やる気があったのに、同僚に愚痴をいわれやる気をなくす。
飲み会や食事に行けば、常に上司への悪口が出る。
そんな職場環境にいる人も少なく無い。
ただ、間違いないのは、同僚しかり、上司しかり、愚痴や悪口などを自分の耳に入れては行けない。
これに間違いありません。
単に「気持ちよく無い」「気分が良く無い」
そういう意味の精神論で、「同僚からの愚痴を聞くな」といっている訳ではなく、1つの科学的根拠から「絶対にきいちゃいけない」といっている訳です。
悪口や愚痴。
これらには恐ろしい力と、負のオーラをまとっている。
実際に言葉は人を殺しもするし、人を助けもします。
そんな同僚や上司からの愚痴は絶対に耳に入れては行けない1つの理由と言葉がもたらす恐るべき力をお伝えします。
あなたに向かう、同僚や上司からの愚痴が止まればと紳士に願いながら。
サラリーマンの友人からの相談
昨日少し離れた場所にある、有名なラーメン屋に行きました、ちゃんこまです。
ぼくの好物はもっぱらの家系。
間違いなくこってりの、太麺が一番上手いと思ってる。
(家系発祥の横浜が近いからかな?)
でもそのラーメン屋で、久々に細麺の博多系ラーメンを食らいました。
うん。
これもまた悪く無い。
(てかうめぇ。笑)
ぼくは残念ながら、ラーメンとか食べ物をSNSに上げる習慣がなく、「写真なんか取る前に、熱々のままかっ食らえよ!!笑」
そう思ってるタチなので、写真や画像は見せたくても、見せれない。。。W
ただ上手かった。
ちょっと写真を撮っておけばと後悔。。
友人はお腹が減っておらず、無理矢理ついて来てもらったので、何も食べていなかったのですが、ぼくの食べている姿を見たあと、「俺も少し食べよぉ」と、餃子だけを頼んでました。
(なら、最初から頼めば良かったのに。笑)
頼むのが遅かったので、ぼくが食べ終わった後ぐらいに、餃子が出て来て、ラーメン屋で餃子だけ頼んだ2人組みたいになってました。笑
やっぱり決断、判断は、即座にするべきですね。笑
これは、経営者や個人でビジネスをやっているなら必須です。
迷っている瞬間に、チャンスは過ぎて行く。
日常から、すぐさま判断する癖をつけておく。
大切です。
まぁ彼は、普通のサラリーマンなので、日常生活で、特段自分で舵を切り物事を決定する機会があんまりないので、仕方ないと言えば仕方ないのですが。
んなことはさておき。
そんな彼から、「会社の同僚からの愚痴が凄い」
そう悩みを相談されました。
確かに、ぼくがサラリーマンのときも凄かった。
「この会社ヤバくね!?」
「社長うざくね?」
「仕事かったるくね?」
「サボろうよ」
そりゃキリを上げれば、同僚の愚痴の数々。
飲み会に行けば、上司の愚痴が飛び交い、会社の愚痴が飛び交い、まさに愚痴のオンパレード。
そんな彼に伝えたのは、「絶対にその環境にいては行けない」ということ。
愚痴や悪口がもたらす恐るべき力
もちろん、その意図は「無理に会社を辞めろ」っていう、促進ではありません。
彼自身、会社以外での収入がある訳でもないので、今すぐ辞める選択はリスキー。
副業やら、副収入があれば、全然環境は違って、会社を辞めたって良いですが、そうじゃないので、まずはそこから。
ただ、愚痴を垂れ流す同僚の近くにいることは、絶対に自分自身に良い影響を及ぼさない。
その為に、「その場にいては行けない」という意味です。
というのは、同僚の愚痴、いわゆる声っていうのは、ものすごい力を持っています。
例えば、「アイツ使えないよなぁ〜」
って同僚が発したとき、脳はだれが使えないと言われてるのかを察知することよりも、「使えないよなぁ〜」っていう言葉の単語をキャッチする様に出来ています。
仮に同僚の言いたい「アイツ」が自分じゃなかったとしても、自分のことかの様に、脳は単語をキャッチするんです。
だから声とか愚痴っていうのは、ものすごい力を持っているわけです。
「あの人の一言」に救われた。
そう、人を一瞬で、幸せにするパワーがあるのも言葉だし。
「あの一言で死のう」と思った。
そう、人を一瞬で、地獄へ突き落とすのも言葉です。
最近では、まだ若い学生がいじめで命を落とす人が多いですが、いじめをしていた犯人に、致命的にいわれた「一言」をきっかけに命を絶った。
そんな被害者も少なく無いはず。
だから、自分の耳に入れる「言葉、声、音」これには最新の注意を払わなくちゃ行けない。
自分自身を大切にする為に。
だから愚痴を発する同僚と同じ場所にいちゃいけないんです。
