この間、読者の方から「タイピングが遅いです」
というような質問を頂きました。
タイピングが早くなるには、いわゆるブラインドタッチ(今ではタッチタイピングかな?)を練習するのが一番効率がよくって、ブラインドタッチを練習する為のソフトだったりツールだったりはよくあります。
仮にタイピングが早くなりたい。ということがゴールなのであれば、寿司打なりイータイピングなりで、練習してみてください。
でもボクが思うのは、タイピングが早くなったところで、ブラインドタッチが出来たからって一銭にもなりません。
あなたはタイピングを早くしたいのがゴールなのか、それともインターネットを使ってビジネスをしたいのか。
この2つを見極めた方が良いですね。
ブラインドタッチを3日で出来るようになった方法
とは言っても、一応ボクはブラインドタッチを始めて3日目には、出来るようになっていました。
これは特段指先が器用だったとか、そもそもタイピングが早かったとか、そう言ったことは無く、自分のパソコンさえ持っていない状態からスタートして3日目にブラインドタッチが出来るようになりました。
ブラインドタッチが出来るようになったところで、「ビジネスをして稼ぐ」というところには繋がらないんだけど、一応どうやってタイピングを早くして行ったのか、お伝えしようと思います。
ホームポジションからボタンの配置を覚える
まずボクはそもそもパソコンのボタンの配置場所さえ分かりませんでした。
人差し指をホームポジションに置いたら、何のアルファベットが来るのかさえ知りませんでした。
そんなときに、今は覚えていないんですけど、ネット上にあったゲームで「タイピング練習」見たいなゲームをしたんですよね。
そのゲームでまずはボタン配置を覚えましたね。
このときはまだ練習段階なので、ゆっくりで良いです。
別に早く打つことが目的じゃなくって、手元を見ずにタイピングすることが目的なので、ゆっくりでも正確に打てるように練習しましょう。
数字、記号を抜いたアルファベットでブラインドタッチ
ホームポジションから、ブラインドタッチがある程度出来るようになったら、次に身体にタイピングを覚え込ませてください。
これはあくまでボクの取り組み方でしたが、数字や記号はタイピングしませんでした。
なんでかって言うと、数字や記号は指先の端だったり、少し遠目の場所にあったりするので、覚えるのが難しいし、戸惑っちゃうんですよね。
なんで、押しやすい&使い頻度が高い、アルファベットだけを練習しました。
この時やっていたのは、ひたすらに寿司打ですね。
練習モードでスコアとかは見なくて良いので、流れてくる皿を取りこぼさないように、ブラインドタッチを練習すると良いと思います。
大体この時点で2日ぐらいでしたね。
アルファベットが打てるようになったら、数字や記号など細かい配置を覚える
アルファベットが大体打ち慣れて来て、ブラインドタッチに慣れて来たら、次は細かい配置の場所まで手を出して行きましょ。
数字だったり、記号だったり。
後はshiftを押しながら、タイピングしたり。
これの最後の作業は、最後のヤスリがけみたいな作業だと思っています。
ヤスリで細かい粗を削って、よりピカピカにする。
そんな感じ。
このタイピング練習も、寿司打とかが役に立つと思うし、後は飽きて来たらイータイピングなんかを挟んで練習していました。
大体、ポジションを覚えて、アルファベットが打てるようになった後に数字や記号を打つ。
って感じで進めて行けば、3日もあれば、大体ブラインドタッチが出来るようになってると思います。
後は、打ちながら早さや正確性を高めて行けば良いので、そこまで難しくはなかったですね。
ブラインドタッチが出来てタイピングが早くなっても稼げないよ
一応、質問として「どうやったらタイピングが早くなりますか?」ときかれたので答えましたが、覚えておいてほしいのはタイピングが早くなっても、稼げるようにはならないよってこと。
結構勘違いしている人が多いんですが、インターネットからビジネスをやろうとする人って、どこかネットに関して詳しくないとダメって思い込んでいる人が多い気がします。
パソコンのスペックとか、ネット回線のことだったりとか。
今回のタイピングの件も全く同じですね。
でもそれって全然本質じゃなくて、的がズレてるんですよね。
例えば、仮にタイピングがめちゃくちゃ早くても「機械的な文章」しか打てないのであれば、人の心は動きません。
人の心って、そんな単純じゃないですから。
でも、タイピングがめちゃくちゃ遅くっても、「魅力的な文章」を作ることが出来れば、それだけで人の心は動きます。
第一、タイピングの速度なんて、ネットの向こう側の人は感じられませんから。
後は、似たような勘違いで「アフィリエイトサイトの外観」にこだわる人も多い気がしますね。
