ある1つの条件を除いてブログではGoogleアドセンスは絶対にオススメしない

「今ブログを作っていてGoogleアドセンスを利用してマネタイズしているのですが、これはあまり良くないことなのでしょうか。ひと月の収益が伸び悩んでいるのでアドバイスいただければ幸いです。」

そんな質問をもらいました。

それなら、Googleアドセンスのマネタイズにしたいしてアドバイスをしていくね。

 

Googleアドセンスのデメリット

まず僕は基本的にGoogleアドセンスは否定的です。

その理由というのが、Googleアドセンスのデメリットにつながってくるんだけど、そのデメリットっていうのが「低単価」だということ。

初心者はアドセンスブログをやるな!1年=1690円しか稼げない

詳しくはこの記事なんかに、具体的な数字を交えて解説してるんだけど、やっぱりアドセンスをみてると単価が低いんですよね。

広告をクリックしてもらうだけで収入が発生する、そのハードルの低さを考えるとこの低単価は当たり前のことなんだけど、それにしても低い。

 

低単価の問題点

んで。

この単価が低いと何が問題なのか?っていうと、まとまった金額を稼ぐためには、膨大なアクセスが必要だということ。

よく「アクセス数 収益」なんかで検索すると、pv数に応じた収益を計算したサイトなんかがヒットするんだけど、そのほとんどは「Googleアドセンス」のマネタイズで計算されています。

結構有名なブログでpv数と収益とを算出したデータによると、100万pv行って月100万円ってな指標がされることもある。

でも僕のブログは当然月100万pvにも満たず、この10分の1ほどのpv数ですが、それでも100万円の月収を超えることは優にある。

そう考えるとGoogleアドセンスで稼ぐっていうことが、よほど労力のかかることなのかっていうのは想像に難しくないわけですね。

 

Googleアドセンスのメリット

だけど、当然のことながらGoogleアドセンスにもメリットがないわけじゃなくって。

このメリットがあるからこそ、Googleアドセンスを活用する人が後を絶えないわけですね。

このGoogleアドセンスのメリットっていうのが「手軽さ」です。

まあ、言い換えればリスクを背負わなくっていいってところですかね。

 

広告を貼るだけ

この手軽さっていうのはどういうことかっていうと、要するにGoogleアドセンスの場合ブログに広告を貼るだけで、マネタイズできてしまうわけです。

そうすると、特にセールスをする必要もなければ、それ専用のブログ記事を書く必要もない。

ただ単にアクセスさえ集めてしまえば、マネタイズできるため、気軽なんですよね。

 

ジャンルを問わない

後これはあんまり言われてなかったりすることなんだけど、Googleアドセンスのいいところは「ジャンルを問わない」っていうこと。

例えばの話。

「ニキビ薬」を販売しようとすると、どうしてもブログとしてのジャンルは「美容」だったり、「肌荒れ」だったりと、いわゆる「コンプレックス」というジャンルに該当する。

一方でGoogleアドセンスの場合は、なんでもブログのジャンルはよくって。

ターゲティングによって表示する広告を変えてくれるため、どんなジャンルの記事を書いてようが広告を貼るだけでマネタイズできるっていうのは大きなメリット。

もし仮に、美容ジャンルのブログに「パチンコアプリ」のアフィリ案件を貼ってたって、誰も買わないし、インストールしないでしょ。

これがターゲティングと属性についての関連性ですが、そう行ったことを考えなくていいため、「ジャンルを問わない」っていうのがメリットに当たるわけですね。

 

なぜGoogleアドセンスはオススメしないのか

それぞれのGoogleアドセンスに対するメリットデメリットを伝えて来たわけですが。

ここからは僕なりの考え。

これを参考にするもしないも自由ですが、どちらにせよ意見を見てみてから考えて損はないはずなので、「なぜGoogleアドセンスはオススメしないのか」を伝えていきます。

まずね。

Googleアドセンスが適応するケースって、基本的に1つなんですよね。

 

Googleアドセンスが適応する唯一のケース

それが「一瞬でも爆発的にアクセスが集められるブログである」ってこと。

まず基本的に、先ほど伝えた通り、月間100万pv集めるブログってかなり難しく、一般人や初心者ではかなり至難の技。

それなのに、単価の低さから来る収益率の低さは、デメリットの項目で伝えた通りです。

100万pvを集めたはずなのに、月100万円程度しか稼げない。

もし仮に、100万pvを集められるメディアがあれば、ジャンルやアクセス属性にもよりますが、僕であれば月1000万円のマネタイズは容易だと思います。

まあ、月間100万pvっていうのは、それぐらいポテンシャルを秘めたメディアだということ。

「コンスタントに100万pvを集める」

これがかなり高い収益率をもたらせることと、よほど難しいことが理解できたところで、どうやってアクセスを集めるか?っていうと、1つの方法として上がるのが「瞬間的に増やす」っていう手法です。

 

属性が絞れていないならアドセンスが効果的

これをトレンドブログとか。そんな風に言われたりしますが、一時的すごく話題になるニュースや出来事を取り上げ、その瞬間だけはアクセスを膨大に集められる。

一方で、そのニュースが話題性を失えばアクセスは収束して行ってしまう。

こういうトレンドブログ的な手法があるわけですが、このアクセスの集め方っていうのは「一瞬でも爆発的にアクセスが集められるブログである」に該当します。

そして、こういうトレンド的な手法でアクセスを集めた場合っていうのは、「ターゲットと属性」とがまばらなため、いろんな悩みを抱えた人が集まってしまう。

薄毛に悩んでいる人もいれば、子育てに悩んでいる人もいる。肌荒れに悩んでいる人もいれば、太っていることに悩んでいる人もいる。

要するに、一時的に、そして皆が関心を寄せているトレンドを追うからこそ、属性がバラバラな人が集まってしまうということ。

こういったアクセスをマネタイズするには「1つの商品」というよりは、「属性に合わせた商品提案」が必要になるため、自動で表示広告を変更してくれるGoogleアドセンスが適しているということ。

