少し前こんな質問を頂きました。
「ブログ運営の広告クリック収入のためのブログやサイト、コンテンツの作り方や書き方、そもそものコンセプトの考え方がわからなくて悩んでいます。」
だれでもブログを作れる今の時代。
だれでもブログを作れるからこそ、魅力的なコンセプトや打ち出し方がなければ読まれなくなっている、又は検索上位に上がらなくなっているのがブログ運営です。
多分この質問のブログ運営って、ただ単に趣味とか日記的なブログじゃなくって、「オウンドメディア」としての媒体のコンセプトに悩んでいる。
ってことが質問の意図だと思うんですね。
そして「ブログのコンセプトが分からない」
そんな質問をよく頂きます。
なので今回はブログ運営、オウンドメディアのコンセプトの決め方をお伝えして行こうかなって思います。
実際にコンセプトって難しく考えている人が多いんですが、2つのポイントを押さえれば、実はカンタンなのがコンセプトメイキング。
ぜひブログ運営している方は参考にしてみてください。
ブログ運営においてのコンセプトとは
そもそもなんでコンセプトを決める必要があるのか。
これをひも解いて行きましょうか。
っていうのは、コンセプトを決める必要がわからなければ、当然魅力的なコンセプトは生まれないからです。
それって、何の料理を作りたいか決まっていないのに、食材を買い出しに行くような物。
全く意味のない物になってしまう。
だからまずはコンセプトをなんで決めるのか。
これを知る必要がある訳です。
コンセプトを決める意味
コンセプトを決める意味を知る必要がある。
まあ、こんな風に最初に言ってしまった訳ですがコンセプトって色んな意味があります。
んで、色んな人が、色んなコンセプトの意味を言っている。
だから分かりづらい。
そこでボクが思うコンセプトを決める意味って言うのは「明確にすること」
これこそがコンセプトを決める意味だと思っています。
ブログ運営とかオウンドメディアを構築して行くときって、少なからず仕掛ける側に回っていることを指します。
スーパーだったら、売る側。お客さんじゃなくって、販売者側。
これが仕掛ける側です。
でも仕掛ける側に回ってしまうと、購入者の気持ちがわからなくなってしまうことがある。
コンセプトとは「明確にすることだ」って言うのを理解するためには、一度購入者の視点に立ち返ることで、より見えてくる訳です。
例えば。
あなたが、距離も近さも全く同じ、2つのスーパーの間に住んでいるとする。
どちらに行くにも労力は変わらない。
では、あなたはどちらを選ぶ?
すると、多くの人は2つのスーパーどちらに行こうか悩みます。
じゃあもう一つ条件をプラスします。
あなたは一人暮らしの男性です。
この条件が加わったとして、Aというスーパーは総菜がめちゃくちゃ充実しているスーパー。
Bというスーパーはなんだか漠然とした普通のスーパー。
どちらにスーパーに行きますか?
要するに購入者というのは、日常の中で「選択権」を持っている訳です。
Aに行こうか、Bに行こうか。それを決めることが出来るのが選択権です。
つまり仕掛ける側は、購入者に選ばれるようにしなければ行けないということ。
そして購入者に選ばれるということは、「選ばれる理由がある」ということが必要になってくるんですね。
まあ、これが「差別化」なんて言われたりする訳ですが。
この差別化をするために「私は○○のスーパーで、○○はどこにも負けない」と、認知してもらうのが「コンセプト」です。
分かります?
