今日も以前からもらっていた読者さんからの質問に答えていこうと思います。
その質問というのが、「ブログで収益を出そうと考えているのですが、集客する際に文章を上手く描くことができず悩んでいます。」
と言う質問でした。
2つのベクトルに分けて考える
まずこの質問に答えていくときに、明確にしなければいけないポイントが「集客する際の文章」って言うところなんですよね。
というのも、集客する際の文章と一括りにしても、2つのベクトルが考えられるからです。
集客する際の文章っていうのは、ただ単に「アクセス」を呼び込むための文章の構成に悩んでいるのか。
それとも、「アクセスをリスト化」するための文章構成に悩んでいるのか。
この2つのベクトルで考えられます。
だから一色単に「集客する際の文章」っていう言葉では細かく判断できないんですよね。
具体的には、「アクセスを呼び込むための文章の構成」という場合であれば、「ブログ記事」ということになりますし
「アクセスをリスト化するための文章構成」という場合であれば、「ランディングページ(固定ページ)」ということになります。
なので、同じ「集客するための文章」と一色単にいったとしても、全くもって別物になってしまう。
ここをまず明確にしなければ、適切なアンサーってできないんですね。
もし仮に、このどちらかということを後日にでも指摘していただければ、具体的なアドバイスができるので、質問してくれたeさんがみてたら返事ください。
その上で。
どちらにも対応できるようなアドバイスをさせていただければなと。
アクセスを呼び込むための文章
まず、「アクセスを呼び込むための文章の構成」この場合を考えてみると、2つの要素が考えられます。
1つがブログ記事において、ランディングページの優位性を伝えるためのもの。
もう1つがアクセスを優先して、ランディングページの優位性を伝えないもの。
この2つです。
ブログというのは、1つのゴールに向かって、行うもの。
「集客」という部分にランディングページを設置している場合、「ランディングページへの誘導からリスト化」が一番の目的となり、ゴールになります。
だから、多くの人はブログの記事の文章構成をする際にランディングページの優位性を伝えます。
例えるなら、 「ブログ記事の文章の構成の仕方は2つのパターンがあります。その方法を知りたいのであれば、下記より登録して、その先でお教えしようと思います。」
こんな感じ。
でもこれの問題点っていうのは、「ランディングページとしての優位性」は伝えられているものの、「記事としての価値」は一切伝えられてないことになります。
つまり、ランディングページに誘導するためには役に立ってはいるが、本来の目的であるブログ記事としての目的は果たしていない。
ということ。
この記事の場合、「文章構成の2つのパターン」を知りたいと思ってブログに訪れているわけですからね。
これがもし「集客ための文章」として悩んでるパターンだったとするのなら、解決方法は1つで、「ランディングページへの優位性」は一切捨てることです。
つまり、ブログ記事において、「ランディングページを匂わせること」は一切しないということです。
先ほどの例で言えば、
「ブログ記事の文章の構成の仕方は2つのパターンがあります。その方法を知りたいのであれば、下記より登録して、その先でお教えしようと思います。」
こういった文章があるとすると、このブログの中で「2つのパターン」の全てを解説する。
「その先で教える」のではなく、今この場で教えてしまう。
要するに、「ランディングページの優位性」を捨ててしまうということです。
これは、「何が目的なのか?」明確にすると答えは見えてきます。
どういうことかというと、当然リストマーケティングをマネタイズのゴールに据えている場合、ブログの目的は「ランディングページへのアクセス」ということになります。
リストマーケティングの場合、新規リスト数が売り上げに影響するからこそ、ブログのPV数やアクセス数ではなく、「どれぐらいリスト化できたか?」がポイントになるからです。
当然このブログにおいては、リスト化がブログのゴールになるわけですが、「リスト化する」
という目的を達成するものは何か?というと「ランディングページ」に他なりません。
要するに、「ブログ記事」というのは、リスト化の目的を果たすための役割は担っていないということなんです。
ブログにおいてそれぞれのパーツには、それぞれの役割が存在します。
- ランディングページはリスト化という役割。
- 誘導URLはランディングページへの誘導率を高める役割。
- ブログ記事はアクセス数を上げる役割。
そしてそれぞれの役割において大切なのは、これは僕が運営しているコミニュティでも伝えていますが、「それ以上でも以下でもない」ということ。
- ランディングページはリスト化という「ためだけの」役割。
- 誘導URLはランディングページへの誘導率を高める「ためだけの」役割。
- ブログ記事はアクセス数を上げる「ためだけの」役割。
ここを忘れてはいけません。
それぞれの目的に「介入」してはいけないんです。
そうしないと、正確な「登録率」「誘導率」「アクセス数」が見えてこなくなり、適切な改善が測れないからです。
だから大切になってくるのは、集客においての文章という意味でブログ記事を指すのであれば、ブログ記事の目的を明確にするとわかりやすくなり、そのブログ記事の目的というのは、紛れもなく「アクセス」を増やすためのものになります。