サイトを奇麗に作りたいと思って、いつまでたってもサイトのデザインにこだわってる。みたいな。
ぶっちゃけサイトのデザインなんて、どーでもよくって、そのサイト内に書かれているコンテンツがどれほど魅力的なのか。
そこが一番重要な訳です。
例えば外観はめちゃくちゃキレイで手の込んだ業者のような作り込みをしていても、1記事さえないブログやサイトへは、検索エンジンに表示されません。
つまり、誰1人として訪れないサイトということ。
それよりも、外観は知ろうと丸出しなんだけど、1記事1記事が作り込まれていて、読んでいて面白いブログがあったとすれば、そちらの方がより多くの人が訪れます。
それは検索エンジン的にも、訪れたユーザー満足度的にも。
だから、論点というか、着眼点が違うんですよね。
ブログでの外観しかり、ネットビジネスをしたいのにタイピングにこだわることしかり。
もっと大切なことはあるし、身につけるべきスキルはたくさんある訳です。
仮にタイピングがめちゃくちゃ早くなっても一銭にもならないというのはそういうこと。
「タイピングによって打ち出す文章がどうなのか?」がポイントになるので、そこまで遅いことは気にしないでいいと思いますよ。
インターネットビジネスをしたいのか、ネットを使ってビジネスがしたいのか
でね。
こうしたブラインドタッチをすることができれば稼げるようになる、っていう人が本当にインターネットビジネスを見落としているなぁって思うんですよね。
なんかネットを使えば、即座にお金が手に入って、誰でも簡単に稼げるって思いこんでいる人が本当に多いです。
でも全然そんなことはなくって。
ネットビジネスも、リアルビジネスも全くおんなじで、「インターネットを使ってビジネスしている」に過ぎないんですよね。
ここを普通のビジネスとインターネットビジネスとを分けて考えている人が、こうした「ブラインドタッチをすると稼げるようになる」って勘違いするんですよね。
確かに、タッチタイピングだとかブラインドタッチはできた方がいいです。
でも、そんなのできなくても、まったく問題じゃない。
何度も言うように本質は「ビジネス」というところにあって、つまるところ「お客さんと自分」との関係性でビジネスは成り立っているわけですから、お客さんのニーズを知ってそれを解決するから、報酬がもらえるわけです。
アフィリエイトだってそう
アフィリエイトだってそうですよね。
なんか、適当にリンクだけ張っておけば稼げる、なんて思われてるっぽいですけど、そんなこと全くなくって。
本気で稼いでいる人からすると、鼻で笑われるレベルのやり取りです。
本気でアフィリエイトで稼いでいる人からすれば、きちんとお客さんのニーズを紐解いて、自分が紹介する商品がどんな解決策を提供できるのか。
また、どんな属性の人にアプローチしたらアクセスが集まるのか。
そういったことを常々考えてアフィリエイトしているわけです。
こうしてみてみると、インターネットビジネスとは「ネットを活用したビジネス」といった理由も見えてくると思います。
記事執筆などのタイピング仕事も同じ
じゃあ、クラウドワークスとかランサーズにある「記事執筆」とか「タイピング仕事」みたいなのはどうなの?ってツッコミが来そうですが、それも同じで「需要と供給」です。
タイピングがいくら早かろうが、内容がスカスカであれば、記事として価値は全くない。
正直、僕自身も外注で記事執筆をお願いしたことがありましたが、タイピングが速い人がいい記事を書くだとか、まったくもって関係性がないです。
それは効率の話であって、「うまい文章を書く」ということとは全く別なんですよね。
そして当然いい記事を書くのであれば、次もお願いしたいとなりますし、それはクライアントとの需要と供給の関係が成り立っているからです。
ぶっちゃけ、「作業として一連の流れでやっているな」っていうタイピング記事って発注する側から見ると、わかるんですよね。
機械的というか、マニュアル通りというか。
間違いなくそうしたオリジナリティがない記事って、クラウドワークスやランサーズでも、ニーズの低い記事なので、いづれにしても仕事はなくなっていくでしょうね。
終わりに
最後になんですけど、ボクの知り合いでは、ブラインドタッチも出来ないけれど、サラリーマンの何倍もの収入をネットビジネスで稼いでいる人がいます。
人差し指のみでタイピングをしているそうですが、その方は打ち出す文章がめちゃくちゃ魅力的なんですよね。
後、タイピングを早くするという努力の部分を、本質的なマーケティングとかに時間を割いているので、ビジネスでも上手くいったんだと思います。
ですので、タイピングが遅い早いなんかよりも、もっと別のことを勉強した方が良いと思います。
趣味でやる分には良いと思いますけどねw