よく読者の方から頂く質問の中で、「自分に出来るか分からず不安です。私にも出来るでしょうか。」
そんな質問を頂きます。
ボクはネットを駆使して、低資金から起業するに至った訳ですが、おそらく副業とか、兼業とかで副収入を得たいけど、「ネットの知識も無いから自分に出来るか不安。」
その様に思って、質問して来てくれたんでしょう。
でもボクが思うのは、不安に思うのって、誰しもが感じるところであって、不安を解消することなんて出来ないってこと。
多分多くの人は「何かチャレンジする人は不安に思う気持ちを感じない」
または「不安に対する明確な解決方法を持っている」
そう思っているんだと思います。
でも決してそうじゃ無くて、ボクだって、誰だって何か新しいチャレンジをする場合は、失敗する確率がある訳で、失敗する確率が少しでもあるのなら、不安に感じます。
不安っていうのは、人間の防衛本能であって、誰しもが感じる感情です。
不安に思うことは自然なことで、そこで立ち止まるか、不安なままでも突き進むか。これがチャレンジする人と、諦めてしまう人の違いなんだと思います。
不安を感じない人なんていない
例えば、ボクがこのインターネットを活用して起業しようと思ったとき、もちろんネットの知識なんて皆無でした。
んで、1人でビジネスをやった経験も無いし、ビジネスを立ち上げる為に、少しのお金を使うのでさえ怖かった訳です。
仮に、不安を一切感じない人が、チャレンジできるとするのなら、ボクはチャレンジで機内側の人間で、立ち止まり進むことは出来なかったでしょう。
でもボクは、不安を感じなかった訳じゃなくって、不安を感じながらも突き進むことを選んだ、ということだけでした。
小額から始められると言っても、ビジネスですから多少は投資が必要です。
本当に初期の初期の頃は、わずか数百円の投資さえも「元が取れなかったらどうしよう」と不安に思った物でした。
月額サービスなんて怖くて手が出せた物じゃなくって、無料で申し込んで、無料の期間が終わるまえに、すぐさま解約するほどのチキンっぷり。
そんな状態のボクでさえ、今では副業が本業になって、様々なことに取り組んでチャレンジすることが出来ている訳です。
つまり、不安に対する解消方法を探すのじゃなく、不安を抱きながらも突き進めるように改善方法を探った方が、良いということだったと思います。
不安を抱きながらも突き進む為の改善方法
そんな失敗することが本当に不安だったボクですが、とある出来事がボクの「不安」との拭き合い方に大きな影響を与えてくれました。
それは友人たちと映画を見に行ったときのこと。
映画の上映時間がまで、間が空いてしまったので、ゲームセンターで時間をつぶすことに成りました。
何十年ぶりにゲームセンターにあるメダルゲームをやってみると、これが意外に面白い。
結構友人たちとのめり込んでいました。
ただボクの場合、損する=メダルが無くなるのを極端に怖がって、不安に思ってしまっていたので、ちまちまメダルを掛けて遊んでいたんです。
ちまちま、少ない枚数をかけてゲームをするもんだから、一向にメダルは増えて行きません。
1枚掛けて2枚増える。
3枚掛けて2枚損する。
ある歌の歌詞の中で「3歩進んで2歩下がる」
そんな歌詞が出て来ますが、ボクのメダルの増え方はまさにこの感じでした。
そしてある程度時間が経つと、ボクのメダルは無くなってしまったのでした。
ゲームセンターのなかで手持ち無沙汰になってしまったので、友人のそばに行きゲームをする姿を横で見ることにしました。
ボクが横でみている友人は、ある自動車関係の会社をやっている友人で、かなり成功している人物です。
その友人のメダルの数をみると「箱一杯に積んでいるコイン」が目に入って来ました。
どうやってゲームをしているんだろう?
そう思ったボクは、横で友人のプレイするメダルゲームをみていたんです。
すると、ボクのちまちまとした使い方ではなくって、かなりの枚数を「ドカッ」と使う強引なゲームの仕方でした。
その度胸の強さ。
それがメダルを多く持っていたい理由でした。
この時ボクは思ったんです。
「ちまちま進んでいても、得られる成果はちまちましたもの」
「大きな成功を得たいのなら、それなりのリスクを取ること」
「だから友人はコインをいっぱい持っているんだ。」
メダルゲームではありますが、仮に1枚掛けた状態で、倍率が10倍であっても、増えるのは9枚程度。
でもここぞというときに、100枚掛けていたのなら、1000枚に成って帰って来ます。
その差は、991枚の差。
もちろん、負ける確率が高いゲームで、ドバッと掛けることは危ないですが、それぐらいの心意気で不安と戦うことが大切なんだ。
そしてそれが、友人が自動車関係の会社で成功している1つの要因なんだ。
そう思いました。
ボクなりの不安解消方法
結局勝負事で、振り切れない人は、いずれ負けます。
損して得を取れ。
なんて言葉がありますが、損したくなくて恐れていれば、勝ちどきを見失い、必ず負けます。
ギャンブルの世界では、メンタルが命なんて言われますが、それは「冷静な判断ができない」ために起こります。
そして勝ちどきに勝負を仕掛けられない人は、大きく勝つことは出来ません。
「時には大胆であれ」
そんなことをこのゲームセンターでの出来事で感じたんですね。
確かに失敗するかもしれない。
けれど、最悪の状態を避けられているのであれば、失敗してもまたやり直せる。
逆に挑戦しなければ、絶対に勝ち得ない。
であるのなら、ボクは挑戦する方を選ぶ。
これがボクなりの不安の解消方法です。
それでも不安が消えず、不安を抱えながら突き進むことが出来ないのであれば、成功したい、チャレンジしたいと言う気持ちがないんだと思います。
それが自分自身の潜在的な判断だと思うので、すっぱり諦めてチャレンジしない方が、身の安全です。
ただ勘違いしないでほしいのは、何かにチャレンジしたり、トライする人は不安を全く感じないのではなく、不安との上手い付き合い方を熟知しているだけの話。
不安の明確な解消方法は、上手く付き合う方法を知るということ。
少し不安に思うから、「自分は向いていない」って言うことじゃありません。
「怖いし、上手くいくか分からないけど、頑張りたい」
そう思うのであれば、それは立派な勇気であり、不安の解消方法を熟知しているのと同じです。
やりたいことにむかって突き進んでみてください。
終わりに
「自分に出来るか分からず不安です。私にも出来るでしょうか。」
そんな質問を頂いた訳ですが、ボクなりの言葉をアドバイスとして渡すのであれば
「誰しもが皆初心者です。出来るか出来ないかではなくて、「やるかやらないか」で判断してみてはどうでしょうか」
そんな風に言うと思います。
怖ければ無理にやるもんじゃないし、やりたいならやれば良い。
各々自由だと思います。
でもいづれ皆、不安を持っています。
不安を抱きながら突き進めるか。これがポイントだと思いますね。