あくせくと副業に必至に取りかかってみると、ふと疲れるときが来る。
モチベーションが上がらず、「結局何のためにやっているんだろうと」ふと我に帰る。
そこで色々とモチベーションの回復法や、疲れの取り方を調べてみても、結局行き着くのは「精神論」
要は自己啓発のところに行き着く結果となる。
別に自己啓発を否定している訳じゃなくて、どの自己啓発も結局「行動すること」
この1点が到着点なのは全て同じ。
行動することは、だれもが大切と知っている。けど、疲れているから動かないんだ。
それが多くの副業生活で疲れている人の心の声だと思う。
そんな副業生活で、少し憤りを感じている人に、ちょっと目を止めてみて欲しい。
他の人よりも何倍も頑張っているよ。副業プレイヤーは。
やる気がなくなったときの改善法。
毎日活力に溢れてモチベーションがみなぎる方法7選。
そんな方法論が、ネットにはよく並びます。
確かに、そんな方法で疲れ切った精神が癒されることがあることも、少なからずあるかもしれない。
ただ結局皆が言いたいことはたった一つで「クヨクヨしていないで行動しなよ」
そんな皆同じことを言っていることに気付きます。
でも本当に疲れ切っている人、目標を見失った人に、行動しなよと言う言葉は、重く辛くのしかかる。
重くのしかかった言葉の重圧から、「よし!頑張ろう!」と行動できるメンタルが強靭な人はそんなに多く無い。
そう思います。
分かって入るけど、行動できない。
これは決して自分が弱いからとかではなく、人間だからこそ感情があり、正論だけでは動けないときも多々ある。
そう思って普通なんだと思います。
やらなきゃ行けないことと、やりたいこととの2つがあったとき。
本業を兼ねて副業に取り組んでいるのなら、本業こそがやらなきゃ行けないこと。
そして副業はやりたいことに該当する。
副業なら尚更で、「やらなくてはいけないこと」はきちんとやった上で、その後の時間を使い副業に取り組んでいるのなら、より疲れるのは決まっている。
甘えではなく、他の人よりも圧倒的に頑張っているのが、副業プレイヤー。
そう思います。
だって、小学生で言えば、皆行かなければ行けない学校はきちんと通った上で、行く必要もない塾で、精一杯頑張っているのだから。
それは疲れるのも当たり前な話だし、「なんで自分だけこんなに頑張っているんだろう」
そう思い、疲れるのも無理のない話。
社会人としての未来に希望はみれなかった
もしかして自分だけ?年収コンプレックスで婚活しない人の割合と理由とは?
コチラの記事で細かく、年齢別の年収を調べてみたり、年代別の年収を調べてみたけれど、よく見てみると、高度経済成長期から年々給料は下がって来ています。
「バブルの頃はよかった」「みな羽振りがよかった」
そう口を揃えて皆は言うけれど、実を言うと、高度経済成長期からずっと年々サラリーマンの給料は右肩下がり。
50年以上続いている、この不景気とも言える給料減の現象が、この先一気に右肩で上がって行くとは到底思えない。
一時期の経済政策で行なったアベノミクスなんてのも、輸出関連企業が盛り上がったとよくニュースで取り上げていたけど、肝心なボクたちの財布が潤うことはなかった。
結局、国や政策に頼ることよりも、「自分自身で稼ぐ方が早い」「自分自身で稼ぐ力を身につけた方が、自分の身を守ることに繋がる」
そう思ったきっかけでした。
またボクがサラリーマン時代の上司の話は、反対を押し切ってでも副業はしておけと、あのときのボクに伝えたいこの記事で伝えた通り、当時20代のボクと何倍も年上の上司とが同じ給料だった。
そのとき、まさに将来の自分を見据えた気がした。
なんとなく自分の限界が見えたというか、その先の未来が暗いことが分かりました。
上がることない給料。下がることない労働時間。増えない自分の時間。減らない社会へのグチ。
あなたも色んな理由があって、副業に取り組んできたと思います。
ボクも同じでした。
これだけで、副業生活に疲れたあなたを癒すことはできないけれど、「原点に立ち返る」と言う意味で、なぜ副業を始めたのか。
今一度想い出してほしい。
ボクは何度か立ち止まったとき、原点を想い出したことで、一気に疲れが吹き飛んだ経験があるから。
ボクは疲れた時こそ、未来をよくみてた
ブラック企業の副業から独立した身。
でもその間には数々の困難がありました。
もちろん辞めようと思ったこともあるし、アルバイトよりも低い時給の中で、活動していたこともありました。
でも、ボクが辞められなかったのは、根強く未来を信じたから。
これこそ、カンタンな言葉になってしまって申し訳ないんだけど、「未来を根強くイメージした」
ことがボクを突き進めてくれた原動力でした。
当初せどりという副業から始めた。
安く買って来て、高く売るという転売ビジネス。
でも、なかなか安く買えるもので、高く売れるものが見つからない。
そんな日が続いたときは、結構心が折れそうになった。
ネットの副業をみていると、「たった○ヶ月で100万円」
そんな文言がよく並ぶから、その○ヶ月を過ぎて行くと、「自分には才能がないんだ」と、自己嫌悪によく陥りました。
でも、反対に、その「たった○ヶ月で100万円」稼いだ人が本当に居るとして、その人に出来て自分に出来ないはずはない。
そう思う自分も居ました。
少し上手くいったときも、全く上手くいかなかったときも、100万円なんて大金はいらないから「月20万円でも稼げたらどうしよう」
これをずっと妄想してた。
当時のサラリーマンの給料は18万円。
しかもこれは、12時間以上働いた末での給料。明らかにブラック企業だった。
でもそれと同等、いやそれ以上の副収入が入って来たら、この会社からもオサラバ出来るんじゃないか?