仮に目標とか、やる気があって、「よし!頑張ろう!」そう思ってた時に、節々から同僚からの愚痴が飛んでくると、今までやる気だったのに「なんか今日は良いかなぁ〜」って自分のやる気を根こそぎ持って行かれます。
まさしく負のオーラ。
また、ために
「受け流せば良いじゃん」
「気にすること無いよ」
そうやって劣悪な環境の人にアドバイスする人がいますが、これって実は全く意味がありません。
先ほども、脳は「誰に向けた言葉かは関係なく、単語で理解する。文脈や主語は関係なく、自分のことかのように、言葉をキャッチする」
そう伝えましたが、受けなしたところで、脳は潜在的にその「単語」をキャッチしているわけです。
テレビを見ながら、うたた寝をしてしまって、夢の中で「今実際に流れているテレビ」が夢に出て来た経験があるかと思いますが、脳はそれほど活発に情報をキャッチしようとしているわけです。
ですから、受け流そうとしたところで、脳はきちんと「単語」を聞いているし、仮に自分のことを言われていなかったとしても、「マイナスな単語」をきちんと聞いているんですよね。
だから、「その場にいてはいけないんです」
一流スポーツ選手が実践する言葉の使い方
実際に、一流スポーツ選手なんかは、その言葉の強みを知っているので、自分が発する言葉なんかはめちゃくちゃに気を使います。
実際にあったインタビューで、負けてしまったプロ野球の投手が「今日は勝てませんでした」
とインタビューに答えました。
「勝てませんでした。」っていう言葉。
本当は「負けました」って言ってもいいわけですよね。
どっちかと言えば、負けましたって言った方が、ストレートで分かりやすい。
でも、あえて「勝てませんでした」って言い換えているんです。
なぜか。
それは、人間の脳みそって、言葉の意味より、単語の意味を重要視します。
つまり、「負けました」って言うと脳に残るのは「負け」という単語。
一方、「勝てませんでした」って言うと、脳に残るのは「勝ち」という単語。
伝えたいインタビューの内容はどちらも同じだけど、自分の脳みそが感じ取る単語は違う。
そして感じ取った単語が、自分の潜在意識に蓄積されます。
「勝ち」という単語が、蓄積されるのか。
「負け」という単語が蓄積されるのか。
全く意味が違い、この積み重なった潜在意識が、自分を形作る。
だから、一流スポーツ選手は、言葉遣いに細心の注意を払うし、付き合う人に気を使います。
「自分の脳みそに変な単語をインストールしてしまわないように」
田中将大、ダルビッシュ。
ここら辺は、ものすごく言葉に気を使っているので、メジャーリーグのインタビュー映像があれば、一度見てみてください。
かなり言葉を選んでます。
同僚からの愚痴はセルフイメージを下げ続ける
少し脱線しましたが、それぐらい周りが言う言葉、自分が言う言葉、要するに自分の耳に入ってくる言葉って言うのが大事なんです。
となると、愚痴を言う同僚からの言葉は、やる気は奪われて行くし、自分の潜在意識は汚されて行くし、セルフイメージは下がるし、やる気、気力、ポテンシャル、全てが下がって行く。
ってか、だれに愚痴ってようが、気持ちいいこと無いしね。
だからなんとしても、同僚の愚痴は、自分の耳に入れちゃ駄目なんです。
毒素でしかない。
成功者はよく、「付き合う人を選ぶ」
なんて言われてますが、自分を上げてくれる、楽しい人と付き合いたい。
言葉の大切さを、代弁しているということも大きな理由の1つ。
そんなことを、友人にはアドバイスしました。
「もっともっと自分を大切にしな!」
「もったいないよ」って。
ぐちぐち言う奴で、自分に取ってプラスになる人はいない。
そもそも一緒にいて楽しく無い。
努力家で、マジメで一直線な彼が、可哀想でしかない。
悪口は脳機能の低下につながる
「セルフイメージってなんだかよくわかんないから、理解できない」
そんな人もいるかもしれませんね。
あと若干科学的な根拠は、あえて伏せて解説してきましたが、一応信じれない人のためにも合わせて科学的な解釈も伝えておきます。
上記の記事ではカリフォルニア大学の研究を紹介して、解説していますが、実は悪口なんかを聞くと、脳機能の低下を招くことが分かっています。
これは81年などの論文では紹介されていますが、実は悪口やその言葉を聞くことによって、記憶をつかさどる海馬の働きが弱くなることが分かっています。
また、ネガティブな映像を見た被験者は、ストレスホルモンであるコルチゾールが多く分泌されることとが分かっていて。