要するに購入者に「明覚に名義」してもらうためにコンセプトを作る訳です。
じゃないと選択権を持った購入者は、「選ぶ」と言う選択をしてくれないから。
これはスーパーと言う実店舗でも、オウンドメディアでもブログ運営でも同じです。
数々の選択肢を持った中で、あなたのブログを選んでもらわないと行けない訳ですから、「このブログは○○を発信しているブログです」というのを分かってもらわないと行けない訳ですね。
これこそがコンセプトを決める意味です。
どうやってブログのコンセプトを決めたらいいのか。
じゃあ、コンセプトの決める意味が分かったところで、次に疑問に抱くのは「ブログ運営のコンセプトを決める、決め方」ですよね。
ぶっちゃけ、コンセプトを決める意味が分かれば、ブログ運営に置けるコンセプトの決め方って単純です。
結論から言います。
コンセプトの決め方は2つのステップからなります。
ステップ1:ブログ運営のコンセプトの決め方
まずステップ1で明覚にしなければ行けないのは「どんな人を集めたいのか」
要するにターゲティングの部分ですね。
打ち出すコンセプトによって集まってくる人が決まります。またブログ運営の場合発信する内容によって、集まる人が決まります。
つまりコンセプトに人は集まるし、どんな人を集めたいのかが決まってくるということ。
例えば、美容系でニキビのことに関して発信するブログが合ったとします。
当然、そのメディアに集まるのは「肌に何かしらの問題を抱えている人」であり、「ニキビを治したい人」が集まります。
そこでアフィリエイトとかをする場合は、当然案件はニキビ関連商品が売れやすくなります。
万が一そのブログで「筋トレグッズ」を打ち出しても、成約率は恐ろしく低いでしょう。
つまりコンセプトを決めるときには「どんな人を集めたいのか」を決めることが大切ということ。
ステップ2:集まる人が興味を持ちそうな事柄
んで。
実際にブログ運営をする際には、広告や有料集客をしない場合は、ブログ記事がアクセス元になります。
となると、ブログ記事で何を書いていくのかが、そのコンセプトを体現するモノだ、ということ。
ステップ1で集めたい人が決まった次には、集めたい人は「どんなことに興味を持つのか」
その点を考えるのが大切になります。
ブログ運営だけじゃないですが、コンセプトって思っているだけじゃ全く意味がなくって、思っている想いを形にして始めてコンセプトです。
想いを伝えないと、人には伝わりません。
恋愛と一緒です。
ですから、集めたい人が興味を持ちそうなブログ記事を書いていく。
そうしてコンセプトが認知されて行く、ということなんですね。
コンセプトを決めるステップ1とステップ2の実例編
じゃあ、集めたい人と集めたい人が興味を持つ記事。
これを組み合わせるとはどういうことなのか。
まだ、あんまりイメージが湧かない方もいると思うので、実例を合わせて紹介して行こうと思います。
例えば、先ほど少し上がったニキビ、肌荒れサイト。
このサイトの場合は「集めたい人」は、肌荒れに悩んでいる人に成ります。
そして、肌荒れに悩んでいる人が興味を持ちそうなのは「洗顔方法」だったり、「ニキビに効く薬」だったりする訳ですね。
じゃあ「肌荒れが一瞬でキレイになった12の洗顔手順」みたいな記事が合った場合、肌荒れに悩んでいる人は、そのブログ記事を見たいと思いませんか?
多分気になりますよね。
こう考えると「ニキビ肌荒れに悩む人へ、改善策を提示する」というコンセプトが徐々に浮き上がってくる訳です。
ただこうしたコンセプトはよくあるので、もっと改良することも出来ます。
例えば、「改善策を提示する」という部分を「実際に使ってみた本音しか伝えない」という風にコンセプトメイキングすることも出来るし、「あなたの肌と一生涯付き合うサイト」という風にコンセプトメイキングすることもできます。
改善策を提示するというコンセプトより、断然魅力的じゃないですか?
ただこうしたコンセプトは、全てステップ1、2のメイキングが出来ているから、さらに改良が加えられる部分。
ある意味応用ですね。
こういう風にステップ1,2でブログ運営のコンセプトをメイキングして行くと、自分だけしか打ち出していないコンセプトと必ず出会えます。
そしてあなたしか打ち出していないコンセプトは、自然と差別化されているので、購入者視点から選ばれるような魅力的なオウンドメディアに育つ。
全ては、ゴールから逆算して、選ばれるためにどうすればいいのか。
この視点からコンセプトって言うのは決まって行く訳です。
ぜひ、あなたのブログ運営に対するコンセプトが明確になれれば、ボクも嬉しいのでぜひ頑張ってみてください。
まとめ
2ステップコンセプトメイキングの方法
- ステップ1:どんな人を集めたいのか
- ステップ2:集めたい人はどんなことに興味を持っているのか
この2つを考えて、自分しか打ち出せないコンセプトを考えてみると、選択権を持った購入者が「ぜひあなたから知りたい」というような魅力的なコンセプトが打ち出せると思います。
ブログ運営やオウンドメディアを構築して行くと、必ず仕掛ける側の視点を持ってしまい、初心を忘れてしまいます。
でもほんとうに大切なのは、仕掛ける側の視点には落ちていません。
コンセプトに悩んでいる、方向性に悩んでいるという方は、ぜひ見直してみるといいと思います。