 

100円と1000円とではさほど成約率に変化はない

一方で、きちんとターゲティングできていて、属性が初めから絞られているのであれば、「悩み」は共通しているわけです。

とするのなら、自動で表示する広告を変更してもらう必要はなく。

また、単価の低い広告をわざわざ使う必要はないので、もう少し単価の高い商品やアフィリエイト案件を回した方が収益率は高いということが言えるわけですね。

これはアフィリエイトなどをやったことがある方なら、既に熟知していると思いますが、アマゾンアフィリなどで、めちゃくちゃ安くブランド的価値がある商品だったとしても、100円の物を売るのと1000円の物を売るのとでは、さほど成約率に差がないことは熟知しているでしょう。

 

どちらのマネタイズにするべきかの基準

要するに「1つの商品を買ってもらう」ということが、結構ハードルが高いことで、価格によって成約率が変わるものでもないため、低単価であれば個数を裁かなくてはまとまった収益とはならないので、商品単価を上げることが、まとまった収益を生み出すには大切になって来るということです。

つまり、「ジャンルが絞れ、ターゲティングがきちんと出来ている」っていう人は、アフィリエイト案件などの高単価な商品を第一優先に据える。

一方で「ジャンルが絞れておらず、まばらな属性がブログに訪れている」っていう人は、1つの商品に絞ることが難しいため、Googleアドセンスを利用する。

そんな基準で問題ないかと思います。

アドセンスとアフィリエイトを併用するのはダメ?

後もう一つ考えられるのは、アドセンスとアフィリエイトを併用するっていう方法です。

ここまでは明確に違いを分かってもらうため、アフィリエイトとアドセンスという、マネタイズを別々に捉えて解説してきましたが、極論アフィリエイトとアドセンスを併用してマネタイズするのでも問題はありません。

どうしても、両方活用して、大きな金額を稼ぎたいと思うのであれば、使えば良いと思う。

ただ、その際は必ず注意しなければいけないことがあります。

広告は増えれば増えるほど、LTVは下がる

その注意しなければいけないことというのは、広告が増えれば増えるほどLTVは下がるということ。

LTVというのは、ライフタイムバリューの略ですが、生涯顧客単価のことを指します。

かんたんにいえば、ユーザーは広告が多ければその分、広告に飽き飽きしてくるので、広告に見向きしなくなるわけです。

そうなると、広告の効果は低くなるので、アドセンスだったらクリックされないだとか、アフィリエイトだと成約しなくなるだとか、両方のマネタイズを選択することで、結果として利益が減ることを意味しています。

基本的に、ユーザーというのは知りたいことを知りたいのであって、記事などに割り込んでくる広告は邪魔でしかないんですよね。

だから、広告ばかりの記事は読まれなくなるし、精読率が下がればSEO的にも悪影響を生みます。

広告が多い記事は上位表示されない?

精読率が下がると、ユーザーの滞在時間が減ります。

ブログなんかではアナリティクスを見てもらうと分かると思いますが、ユーザーが平均してどれぐらいページに滞在しているかという時間が分かります。

広告が多くて邪魔な記事だと、ユーザーはすぐに離脱していってしまうので、滞在時間が減ります。

そうすると、SEOは「この記事はあまり役に立たない記事なのか」と判断して上位表示させないアルゴリズムを働かせる事になってしまう。

ユーザーファーストを心がける

ユーザーファーストがSEOの大原則なので、広告が多くてユーザーが離脱するコンテンツは、それだけマイナス評価を喰らいやすいってことなんですね。

なので、アフィリエイトとアドセンスとは、併用できなくはないし、やってる人も多くいますが、個人的にはおすすめできません。

 また、広告を分けているといっても、利用するユーザーからすれば、どちらも同じ広告なので、広告をクリックする動作は同じです。

そして、ユーザーはクリックすると疲労します。

この疲労度というのは、LTVに直結します。

例えば、最近大きな買い物をしたら、ちょっとお金を使うのを控えますよね。

要するに、広告をそれ以上クリックしない様になってしまうということで、アドセンスをクリックしてしまったがために、本来クリックして欲しいページではクリックされないということが起こるんですね。

これが疲労度であり、広告が多ければ多いほど、ユーザーは疲労するという事になるわけです。

そういう意味でも、ユーザーファーストであることが求められるっていうことですね。

終わりに

基本的には上記ので伝えた方法が第一優先であり、ターゲティングは絞るべきですし、逆に絞らずまばらな発信をしていてはアクセスさえ伸びません。

特化ブログの方がアクセスも集めやすく、ターゲティングも絞り込めます。

ただ、ある程度記事が溜まってしまっているブログのなのであれば、方向修正も難しいと思うので、そういう方はGoogleアドセンスを活用すればいいんじゃないかなと思います。

一方これから始めるのであれば、前者の「きちんとターゲティングを絞り、アクセスの属性をまとめる」っていう方法の方が収益性も高いのでオススメです。