そのため、「ブログ記事の文章の構成の仕方は2つのパターンがあります。その方法を知りたいのであれば、下記より登録して、その先でお教えしようと思います。」
というように、せせこましい内容を文章にするのではなく、「ブログ記事内」で全て伝えることが大切になってくるということ。
つまりは「ランディングページの優位性」を考える必要は一切ないということなんです。
この質問にあった「集客するための文章として、どこまで伝えていいんだろう?」
そう悩んでいる場合は、「全て伝えきる」これが答えになる。ということですね。
なぜなら、ブログ記事の場合の目的は「アクセスを集める」ということであり、「それ以上でも以下でもない」からです。
もし仮にもっと初心者的な「何を書いていいかわからない」というケースだった場合、
「ブログの文章をたった2ステップで向上させる記事の書き方とは?」
この記事を参考にしてみてください。
アクセスをリスト化するための文章構成
その次に考えられる「集客のための文章」はアクセスをリスト化するための文章構成です。
いわゆるランディングページにおける文章の書き方。
この「アクセスをリスト化するための文章構成」をよくしていくためには、まずランディングページの構成パーツを見直す必要があります。
僕はこのランディングページを作っていく際に、「どんなランディングページが存在するのか?」という観点から、いろんな人のランディングページを見まくりました。
多分100人ぐらいの人のランディングページを見たと思います。
その中で、気づいたことは多くの「共通点」が見つかったということでした。
つまり、ランディングページには「型」が存在することに気づいたんです。
アクセスをリスト化するための文章構成に難点がある場合、この「型」に沿って作っているか?を見比べていくことが、改善の大きなポイントになるかと思いますので紹介しておきます。
- ヘッダー
- 実績
- ベネフィット
- 特典
- 追伸
おおよそアクセスをリスト化するための文章構成というのはこの構成になっていることが、100人ぐらいのランディングページを見比べたことでわかっていきました。
まず登録率が悪いということであれば、この構成通りに作成できているのかを確認することが第一歩になります。
その上で。
次に大切になるのが「なぜこの構成なのか?」を知ること。
その本質を理解して、自分の文章で語ることによって初めてランディングページの意味をなしてきます。
なので、なぜランディングページは共通してこの構成が多いのか?を解説していくと。
誰しもが聞いたことあるかもしれません。
「3つのNOT」という言葉を。
シンプルに言えば、この5つの構成こそが3つのNOTを乗り越えるために構成された型だからこそ、皆が共通していたわけです。
その3つのNOTを知らないかたのために改めて説明しておくと、3つのNOTとは
- 見ない
- 信じない
- 行動しない
これらが3つのNOTだと言われています。
そして重要なのは、これらを乗り越えるために、ランディングページを構成する必要があり、3つのNOTは順番通りであるということ。
つまり、「見ない」を乗り越えることが一番はじめに必要で、その次に「信じない」。最後に「行動しない」という壁を乗り越えるという順番に構成するのがランディングページだということ。
この3つのNOTの順番が入れ違いになってはいけないということなんです。
その上で先ほどのランディングページに必要な構成の型を見ていくと、「なぜそのパーツが必要なのか?」が見えてくる。
- ヘッダー
↓
- 「見ない」の払拭
- 実績
↓
- 「信じない」の払拭
- ベネフィット
- 特典
- 追伸
↓
- 「行動しない」の払拭
なぜこれらの型が多くの人たちのランディングページに共通していたのかというと、それが自然に「ランディングページからの登録」という目的を達成するために必要なものだったから。
そしてそれぞれのパーツが「見ない、信じない、行動しない」という皆が必然的に抱く心理障壁を取り除く役割を果たしていたから。
だからこそ、バラバラな人たちを見ていたはずなのに、この5つのパーツが共通していたわけです。
これこそが、100人を紐解いていってランディングページを分析した時に見えた答えでした。
つまり、集客するための文章ということで「アクセスをリスト化するための文章構成」がうまくいかないという場合。
まずは「3つのNOTを乗り越えるためのパーツが用意されているか?」
ここを確かめる。
その上で「どのポイントでNOTが克服できていないかABテストする」
この2つが大切になってくると思います。
そもそも見られていない。
ということであれば、その役割を担っているのは「ヘッダー」だからこそ、ヘッダー部分に穴があることになります。
ですから、ヘッダーを入れ替えテストし登録率を算出したり、というように3つのNOTのうちどこに穴があるのかを見極めていくことが「アクセスをリスト化するための文章構成」において大切なことだということです。
まとめ
「アクセスを呼び込むための文章の構成」にするためには。
→全て伝えきる。ランディングページへの誘導は一切考えない。
「アクセスをリスト化するための文章構成」にするためには。
→型を知り、穴を探し、改善する。
これらがまとめですね。
ぜひ頑張ってください。