先日読者の方から「企業での雇用から抜け会社を辞めると、定期的な給与が振り込まれなくなることが不安です」
そんな悩みを頂きました。
別にボクは会社を辞める必要は無いと思うし、ネットビジネスなんかは副業だって出来るところが最大のメリットだと思っているので、辞めるほどのことが無ければ、そのまま会社を続けたって良いと思っています。
まあ、どちらでも好きな方で問題は無いって感じですね。
ボクは会社員として、当時のブラック企業に働き続けることは、絶対にイヤだったので会社を辞めましたが、そうではなく職場的にも、人間関係的にも良い仕事場であるなら、会社を辞めてまで、取り組む必要は無いと思います。
ただ、ボクは会社を辞めて独立してから、決まった日時に決まった金額が振り込まれる。いわゆるサラリーマンの給与体系のほど、怖い物は無いと思うようになりました。
サラリーマンの給与体系の方が怖いわ
会社員とは、決まった日時に決まった金額が振り込まれる訳ですが、経営者だったり、独立した自営業者っていうのは、一般的には給与は不安定で、いつ振込まれるか分からない。
なんて思われたりします。
ボクは決まった日時に、決まった金額が振り込まれる、いわゆるサラリーマンの給与体系じゃなくなってから数年ほど立ちますが、「今どっちを選ぶ?」って聞かれたら、間違いなく今の給与体系を選びます。
「決まった日時に決まった金額だけ振込まれる」方じゃない給与体系ですね。
そもそも定期的に振込まれる給与っていうのは、多くの人が「いついつに振込まれるから安心出来る」って思っている訳ですが、裏を返せば、それ以上に増えることは無いということになります。
もちろん、昇級や増給なんかの制度もあるんでしょうが、多くのサラリーマン(ボクを含め)を見ていると、1年で増える金額が大体5000円から1万円程度。
安心とリスクは表裏一体なので、安心を取るのであれば、リスクを取らない。
リスクを取らないということは、リターンもあり得ない。
そう考えると、定期的に振込まれる給与というのは、「安心」を取っているので、増えるはずが無いんですよね。
もちろん今では、公務員が人気職業になるぐらい、リスクを恐れる時代だから、「安心第一なんだ」ってことであれば、それはそれで良いと思いますが。
ボクはそんなレールにしかれた人生なんてまっぴらだった。
給与が定期的に振込まれるということは、決まった場所へ、決まった時間に出社し、決まった仕事をして、決まった給料をもらうことになります。
そんな変わり映えの無い人生、決まりきった人生を、老後までおくり、60歳を過ぎてから老後を謳歌するなんて、ボクは待てなかった。
だからリスクを取る選択をした訳でした。
会社を辞めたら収入が増えるのは当たり前の話
多くの人は、「決まった日時に定期的な給与が振込まれていないと不安じゃない?」
なんて言いますが、ボクは全くそうは思いません。
金額が決まっていない、振込の日時が決まっていないということは、裏を返せば「自分がやった分だけ」報酬が振込まれるということ。
そこに上限は無いし、場所的制限も無い。
会社とは違いやらなければ稼げないし、やったらやった分だけ稼げる。
ボクはそっちの方が性にあっていた。
その証拠に、サラリーマンと同額の給料を稼げてからボクはすぐに独立した訳ですが、副業として取り組んでいたときには、制限された時間の中で取り組んでいたので、独立した後は全ての時間を副業(=このときは本業)に費やせるようになったので、収入も右肩に上がって行きました。
また会社員として定期的に給料が振込まれることが安心。と思っている方もいますが、ボクは安心って、そう言うことじゃないって思います。
この不況の中で、今勤めている会社が今後ずっと勤められる保証はどこにだって無いし、ボクの知り合いでは首を切られて、途方に暮れた方は本当に多くいます。
仮に、年を重ねて50歳ぐらいで首を切られれば、それこそ再就職は難しいし、年老いた方を正規で雇用しようなんて会社はあまりないでしょう。
ボクの父親は50を過ぎてから自己破産しました。
その横で、就職活動を見てましたが、本当に悲惨でした。
会社を辞めても、生き抜く力があれば生活するには余裕過ぎる
会社に身を守ってもらう。
これこそが安心なんじゃなくって「一人でも生きていく力」
これこそが本当の安心なんだと思います。
資本主義の今。
「1人で生きていく力」とは、「個人で稼ぐ力」に言い換えることが出来、稼ぐ力があれば雇われる必要は無く、会社に頼る必要さえ、1ミリも無くなります。
この「個人で稼ぐ力」こそがボクは本当の安心だと思いますね。
終身雇用なんてものは、とっくの昔になくなった文化ですし、年金だっていずれは必ず引き上げられるでしょう。
会社にいることだけが、安心だって慢心している人は、いづれ痛い目を見る。
また数々の会社を見て来ましたが、会社は社員を守ってはくれません。
会社の目的は利益を上げることであり、利益をあげられない社員は、いらない存在です。
いらない存在は、経費を圧迫し、会社の存在を危うくするので、クビにするでしょう。
過重労働が問題になって自殺した。なんて事件がよくニュースになりますが、そんな事件があった会社でも、翌日にはなにもなかったかのように営業を始めています。
会社は個人を守るほどの組織ではなく、利益を突き詰める営利法人です。
それであれば、副業からでも、稼ぐ力を身につけた方が、自分自身、ひいては家族や身の回りを守る力に繋がるので、こちらの方が安心に繋がると思いますね。
だからボクは、「定期的に振込まれる給与」に全く魅力を感じないという訳です。
終わりに
もちろん、だからといってボクの価値観を強制する訳じゃないし、今の会社が好きなのであれば、無理に辞める必要は無いと思います。
会社員として、副業をしながら、個人で稼ぐ力を身につける、って言う選択も十分に選べるので、「副業」って形が一番リスクヘッジにはなると思います。
いづれにしろ、個人で稼ぐ力を早く付けた方が、より早く安心出来る環境には行けるでしょうね。
会社や法人とは、学校や保護者のような存在ではなく「利益を追求する」のが至上命題なので、個人や社員を守ってくれる存在ではありません。
そのことをきちんと把握した上で、自分の身や安全、安心を考えることが大切だと思いますね。
それならボクは「自分で自分の身は守る」ということを優先したまででした。