とやかく言われている上司にも、「いつでも辞めてやる精神」を持っていれば、犯行出来るんじゃないか?
雇われているんじゃなくて、「働いてやっている」そんな感覚になるんじゃないか?もう少し心に余裕が生まれるんじゃないか?
でも最終的には、こんな会社辞めてやる。
そんなことを、まだ稼げても居ないのに、副業でぼろぼろに疲れているのに、「稼げたときの妄想」は辞めませんでした。
でも、不思議かな。
この全てが現実となりました。
月20万円程度でいい、そんな予想とは裏腹に、今では当時のサラリーマンの4倍ほどの金額を稼げるようにまでなったし、それもブラック企業で働いているときの時間の「何分の1だろう」と思える時間で。
現に会社は退職しました。
願えば叶う。これだけ稼げる。羨ましいだろう。
そんなキレイごとをいうつもりはサラサラない。
ボクの行った通り、未来をイメージしても、上手くいく行かないは分からないし、特に保証もない。
でも、副業って、そんな可能性があるのは間違いない話です。
サラリーマン生活で、今の給料を倍にすることがどれほど大変なことか。
いや、月5万円増やすことがどれだけ時間のかかることか。
サラリーマンや会社員を経験している人なら、想像に難しく無いと思います。
しかし、副業ならそれが数ヶ月、いや早い人で1ヶ月でも出来る人は居る。
もちろん、早い人遅い人、それぞれ個性はあるけど、「可能性はだれにだってある」ことに間違いはない。
「自分で稼ぐ力」
これを養うには、間違いなく自分でビジネスをすることでしか上達しない。
そしてそれは本業の合間の副業で取りかかるのが一番リスクが少ない方法です。
なぜ副業をやろうと思ったのか。
副業から成し得たいことはなんだろうか。
これを今一度想い出してみることが、ボクの中で副業生活の疲れを一気に吹き飛ばしてくれるドーパミンになったことは間違いありませんでした。
諦めるのはまだ早いんじゃない?
そう思います。
1人で心苦しいのなら、メッセージ下さい。
何か言葉を贈れたら。そう思います。
未来に希望を持てたらプロセスをイメージする
もう少し科学的な話をすると、プロセスビジュアライゼーションという心理テクニックが存在します。
このプロセスビジュアライゼーションは、数々の論文の中で効果が確認されていて。
モチベーションはやり遂げる力へ、一役買ってくれる心理テクニックとして知られています。
プロセスビジュアライゼーションとは
このプロセスビジュアライゼーションを簡単に説明すると、叶えたい未来を進んでいくときの「プロセス=過程」をイメージすることで、挫けづらくなるというもの。
これがプロセスビジュアライゼーションです。
例えば、副業としてせどりをやっているとする。
そうなると作業としては、仕入れて梱包して発送する、という一連の流れがありますよね。
この一連の流れをイメージするのが、プロセスビジュアライゼーションです。
理想と現実のギャップは、プロセスビジュアライゼーションで埋める
よく挫けそうになる人で多いのが、理想と現実のギャップで挫ける人が多くいます。未来(理想)をイメージすることは大事ですが、理想だけ抱いていても、現実とのギャップが広がっていくだけになってしまう。
プロセスビジュアライゼーションが優れているのは、理想と現実とのギャップを埋めてくれることにあります。
仕入れをしているところをイメージして、なかなかいい仕入れ商品が見つからない。
そう言ったとき、どうするか。
プロセスをイメージすると、こうしたトラブルももちろん見なくちゃいけない。
その上で、どう対応するかも事前に予想することが出来る。
またもっというと、プロセスをイメージすふと、副業のほとんどの作業が地味でコツコツした作業の繰り返しということが知れる。
まさに理想と現実とのギャップを埋められる訳です。
これらの効果から、よく言われるアファーメーションなどよりも、効果的とされているので、副業に挫けそうな時は、プロセスビジュアライゼーションをやってみるといいと思います。
終わりに
ボクはApple製品をよく使っています。
iPhone、iPod、Mac。
Apple製品じゃないけど、タブレットも。
便利だろう、便利だろう。
そう思い、用途毎に使い分けていたら、周りはデバイス端末だらけに。
そんなとき、ふと気がつく。
「あれ?増えたことで逆に不便じゃね?」と。
iPhoneもiPodも、音楽を聴くだけなら、iPhone一個で出来る。
タブレットも買ってみたけど、結局iPhoneで事足りる。
結局1つにまとめられるのをバラバラにしたことで、余計疲れるだけの結果となりました。
やかましいぜ!って。
これって、「色々なことをやらざるを得ない副業」の人にも同じことが言えるんだと思いました。
何から手をつけよう。何から始めよう。
そんな選択肢が多いからこそ、悩み疲れて、結局動けない。
選択肢が多いことはもちろんいいことだけど、多すぎるからこそ疲れるとは本末転倒。
もっとシンプルに見つめてみることで、楽に疲れが吹き飛ぶと思います。
(iPod売っちまおうかなぁ〜笑)