グローバルメニューになにを設置すべきなのか?
この質問はたまに読者の方からもらう質問の中であったりする。
いろいろなブログを見ていると、適当にグローバルメニューを設置していたり。
あとは、メルマガ登録の項目が非常に多かったりと、グローバルメニューの使い方を熟知していない人が大半のように思います。
まず大前提として、グローバルメニューの目的を伝えておきますが、グローバルメニューの目的というのは「案内板」
これに尽きます。
グローバルメニューの目的
グローバルメニューの目的とは「案内板」以外の何物でもありません。
よくメルマガ登録とは、オススメ商品レビューとかって言ったグローバルメニューを見かけるけれど、そのメニュー項目が「案内板」を果たしていないのなら、それに意味はありません。
基本的な間違いとして設置しがちな上記のような「キャッシュ性が高い記事の羅列」ですが、これは「2番手」のようなものであって。
グローバルメニューの中で1番手におくべきポイントじゃないんですよね。
案内板とは
じゃあ、グローバルメニューの目的である案内板っていうのはどういうことか?っていうと、よくショッピングモールのエレベーター前で見かけるアレです。
1階は食品売り場がある。
2階は婦人服売り場がある
3階はおもちゃ売り場と紳士服売り場がある。
こういった案内板が、ショッピングモールのエレベーター前なんかによく設置されていますが、あの案内板があることによって、「目的の場所」までスムーズに行くことができるわけです。
まさしく、グローバルメニューに求められているのはここの部分で、決して1番手に「キャッシュポイントである記事や項目」を持ってくるべきじゃないんですよね。
グローバルメニューの狙い
もちろんね。
キャッチ性が高い記事をグローバルメニューにおきたい気持ちはわかる。
レビュー記事とか、オススメ商品とかね。
もちろんこれらキャッシュ性が高い記事をグローバルメニューに据えることが悪いことじゃない。
基本的に全記事を通して見てもらえるグローバルメニューだからこそ、そこにキャッシュ性の高い記事を置くことで、報酬につながりそうだから、レビュー記事とかオススメ商品とかを設置するみたいな。
ただ、グローバルメニューにおいて、狙うべきポイントは「報酬」という意味でのキャッシュではなく、「滞在時間」なんですよね。
報酬ではなく滞在時間をあげる
ブログにおいて、報酬をあげるためには2つの方法があります。
その2つの方法っていうのは、「アクセスを増やす」「成約率を上げる」
基本的に、この2つです。
ビジネスとは集客と販売ですから、「アクセスを増やす」っていうのは集客数をあげるっていうこと。
販売っていうのは「成約率を上げる」っていうこと。
そう考えた時に、グローバルメニューにおいて「セールスページのアクセスを増やす」っていうやり方ももちろん考えられるんだけど。
一方で、ブログ全体のアクセス数をあげるっていう方法も考えられる。
そうなった時に大事になってくるのは、「ブログ全体の評価を高めるために何ができるか?」っていうポイントなんですよね。
そして、ブログ全体の評価を高めるためには1つ1つの記事をよく見てもらい、記事内+ブログ内の滞在時間を長くすることが、より効果的になってくるわけです。
スーパーにいる時間が長ければ売り上げは必然的に上がる
ここで想像して欲しいのは、ショッピングセンターとかスーパーとかに訪れた時。
そのショッピングセンターとかにいる時間が長くなれば、必然的に売り上げは高まっていきます。
滞在時間が伸びれば、喉も渇くし、お腹も減ってくる。
いろんな商品を見て回れば、欲しかった商品も見えてくるし、買おうと思ってなかったのに気づいたら買ってしまっている時もある。
つまり何が言いたいのか?っていうと、そのお店にいる時間が伸びれば伸びるほど、売り上げに直結するっていうことなんですね。
これをブログに置き換えても全く同じことが言え、なおかつブログ全体の評価も滞在時間が伸びることによって高まって行く。
だから、グローバルメニューって、キャッシュ性が高い記事を置くよりも、ブログ内を見やすく巡回するための案内板を設置した方が、結果的に利益も高くなって行くんですよね。
