今回はタイトルにある通りなんですが、以前メルマガ読者の方から「私は現在一つのブログを運営管理しているのですが、なかなかアクセスが増えず、PV数も横ばいな状態が続いています。そこでSNSなどを通じて、宣伝した方がいいのかなと思っているのですが、ブログのアクセス数やPV数を増やす効果的な宣伝方法があればご教授いただけると幸いです」
ってな質問をもらったんですね。
なので今回はブログのアクセス数やPV数を増やす宣伝方法に関して、解説していきながら質問に回答していこうと思います。
先に結論から言ってしまうと、僕自身ブログをどこかで宣伝したことはないし、これからもしていくつもりはありません。
なので、もし仮にSNSや広告宣伝などの手法を知りたいのであれば、別の人に聞いてもらった方がいいと思います。
ただ一方で、僕なりに「なぜブログを宣伝しないのか」っていう信念というか、考えがあるので、まずはその部分を聞いてもらった方が、これからのブログ宣伝に効果的なのかな?って感じがするので話していこうと思います。
SNSを活用しても、たいしてアクセスは増えない
まず一つ目のブログの宣伝方法として、真っ先に挙げられるのがSNSですよね。
ツイッターやFacebookなどのSNSを通して、ブログの記事をアップして「記事を更新しました」と宣伝をする。
こうすることでSNSでブログを宣伝し、ブログへのアクセスを促し、PV数につなげる。
おそらく多くの人が考えることだと思います。
んで。
僕自身本当に初心者の頃は、「やっぱりSNSは使わないとだめだよな」だとか「SNSで宣伝しないと損だよな」という風に思っていました。
なのでツイッターのアカウントを作って、まず相互フォローしてフォロワーを増やして、ブログ更新の宣伝ツイートをして、みたいな活動をしていたんですね。
ただそのSNSの活動は2か月ぐらいですぐにやめました。
その理由としては、まず一つ目に「フォロワーを集めるのは別のスキルが必要だ」ということを知ったからでした。
SNSをやったら勝手に拡散されるだとか、ツイッターを始めたら勝手にフォロワーが増えていくだとか、そんなことは絶対にありません。
ゾゾタウンの前澤さんが以前お金を配ってフォロワーを獲得したりしていましたが、フォロワーを獲得するのに何億円というお金を使っていたりします。
それぐらいフォロワーを獲得するっていうのは、「それ専用のノウハウ」が必要になってくるんでよね。
要するに片手間でできるほど甘くはなく、どっぷりSNSにつかりきってノウハウを研究しないといけない分野だっていうのを悟ったのが2か月目だったということなんですね。
ブログへ純粋はアクセスを知りたい
そしてもう一つSNSでブログ記事を宣伝したときのデメリットっていうのは、「純粋なアクセスデータ」の侵害です。
っていうのも、おそらく質問をくれた方もそうだと思うんですが、基本的に「グーグル検索経由」でアクセスがあれば、一番理想的な形だと思うんですね。
ただそのグーグルの検索経由でのアクセスがないから、宣伝などをしてアクセスやPV数を増やそうとしているんだと思います。
しかしその一方で、仮に宣伝がうまくいきアクセスが増えた場合、「実際のグーグルの検索でのアクセス数」と「宣伝からのアクセス数」とで数値が違ってきてしまう。
これは要するに、「ブログ記事のポテンシャル」をきちんと図れなくなってしまうんですよね。
宣伝による効果なのか、それとも本来のポテンシャルによるものなのか。
これが冷静に分析できないと、改善のしようもない。
また、宣伝っていうのは、一生涯にわたって宣伝効果をもたらしてくれるものはありません。
この時に、宣伝効果によるアクセス数やPV数の増加だった場合、宣伝効果が亡くなればアクセスは一気に目減りしていくことが予想されてしまう。
要するに、「純粋なアクセスデータ」の侵害が起きてしまうと、きちんとブログに向き合うことができずに、勘違いして「増えてしまった気がしている」という幻想を抱いてしまう可能性があるんですね。
「一過性のものじゃなく、継続して安定したアクセスが欲しい」
そう思っていたので、宣伝というものに力を入れることはなくなった、ということなんですね。
もちろんアナリティクスなどを活用すれば、アクセスの割合などをチェックすることは出来るので、SNSなどからのアクセスなのか、検索経由でのアクセスなのかは明確に区別できますが、それでもやはり労力の分散などから宣伝に力を入れなくなったということでした。
結論:記事の完成度を上げる他ない
そしてこれはこのブログでも何度も取り上げていることですが、近年では多くの企業や組織がオウンドメディアとしてブログを運営しています。
いわゆる戦略的な強者に勝つために、僕らのような個人である弱者っていうのは、戦力を分散していては勝てないんですよね。
弱者が勝つためには、選択と集中。
これに尽きるわけです。
仮にSNSなどに注力したとしても、SNSに充てる労力や時間に限界はあるわけなので、そこに割く時間を費やすぐらいなら、ブログに選択し集中した方がいい。
その上で、ブログへのアクセスは結局のところ「グーグル検索」によるところが大きいわけで、グーグル検索は何によってアクセスをもたらすか?っていうと、「記事の質」に尽きるわけです。
ここまで来て僕は初めて「ブログで徹底的に良い記事を書こう」っていう、選択と集中をするようにした。
迷いとか、まったく別のところに原因を求めてしまうと、まったく作業に集中できなくなる。
でも、「結局記事の質が低いんだな」っていう結論になると、やることはめちゃくちゃシンプルになって、「良い記事を書こう」っていう結論に至るので、自分の中にしか原因はないことに気づくんですよね。
おそらくこの時ぐらいからだと思います。
アクセスが増え始めたのは。
色々難しく考えることって出来るんですけど、悩みの原因って意外にシンプルなところにあって、簡単で「なんでこんなことに気づけなかったんだ」っていう原因がほとんどなんですよね。
なので、今回質問をくれた方の悩みっていうのはわかるし、SNSやブログランキングなどで宣伝したいという気持ちはわかるんですが、まず見極めるべきポイントっていうのは「なぜグーグル検索から評価が得られていないのか」っていう根本的な部分だと思います。
仮に、質の低い記事を頑張って宣伝したところ、絶対に拡散しません。
逆に質の高い記事は、勝手に必然的に拡散されていきます。
まずはこの根本的な部分を見直してみてから、広告宣伝のことを勉強した方がいいと思うし、広告宣伝よりも先に「質の改善を図る」ことが僕的にはベストなんじゃないかなって思います。
まとめ
ちょっと長くなったので最後にまとめておくと。
SNSなどの広告宣伝は、同じオンラインとはいえ全く別の領域であり、新しくノウハウを身に着ける必要があることを心得ておく。
広告宣伝を学んだからと言って、質の低い記事が拡散されることはなく、質のいい記事だからこそ、拡散されるという原理原則を知っておくべき。
その上で、強者と弱者の戦略を知り、「今何をすべきで、何をすべきじゃないのか」という選択と集中する項目を選ぶことが重要。
まとめるとこんな感じですね。
なにも広告戦略や宣伝することが悪いとは言っていませんし、宣伝がうまい人がいるのも事実です。
今回は僕の考え「一過性ではなく、安定を求める」というネットビジネスに求めるものの違いから、対策が異なったということなので、一つの参考にしてもらえると幸いです。