以前ボクの読者の方から「挫折しそうになった事はありませんか?またあったのなら、その乗り越え方を教えてください」
そんな事を聞かれました。
まず、解答するとしたら「挫折しそうになった事はありません」って感じっすね。
もちろん、学生時代に取り組んできたサッカーだったり、サラリーマンとしてやってきた飛び込み営業だったりは、挫折の連続で、何度心が折れかけた事か。
でも、「起業する」ってことに関しては、挫折するって考えは一切ありませんでした。
ボクが資格勉強を挫折してしまう理由とは
じゃあ、なにが挫折する理由だったのか。
ボクなりの人生を振り返ってみると、「全てが中途半端な自分がキライ。長続きさせるための秘訣は○○!」この記事にも書いているんですが、挫折して来て長続きしなかったものって「表面上でしか願っていなかったこと」なんですよね。
例えば、資格を取ろうと勉強したとき。
もちろんその当時は「本気で資格を取りたい」と願っていた訳ですが、今振り返ると資格が欲しいというよりは、安心が欲しい。ってだけの動機でした。
社会に出るときに、なにか役に立つ武器が欲しい。
資格を取ることより、資格を取った自分に安堵したい。
そんな気持ちが大きかった気がします。
本当にやりたい事じゃなかったので、当然資格の勉強は挫折しました。
1回挫折した人間って、その後乗り越えられないの?
じゃあ、1回挫折した人間が、その後全ての事に挫折し続け、乗り越える事が出来なかって言われればそんな事は無くって。
「起業する」ってことに関しては、なにがあっても乗り越えようとして来ました。
当然起業するってことになると、壁が立ちふさがります。
むしろその連続です。
でも、そのときに心折れずにやって来れたのは、「これしか生きる道がなかった」からでした。
もし仮に挫折して、乗り越える努力をしないのであれば、元のサラリーマン人生に元通り。
上司に指示され、命令され、毎朝無理矢理自分の身体を起こし、満員電車に毎日揺られる。
そんなサラリーマンの生活に戻ってしまう。
でもそんな生活は絶対に送りたくなかった。
だから、起業するってことに関して、「挫折」って言葉が浮かんだ事は1回もありませんでした。
それは「それしか生きる道がないという覚悟」を持っていから。
おそらく挫折してしまう人の大半は、「それぐらいのやる気」なんだと思います。
ボクはあまり根性論とか精神論を展開するのは好きじゃないので、「やる気」って言葉を使うのは、あまり好きじゃないんですが、乗り越える方法って結局そこが一番大切なんですよね。
ボクは挫折してしまう人の事を、本当は羨ましいと思っています。
だって、挫折する人って言うのは、乗り越えず挫折したままでも、進める道があるということですよね。
挫折出来る人をボクは羨ましく思う
例えばスポーツの世界では、海外の選手たちがめちゃくちゃ強いです。
それはサッカーでも、今は相撲界でも、ほとんどが海外の力に押されています。
多くの人は「それは人口が違うから」って日本の弱さを「人口のせい」にする訳ですが、日本の人口って、世界から見ればかなり多い方です。
イギリスなどのヨーロッパの国からすれば、1億2千万人ってかなり多い方。
更に国大きさも、ヨーロッパの国々はあまり大きくないし、大陸で繋がっているから大きく見えるだけ。
国土も、人口も、実は多いのが日本。
でも、スポーツの世界では、あまり強くない競技が多い。
お家芸と言われた柔道も、今じゃ世界には勝てなくなっています。
その理由の1つが「ハングリー精神」
海外の選手では、「恵まれていない環境」だったり、「国が貧しかったり」する訳で、家族をくわせて行く為に、自分が頑張るしかない。
そんな気持ちで、スポーツにのめり込んできます。
ボクはサッカーが好きなので、サッカー選手で例えると、クリスティアーノロナウドやロナウジーニョなんかも、貧乏でお金がなかった所から、世界的なトップスターになっています。
この「これしかない。自分が頑張り家族を助ける」っていうハングリー精神を持った選手と、「家に帰れば家族が守ってくれる」っていう気持ちがある日本人選手。
どちらの方が、強い気持ちを持っているか、と言われれば間違いなく前者の方が強い気持ちを持つだろうし、貪欲に掴みに行くでしょう。
だから、ボクは乗り越えず挫折する人は、守ってもらえる物があるって言う環境だからこそ「羨ましいな」って思うんです。
だって挫折し、辞めても、帰り道が保証されているから。
まさしくボクの起業も全く同じ状態でした。
家は当然恵まれている訳じゃなく、ボクが大学のときにお店を営んでいた両親は倒産。
そして自己破産。
持ち家を売り、ボクは大学を中退。両親と共に職探し。
そんな状態でした。
だから、挫折するっていう気持ちになる事は出来ず、「何とかやるしかない」って気持ちになるしかなかったんですよね。
挫折を乗り越えるたった一つの方法
でもボク自身この環境だった事を悲観するつもりは無くって、逆にあまりいい環境じゃなかったから、今こうやって成功する事が出来ているんだなって思います。
多分、親に甘やかされて、逃げ道があったとしたら、自分で起業しようなんて思ってなかっただろうし、起業しようとしたとしてもちょっとイヤな事があれば、すぐに投げ出して乗り越えようなんて思わなかったでしょう。
逆に、家族がピンチな環境だったが故に、頑張る動力になったんだな。って今になって思います。
もちろん、生まれ育った環境って言うのは自分では決める事は出来ないし、変える事は出来ません。
でも、そう考えると、自分自身で甘えが効かない環境を作るって言うのも、挫折しないようにする、挫折を乗り越える方法としては、有効なんじゃないかな?ってめちゃくちゃ思います。
例えば、「英語」「英会話」なんて言うのも、挫折しやすいジャンルとしてよくあげられますが、駅前留学みたいなのに通うよりかは、「現地」にいってしまった方がボクは良いと思います。
現地に行けば、それこそ毎日の日常が英会話であり、生活が勉強となります。
また、国を渡ってしまえば、すぐに変える事は出来ないので、挫折するってことは出来ません。
自分でなんとか乗り越えるしかない。
そんな環境に自ら身を任せるっていうのも、本当に挫折を乗り超える良い手段だと思います。
むしろ「英語圏にいく」って言う環境が出来ないから、駅前留学で英会話を習う、って言うケースで言えば、その人に取って「英語」という存在はそれぐらいの存在。
本当に必要な事ではない訳です。なら辞めてしまった方がお金も時間も損しない。
本当に英語を勉強したのなら、自らで「勉強せざるを得ない環境に身をおく」ってことが、大切なんだと思いますね。
終わりに
この英語は、ボクに取っての「起業」ということでした。
だからボクは冒頭に頂いた質問:「挫折しそうになった事はありませんか?またあったのなら、その乗り越え方を教えてください」
この質問への解答は「ありません」
「というか挫折が許されない環境でした」ってことなんですよね。
むしろ挫折出来る人の事を、冗談抜きで「羨ましい」と思っていました。
挫折の乗り越え方は、やっぱり環境を変える事。
それが一見するとアナログですが、一番効果テキメンなんだと思います。
それでは。