筋力トレーニングはボクの趣味となり、1つの習慣になった訳ですが、始めから筋トレが好きだった訳でも、楽しかった訳でもありませんでした。
どちらかと言うと、「キツいトレーニングなんてするのって、ドM以外にやるやついんのかな?」なんて思っていました。
でも学生時代は、超が付くほどのガリガリ。
身体が細い事がコンプレックスでしかありませんでした。
学生時代に女子からは、よく「○○君細いねぇ〜」なんて男に向かって「褒め言葉」の様に飛ばす訳ですが、あれって褒め言葉でもなんでも無い。
「ガリガリで頼りないよね」って裏返しにしか聞こえないのが、ガリガリ男子の心の声だと思います。
だからボクは「そんなガリガリな自分」がイヤでイヤで仕方なく、筋トレを開始したのでした。
始めた当初は、確かに億劫。
新しく始めた習慣なので、当然「習慣化」しておらず、ジムに向かうのも億劫でした。
トレーニングはキツいし、重い物をあげるのは大変だし。
次の日は筋肉痛で、動けないほどしんどいし。
でも、このままのガリガリな自分もイヤだ。
そんな気持ちで渋々、向かっていました。
ジムへ行く前、鞭を打ちながら向かう日々が続いて行く。
でも、それでも無理して通う。
そんな日々が1ヶ月ほど続いた時段々と体つきが変わってくる自分に出会えた気がしました。
多分傍目に見たら、身体の変化なんか無かったと思います。
たかだか1ヶ月ぐらいの出来事ですから。
それでも学生時代ボクはボク自身を十何年やってきているので、自分の変化は一番分かるつもり。
多少の変化でも、「あれ?変わったかも?」と思えたんです。
多分ことのときからです。「ホントに、徐々にトレーニングが楽しくなった」のは。
少し成功体験を積むと不思議と苦と思わなくなって行った
このときから、「独学ではダメなんだ」と知り、色々とトレーニングの知識やトレーニング方法を勉強しはじめました。
すると、ボクの盲点だった、「トレーニングと同様に食事が大切」ということに気付きます。
多分「ひたすらにジムに行けば良い」と一人勝手に思っていれば、絶対に気付けない価値観でした。
そこからトレーニングと並行して、食事を一杯取るようになり、頑張ってアルバイトして、
プロテインを買って、たんぱく質を摂取するようになりました。
(ジムも市営の安いジムでした。)
このプロテイン。
当時のプロテインは、死ぬほどまずいものしかなく、飲むのはひたすらにキツい。
「でもトレーニングだから」と、我慢して飲むようにしていました。
この「食事」と「トレーニング」を両面から続けて行くと、身体に劇的な変化が訪れるようになりました。
その証拠に、周りからも「あれ?筋肉付いて来た?」と言われるようになり、自分でも実感出来るほど、筋トレの成果が出るようになっていました。
あれほど嫌いだったプロテインも、「我慢して飲む」って言う感覚から、「筋肉を増やすチャンスだ」という感覚に変わって行ったんです。
味とか不味さとかは、一切気にならなくなって、「不味い→チャンス」と、価値観がゴロっと変わった瞬間でした。
こうしてボクは嫌々始めていた筋トレを、見事「習慣化」することに成功したのでした。
今ではトレーニングする事は全く苦じゃないし、むしろ趣味の1つとして、めちゃくちゃ楽しい時間に変わっています。
また「ガリガリだった自分がキライ」が理由で始めた訳ですが、当時、身長:181cm
体重:60kgだったのに対して、1年ほどで、身長181cm体重75kgこれまで増やす事ができました。
ちなみにこれから大分時は立ち、今はまさに増量期なので、体重は84kgぐらいですが、これからガッツリ絞って行く減量期に入ろうと思ってます。
もう今では学生時代の身体の面影は一切無いと思います。
(ガリガリだったことを言うと驚かれます。)
この自分の筋トレ履歴を振り返ってみると、習慣化するために3つの要素が大切だったなと、振り返ってみて思います。
習慣化を成功させる3つの絶対法則
まず1つ目は、小さくても良いから、自分しか気づけなくていいから「成長を感じられた」と言う点。
周りの目なんてどうだっていいんです。
だって自分の事は、自分が一番知っているから。
筋トレを習慣化させたボクが、一番始めに感じた「成長」も多分端から見れば、全然成長ではなかったでしょう。
ちょっと二の腕がポッコリ膨らむようになった。とか。その辺のレベルだと思います。
でも、それでも、「自分に取っては大きな変化だった」
それを感じられたからこそ、習慣化に向けて、「頑張ろう」って気になれたと思うんです。
確かに一番最初は大きな成長は無いかもしれない。
でも大切なのは、「自分を一番知っている自分が、成長を感じられる」と言う点。
ここを感じられたから、一般的に3日坊主が多いと言われるトレーニングを習慣化させる事が出来たんだと思います。
堕落した習慣を壊せたこと
そして2つ目は、「チャンスだと思えた事」
これはプロテインを飲む際。
今までは「不味い、イヤだ」と言う価値観だった。
でも、筋トレが成長する仕組みを知り、たんぱく質を吸収するときこそ筋肉が成長する。
それを知った途端に、これまで不味くてイヤだった、プロテインが「チャンスだ」という
価値観にゴロッと変わった訳でした。
多分イヤイヤのまま続けていても成長は無かったし、その先にある習慣化にも程遠かったでしょう。
コレまでの価値観(=だらけた自分の価値観)を捨てられた。
というのは本当に大きな瞬間だったと思います。
むしろ今は、「ゴールデンタイムを逃す。早く飲まないと!」というレベルです。
成し遂げたいと思う動機
そして最後は、「初めた動機が本気だった」ということ。
多分これが一番、習慣化できた要素の中で大きな割合を占めると思います。
「いいじゃんスマートで」
「スラッとしてていいよ」
そんな風に言われる学生時代でしたが、ボクは本当にガリガリなのがイヤだった。
本当にコンプレックスで、自分の細すぎる腕を見るだけで、ショックを受けていた。
この時「本気で変わりたい」って思った。
本気でガリガリな自分を辞めたい。
そう心の底から思いました。
多分「イヤだなぁ〜」ぐらいの軽い気持ちだったら、キツいトレーニングを前に諦めていたと思います。
「今日はいっか」って、億劫なジムの前の時間にゴロゴロすることを選択したと思います。
でもボクは本気でイヤだった。
絶対にイヤだった。
だから色んな欲求を押さえて、乗り越えられたんだと思います。
「初める動機」
これが習慣化するまでの強力なエネルギーになってくれる事は間違いありません。
終わりに
一度習慣化した今では、当時は考えられなかったあれほどキライなトレーニングも何ら苦は無く、むしろ次の日のトレーニングを想像するぐらい、楽しい趣味になっています。
また周りからも「マッチョだね」と言われ慣れるようになったり、ガリガリがコンプレックスだったことが懐かしく感じられるようになりました。
(まだまだ未熟ですが。)
でも、あのとき頑張って習慣化させてよかった。
本当にそう思います。
なぜなら、【一生の趣味を見つけられたから】
そんなボクに取って一生の趣味レベルである筋トレを習慣化できた大きなポイントは3つでした。
それでは。