先日読者さんから「私は文章を書くのが苦手なのでブログは向かないと思います」
そんな意見をもらいました。
なるほど。
確かにブログとは文章を書くことが仕事みたいなもんですから、文章が苦手だからブログは向かないというのは一理あるのでしょう。
ただ、この方が勘違いしているのは「ブログの文章がうまい=誰にもかけない文章だ」と勘違いしてしまっていることです。
ブログの上手い文章とは
ブログの文章が上手いってことは、特別なスキルでは全くなく、どんな初心者でも「上手いブログの文章とは?」ってことがわかれば、誰でも文章力を向上させることはできます。
なぜなら、「そもそもレベルが高い専門用語を並べ、誰にもかけない文章を書いたところで、理解できる人がほとんどいない」からです。
つまり、ブログの文章とは、相手に理解してもらえて初めてブログとして読まれる記事になり得ます。
だから、文章がうまくある必要ってほとんどないんですよね。
そして文章がうまくあるってことが「記事を書くのが上手」ってことともまた異なります。
だって、そもそも相手に理解してもらえなければ、話にならず、「相手に伝える」ことができて初めて、「ブログ記事として有益な情報を届けられる」わけですから。
例えば、アメリカ人を目の前にして、ペラペラ英語を話されたとして。
そのアメリカ人がめちゃくちゃ為になる知識を言われたとしても、理解できなかったらなんら有益な情報になり得ません。
ですから、ブログの文章とは、まず第一に「相手に分かりやすい文章である」ということが大前提にくるんです。
「相手に分かりやすい文章」と聞くと、なんらハードルが高いことではないことがわかると思いますし、現にセールスの世界では「小学生にも理解できるように伝えること」を重視されます。
iphoneを発売した時のスティーブ・ジョブズのプレゼンなんかは、僕ら日本人でも理解できるような内容で、ものすごくシンプルで分かりやすいプレゼンです。
「誰でも理解できる」
だからこそ全世界、地球上で一番売れた商品がiphoneなんですよね。
ですので、まずこの方に理解して欲しいのは、「文章がうまい=誰でも理解できるような文章」だと言うことを理解して欲しいなと思います。
まずは、そっから。
分かりやすい文章を書く為には
では続いて、うまい文章とは誰でも理解できる文章である。
そんなことを理解してもらったなら、次に抱く疑問が「分かりやすい文章をどうすれば書くことができるのか?」ということです。
これは実はものすごく簡単で、結論から伝えると「友達と話している時のように伝える」ことが一番分かりやすく文章を伝える方法です。
「ちょっと何言ってるかわからない笑(サンドウィッチマン風)」
そんなことを真顔で友人に指摘されたことがない限り、普通の人は相手に理解してもらえる話し方ができているはず。
「そのコップとって!」と言ってコップをとってもらえたなら、きちんと相手に伝わっている証拠です。
ですから、ほとんどの人が友達と話すときは、分かりやすい説明と言葉で伝えることができているんですよね。
ただ、実際にキーボードを前にして、ブログ記事を書こうとなると、なんか不自然になってしまう。
普段できているのに、文字になると、少し濁ってしまう。
だから、ややこしい文章になってしまうわけです。
そうやって文章だから片意地貼るのではなく、あくまでリラックスして友達に伝えるようにそのまま文章にすれば、なんら問題ないんです。
ブログの記事というのは、大学の論文のように真面目に書かなければいけないわけではなく。
そして、学校の作文の時のように文法をきちんと書かなければいけないわけでもなく。
あくまで自由帳に描くかのように「自由に書いていい」んです。
それはあたかも、友人に対して「昨日見た映画を熱弁」するように。
「友達と話しているように書く」
これが「分かりやすい文章を書く」ための最大の秘訣です。
文章力を向上させる為にやるべき2つのポイント
ここまで読んでいただければ、うまい文章とは誰でも理解できる分かりやすい文章であり、分かりやすい文章とは「友達と話している時」のように、普段は何気なくできていることである。
そんなことが理解いただけたかと思います。
つまり、文章力を向上させる為に大切なポイントは2つあって。
1:分かりやすい言葉で言語化する
2:頭の中の解釈を他の人とは違った視点で書く
この2つが文章力を向上させる2つのポイントです。
分かりやすい言葉で言語化する
要するに、人に何かを伝える時、頭で思ったことを口にすれば「はなす」ということになる。
英語で言えば「スピーク」です。
逆に頭で思ったことを書けば「文字」になる。
英語で言えば「ライティング」です。
人に伝える手段が「言葉」か「文字」か。
この違いでしかありません。
そのどちらでも目的は同じで「相手に理解してもらうこと」ですので、「分かりやすい言葉で伝える」ことが大切になってくる。
その能力を、ライティングスキルで言い換えると「言語化する力」ということになります。
ですから、文章力を向上させるための1つ目のポイントは「分かりやすい言葉で言語化すること」
このようになるわけです。
頭の中の解釈を他の人とは違った視点で書く
文章力を向上させる1つ目は「分かりやすい言葉で言語化する」でした。
その次に文章力を上げる上で大切になるのは、「頭の中の解釈を他の人とは違った視点で書く」ということです。
前出しましたが、頭で描いたことを口にすれば「はなす」になるし、頭で描いたことを文字にすれば「書く」ということになります。
ここまでくれば、「面白い文章とは一体何か?」がわかってきます。
そうです。
面白い文章とはアウトプットとなった「話す」「書く」の前段階である「解釈」が他の人とは違うから「面白い」と感じるのです。
例えば昨日もののけ姫見たけど「面白かった」
この一言だけ言われても、あれだけ大ヒットした映画ですから、「楽しい」という一言では、他の人と同じ解釈です。
これではつまらない。
一方であれだけ大ヒットしたもののけ姫なのに「全然面白くなかった」と言われれば、「え?なんで?」とその映画を見た解釈を聴きたくなる。
これはもちろん「誰かを避難しろ」ってことではなくって、「他の人とは違う意見」だから面白いと感じるってことの1つの例えです。
要するに「大多数とは違う少数派」の意見だから、面白いと感じる。
ホリエモンやひろゆきが注目を集める理由もそれです。
まずはじめに「思ったことを言語化する」力を身につける。
その思ったことを自由に言語化する力が身についたのなら、「思ったこと」といういわば「ネタ=解釈」を面白くしていく。
だからこの2つのステップがうまい文章を書く為に大切な2つのステップなんです。
まとめ
- うまい文章とは、分かりやすい文章である
- 分かりやすい文章とは、誰しもが日常で話している会話である
文章力向上する2つのステップ
- 分かりやすい言葉で言語化する
- 頭の中の解釈を他の人とは違った視点で書く
僕自身もおかげさまで「文章うまいですね」「ライティング上手ですね」とよく言われるようになりました。
じゃあ、文章力を向上させる為に、ライティング系の本を読み尽くしたか?って言われると全然そうではなく、ただひたすらに「どうやった分かりやすく伝えられるかな?」ということを意識して書いてきた結果、文章力が上がっていったのでした。
だから、特別なことを勉強していたわけでもありません。
「書いて読み返す」「書いて読み返す」
ただこれだけでも文章力は飛躍的に向上します。
全く難しいことでは一切なく、「普通のことを普通にやる」これこそがブログの文章を上手く書く秘訣なんだと思います。
ぜひ、頑張って書きまくって見てください。