グローバルメニューにキャッシュ性の高い記事を設置しても売り上げは変わらない
あとね。
これはボク自身のブログの性質とか属性とかも関係してくるので、一概に「皆もこうだ」っていうのは言えないんだけど。
基本的には「グローバルメニューにキャッシュ性の高い記事を設置しても売り上げは変わらない」です。
なんでボクのブログの性質とか属性とかが関係してくるのか?っていうと、ボクの場合はスマホ閲覧ユーザーがすごく高くって。
スマホの場合は、ボクのブログはグローバルメニューは見れない仕様になっているので、あんまり関係ないところが影響している。
そんな特性とかが影響してくるので「皆がこう」ってな感じで断定することはできませんが、上記で挙げた「グローバルメニューにキャッシュ性の高い記事を設置しても売り上げは変わらない」ってのは共通することだと思います。
キャッシュ性の高い記事を設置した結果
というのもね。
ボク自身以前までは「ブログに訪れた人全員が見る場所がグローバルメニューだからこそ、キャッシュ性の高い記事を据えたほうがメリットが大きい」って思って、レビュー記事だとかオススメ記事だとかを設置していました。
そのあとに。
「どー考えてもキャッシュ性の高い記事がグローバルメニューにあるより、案内板としてブログを効率的に巡回できるコンテンツをメニューに設置したほうがいい」ってことに気づき変更させたわけですが。
売り上げに変わるところはありませんでした。
レビュー記事をグローバルメニューに設置したからといって、めちゃくちゃアフィリエイト案件が売れて行くわけじゃないし。
逆に、グローバルメニューに設置しなかったからといって、売り上げがなくなるわけじゃないし。
そこまで影響はないというのが、グローバルメニューに設置するコンテンツを色々と試した結果でした。
「そこまで売り上げに変化はなかった」
ということなら、無理にキャッシュ性の高い記事を設置するよりは、訪れてくれたユーザーが「見やすいように」メニューを設置したほうが紳士的だな。
ってそう思えたので、グローバルメニューに設置するコンテンツを一新したのでした。
今では見てもらったらわかる通り、各コンテンツで好きなものをチョイスできるように、
- はじめに
- せどり
- 転売
- ブログ
- メルマガ
- アフィリエイト
- 読者の声
- お問い合わせ
てな形でコンテンツを用意していて、用途に合わせて、必要な記事をピックアップできるようにするためグローバルメニューを設置しています。
多分これが見栄え的にもスッキリするし、このブログは「ネットビジネス」のブログなので、シンプルでわかりやすいかなと。
以前まではこうではなく、
- はじめに
- メルマガ登録
- オススメ記事
- オススメ商品
- お問い合わせ
みたいな感じでした。
こう見るとちょっとわかりづらいでしょ。
なので、グローバルメニューの目的である「案内板」という意味を持たせるために、変更したってことですね。
終わりに
ブログをやっているのなら「売りたい」「稼ぎたい」っていうのはごく自然な真理だと思う。
でも、当然あなたのブログに訪れてくれる読者っていうのは、売られたいとは思っていないし、買いたいとも思っていない。
そんな状態から、あなた、ないしは「あなたの情報」に興味を持ってもらうためには、ブログにおいて「良質な情報」を届けて行く他ないんですよね。
そのために、いろんなブログ記事に触れていってもらったほうが、あなたがブログで発信する情報に価値を感じてもらえるわけですし、それが結果的に「あなたから買いたい」につながって行くわけです。
人間の欲求のフェーズって興味から関心へ移って行くわけですから、「興味」すら抱かれていない段階でセールスしてしまっては効果的とは全く言えない。
なので、「興味を持ってもらう」っていうところに重きを置くべきで、そのためにグローバルメニューのコンテンツを考える必要があるってことですね。
第一に売り込みしても売れない理由はまさしくそこだし、グローバルメニューに「キャッシュ性の高いコンテンツを設置すること」をオススメしない理由もそこです。
あんま効果はなかったですね。