心身ともに悪影響である、ということがカリフォルニア大学の研究では紹介されています。
悪口は7倍も伝染しやすい
さらに恐ろしいのは、人間というのは、陰口や悪口というものを本質的に好んでしまうということ。
上記記事で合わせて解説していますが、悪口というのは普通の雑談や会話よりも、およそ7倍も多く早く伝染してしまうことが分かっています。
なので、科学的見地から見ても、ネガティブな言葉や悪口というのは、心身ともによくないということが言えるわけです。
アドバイスを受けた友人のその後
そんな話をした後、ラーメン屋を後にしました。
(きちんと餃子を食べ終えて。w)
少し元気が湧いたのか、その友人は「今すぐ職場を変えることはできないし、今の仕事上関わりあう人間を選ぶことはできないけど、なるべく話が聞こえない場所に移動する!」
「んで、愚痴を吐いているやつらを反面教師にできるように頑張るわ!」
そんな風に言っていました。
さすがですね。
確かにボクのように、職場や人間関係を立てるような職業をしている人は少ない。むしろ彼のように職場や人間関係を固定されている人の方が多い。
でも、だからといって、「何もできない」わけじゃない。
最低限付き合う人は選べるし、「誰に言葉に耳を傾けるのか」は自由に選べる。
そして、最後の「反面教師にする」っていう言葉は、まさしく、サラリーマンでいる方にとっての「愚痴への最善策」だと言えるでしょう。
確かに、愚痴そのものを止めることも、「聞かない」という選択を取ることも、サラリーマンでいる限り難しい。
だからこそ、日本のサラリーマンの自殺率が、世界的に見て圧倒的に高いわけだけど。
でもそれを、ただ単に聞くだけじゃなく、「力に変える」っていう反面教師にすることは、脳にとってもすごく効果的。
何より「自分の力に変わる」
力って、「やる気」以外にも、「こうなりたくない」っていう負の力でも、エネルギーになり得る。コンプレックスなんてその典型。
だからこそ、愚痴に対する最善策は「反面教師にする」っていう、友人の発言が1番の改善策なんだと思います。
友人の4年後の姿
んでね。
僕自身この記事を振り返ってみてたんですね。
気づいたらこの記事を投稿して、数年たっていました。
「こんなこともあったなぁ」なんて思っていたんですが、サラリーマンであった友人はめちゃくちゃ大きな変化があったんですよね。
それを思い出したので、伝えていくと。
まず友人はサラリーマンをやめました。
んで。
ずっと趣味でやっていた音楽をまじめに取り組んでいます。
なんかこう聞くと「売れないバンドマン」的なことをイメージしますが、全然違って。
地上波なんかにも出ていたりします。
「誰しもが知っているアーティスト」っていうわけじゃないし、ジャンル自体は結構マイナーな音楽ジャンルなので、「知る人は知っている」という状況。
ただそれにしても、かなり大きな変化だったと思いますし、今でもあっている中で「あの時の言葉はっちゃ勇気をくれた」
なんて言ってくれたりもします。
なんかそんな言葉をもらえるだけで、めちゃくちゃうれしいですね。
終わりに
同僚含む、まわりの人間からの愚痴や悪口なんかは、意味や内容問わず、人の潜在意識や脳に直接働きかけます。
そしてその言葉を栄養に、潜在意識は育つ。
だからこそ、耳に入れる言葉は選ばなくてはいけません。
ある研究所のデータでは、幼少期にあんたは「駄目人間だ」といわれながら育った子供と、あんたは「天才だね!」と褒められた子供が、大人になりどう成長して行くのかを、記録したデータがあります。
駄目だと親にいわれながら育った子供と、凄いといわれ育った子供とでは、褒められた子供の方が、大きな結果を出していることがデータから判明しました。
要するに、親からいわれた純粋無垢な子供は、「正しい、正しく無い」関わらず、言葉を読み込み自分のセルフイメージに落とし込んでしまった。
ということが、このデータから分かる真実。
だからその子供が能力が無いわけではないのに、「お母さんに駄目な子っていわれたから、ぼくは駄目な子なんだ」と駄目で能力が無い子供を演じるわけです。
その子が能力が低い訳ではないのに。
だから、耳に入れる言葉がものすごく大事ということ。
その同僚が、勝手に愚痴を吐くことは構わない。
勝手にやってろ。って話。
だけど、周りに迷惑をかけるな。
そして俺の友達に迷惑をかけるな。
そう思います。