大学中退して進路に迷った時には、まずこれだけを見とけ。

大学中退して、進路に迷っている諸君。

まずおめでとう。このページにたどり着いたと言う事は、かなりラッキーな事だと思う。

 

僕もあなたと全く同じ年代の頃、大学を中退した。

と言うか、せざるを得なかったと言う方が正しいかな?

 

勉強も全くできなかったけど、まだ遊びたいと言う欲求から、なんとか大学に進学したんだけど、大学2年のころ、美容院を営んでいた実家の経営が悪化。

突然悪化したと言うか、既に経営は危なかったんだけど、高校生当時の僕はそんな事とはつゆ知らず、なんとか親がしてくれるだろうなんて気楽にしか思ってなかった。

けど状態は深刻で、既に数千万円の借金があったみたいだった。

 

僕が大学への進路が決まったときに入学金を工面するのさえしんどい状態だったが、子供のやりたい事はやらせてあげたいという親の考えで、親戚中を回りなんとか入学金を工面してもらった。

だったが、大学2年の春、突然母親に呼び出されて「店を畳まないといけない」という宣告を受けたんだ。

小さい頃から、僕は親の美容室で髪を切ってもらっていたから小学生の頃から、少しおませさんだった。

だけど「あれあれ?俺はこれから誰に髪を切ってもらえば良いの?」なんてこのときは、悠長に考えていたんだ。

 

 

それからは、あれよあれよと借金を背負った親父は自己破産。

職を失った両親は50歳を過ぎてから必至になって就職活動。

ファッションが好きだった母親も、自分の着ていた服を大量にビニール袋に入れて、自転車の前カゴに乗せ、リサイクルショップへ売りに言っていた姿を見たのは2度や3度じゃ済まない。

当然この時には、のんきに大学に通っている場合じゃないと言う事は、アホな僕でも悟っていたので、大学を中退しなければ行けない事を察する。

親は大学を中退してくれ。なんて一言も言わなかったから、親としてのプライドや子供への愛情をものすごく感じたのを覚えている。

 

 

ま、そんな感じで、不本意と言えば不本意に大学を中退した訳だけど、大学を中退した事に全くの後悔は無いし、親への感謝は変わらない。

むしろ自分の進路を早めに決められる環境にあった事をものすごく感謝したい。

 

大学を中退した後、ブラック企業に勤めちゃったり、12時間労働の果てで働く羽目にはなるんだけど、その後営業会社で全国トップクラスの成績を取りトップセールスマンへと成れたり、今独立して充実した本当に楽しい毎日を送れている。

それもこれも大学を中退して、自分のこれからの将来の進路を真剣に考えたからだと思う。

 

だから今、大学を中退して進路どうしよう。なんて悩みに悩んでいるあなたには、リアルな相談に乗れる事と思う。

 

 

やりたい事がある場合

 

まず大学を中退した際に、中退した理由が2つあると思う。

1つは僕の様に、環境が中退を宣告して来たパターン。

もう1つは、やりたい事があり進路が中退を宣告して来たパターンだ。

 

 

後者の進路の場合、やりたい事が既にあり、大学に通う事が自分の進路とは直接的に結びつかないため、中退と言う道を選んだケースだ。

そんな勇者の様な君は素晴らしい。

凄いとしか言いようが無いし、尊敬に値する。

かっこいい。

カッコイイ。

kakkoii。

 

 

おそらくこんな美少女も、カッコイイと一目惚れする事だろう。

 

やりたい進路があり、大学を中退した男前なボーイに、僕から言う事なんて何も無いんだけど、ただの一つだけ注意点があるから、それだけには気をつけてほしい。

 

それはインプット魔人には気をつけろ。と言う事だ。

 

こいつだ。

コイツには心してかかってほしい。

 

 

僕が大学を中退した時に、初めに選んだ進路

 

インプット魔人とは何なのか。

 

そもそも僕が親の美容院が潰れると言う時に大学を中退した訳だけど、親の愛情から「大学を辞めろ」と言う言葉は一つも飛んでこなかった。

だから、勉強したい分野が別に出来たから、そっちを勉強する為に大学を辞めるという迷妄苦で辞めた。

これは嘘を言った訳ではなく、法律関係を勉強したくなっていて、当時言っていた大学には法学部が無かったので、一応大学を辞める名目で言った辞める理由だった。

 

法律を勉強したいって聞くとなんだか頭が良かったのか?って誤解する人がたまにいるんだけど、僕は決して頭が良い訳でもなく、高校生の時には赤点が3つあって、留年ギリギリまで行ったレベルの成績。

つまりめっちゃアホだった訳だ。

 

 

大学を中退したときは、法律を勉強して資格をと言うやりたい事がある青年だったと言う事になる。

そこから司法書士と言う国家資格を取る為に勉強する日々を送るんだけど、今まで勉強を続けた事なんて2ヶ月と無かったから、すぐにヘトヘトになってしまった。

これがインプット魔人だ。

 

※2回目の登場

 

つまり何が言いたいかと言うと、やりたい事がある。それは素晴らしい事。

やりたい事の為に勉強する。それも素晴らしい事。

しかし、実践に勝る練習は無いし、机の上のインプットはあくまで、インプットにしか成らない。

本当の練習とは、実践でしかアウトプットする事でしか学べないし、アウトプットする事が本当のインプットとなる。

 

 

すぐに挫折してしまって本当にダサく恥ずかしいんだけど、10代の僕なんてこんなもんだ。

おかげで、その資格勉強の末に本当の自分と向き合う事になった。

それは法律を勉強したのではなく、これから社会に出て行くに当たって、何か頼りになる武器が欲しかっただけだったのだ。

その証拠に10ヶ月間は勉強を続けたけど、勉強していて楽しいと思った事は無いし、苦でしかなかった。

僕の実体験に心当たりがある場合は、いまいちど「本当にやりたい事か?」と言う事を問いかけてほしい。

 

 

 

 

 

また大学を中退し、歩みたい進路がある場合、それの為に勉強する事は素晴らしい事だけれど、勉強よりも行動し、実践した方が遥かに自分の為の勉強には直結すると言う事だ。

 

歩みたい進路が無い場合

 

次は2つ目パターンの大学を中退したけれど、歩みたい進路が無い場合の話をしよう。

 

何かの都合で、大学を中退してしまったが、何にも進路が決まっておらず、これから歩みたい進路も無い。

そんな状態であっても、心配する事は無い。

 

安心してほしいのは、20代前半で本当にやりたい事がある人なんて極わずか。

ほとんどの人は、進路を「これがやりたい事なんだ」と言う事を自分に言い聞かせて、無理矢理納得させているだけに過ぎない。

本当に歩みたい進路に行っている人なんて、ごく少数と言うことなんだ。

大学を中退して、進路が決まらないと言う場合であっても悩む事なんて無いし、これからゆっくり考えて行けば良いと思う。

 

 

それでも、何か進路ややりたい方向が決まっていないと不安と言う気持ちはものすごく分かる。

だから、これから大学を中退して進路を再設定する上で、自分で進路を決めれる様に考え方を伝授するから、自分とよく向き合って決めて行ってほしい。

 

 

 

これからの進路を決める上で大切なのは、抽象度を上げると言う事だ。

 

抽象度って何だ?アホけ?

そう思うところだが、少しだけ耳を傾けてほしい。

 

 

 

例えば歌手になりたい人が居るとしよう。

その人は、なんで歌手に成ろうと思ったと思う?

 

歌手じゃなくても良い。仮に医者が居たとしても、そのお医者さんはなんで医者になったと思う?

 

 

大学を中退して、これからの進路を決める際に、多くの人がやってしまうのは、どの職業似つこうかと言う事を模索してしまう。

だけどこの方法で仕事を見つけ進路を決めたとしても、大半の人が「これは自分の歩みたい進路じゃなかった」と後悔する。

 

 

話を戻すが、歌手に成ろうと思った人は、歌が大好きだったかもしれない。

しかし歌手はあくまで職業のカテゴリーなだけであって、抽象度を上げて考えると、【歌で誰かを感動させたい。勇気づけたい。】そんな理由で歌手と言う進路を選んだんだ。

医者は、医療を通じて患者さんを多く助けたいから医者という進路を選んだはずだ。

 

つまり、進路や仕事と言うのは、その職業を通して、その先に居る人に何か価値を与える作業と言う事。

 

 

 

パン屋さんは、パンを通して幸せと言う気持ちを。

魚屋さんは、魚を通して幸せと言う気持ちを。

あくまで魚屋さん、パン屋さんと言うカテゴリーで身ルンじゃなくって、どんな価値を与えている職業なのかという抽象度を上げる事が進路を決める上で大切だ。

そして自分が何をした時に幸せと感じるのか。この気持ちを満たす進路を選ぶ事で、将来を通じて満足感のある進路を自分自身で選ぶ事が出来る。

 

 

少し僕の話をすると、司法書士の勉強で心がくじけた時に、やりたい事や行きたい進路が無くなってしまった。

でも普通の人の人生の様に、雇われて生きていく事に対しては、ものすごい反発があったんだ。

だから自分自身で生きて行ける様にスキルを身につける必要があった。

 

そんな中ある本を読んだ時に、営業のスキルがあれば食うに困らない。と言う事を知った。

物が溢れるこの時代に、物を作るスキルよりも物を売るスキルの方が重宝される時代に成る。

だから営業スキルが独立する上で欠かせない。

そんな内容だった。

 

それが理由で営業の会社に入る事を決意し、全国トップクラスの成績を収め、会社ではトップセールスマンに成る事が出来た。

そして独立してた現在も、そのスキルは果てしなく生きている。

 

でも大事なのは、その時に営業と言う仕事を一生涯続けるつもりはさらさらなくって、今後の自分のスキルアップの為だけに選んだ職業。

つまり希望する進路の為の1つの手段に過ぎなかったと言う事。

これが僕の抽象度を1つ上に押し上げた。

抽象度が上がると視野が広がり、自分が何をすべきかがよくわかる様になったんだ。

 

 

まぁ、ここまでは僕の勝手な持論だったんだけど、人生80年の中でまだたった20年しか生きていないあなたは、これからまだまだ素敵な未来が待っている。

是非自分と向き合って、自分が納得する進路や道を選んでほしい。

 

決して大学中退と言う道は、デメリットではないし、中退したと言う事に何かしら意味があると思える日が来ると思うから。

 

 

終わりに

 

僕自身同じ経験をしているから、伝えたい事が多くなってしまった。

ここまで結構な文字数があるなかで、最後まで読んでくれて本当にありがとう。

 

 

仮あなたが大学中退をしているとすれば、少し先を行っている中退した先輩として、伝えられる事が少しでもあるんじゃないかなと思いこの記事を書いた。

大学中退せざるを得なくなってから、何年も歩んできた今思うのは、中退した出来事なんて、長い人生を考えれば石ころぐらいの障害でしかない。

気にする必要も無いし、デメリットになる様な出来事も特に無い。

 

是非胸を張って、高らかに生きて行ってほしいと思う。

まだまだ人生は長いのだから。