【世界遺産】小笠原諸島で戦争の歴史を学んで来た

【世界遺産】小笠原諸島へ観光に行ってきた〜上陸編〜」からの続き。

小笠原諸島に上陸して。

すぐさま向かったビーチ大村海岸。

港の近くで、栄えている商店街のすぐ近くにこんな綺麗なビーチがあるとは。

ちなみにこのポジションから、昼間には「エイ」が。

夜中には「ウミガメ」が近くに来てみれました。

(この港から一番近いビーチはウミガメの産卵として1日6頭ぐらい上陸するらしい。)

別日に撮ったので雲がかっていますが、大村海岸のビーチの近くにこんな石像も。

そして、すぐ近くの海を見た後、初日ということで「戦跡ツアー」を予約してました。

その戦跡ツアーが午後13時からあるとのことで1時間ぐらい時間があまり、近くにある大神山神社に行くことに。

大神山神社へ

止まったホテルからすぐ近くとのことで、歩いて向かいます。

結構な階段。

登った後見下すとこんな感じ。

もうすでに景色が綺麗。

どうやらこの大神山神社には、展望台もあって、上から景色が見れるそうなので、登っているこの時点ですでに楽しみ。

(ただアチぃので汗だく笑)

鳥居なんかも見えて来て、境内には立派な神社が。

そこで参拝を済ませて、上に登り、展望台を目指します。

途中で、防空壕の入り口?のような狭い洞窟を少し潜ると、階段が見えて来ていざ展望台へ。

小笠原諸島父島の景色がこの大神山神社から一望できるスポットにたどり着きました。

やっぱ島の天気は変わりやすいらしく、ちょっと雲がかってるけど、写真で見るよりはるかに海が綺麗。

(旅行で訪れた4日間雨は降りませんでした)

おそらく観光できていたであろう、大阪のおばちゃんとすれ違いながら、小笠原村父島の形式を味わう。

ここでちょうど午後から控えていた戦跡ツアーの時間が来ていたので、展望台を後にし、夜明山に向かいます。

戦跡ツアーへ

ツアーガイドの人と合流し、戦争の後が色濃く残る夜明山へ。

この小笠原諸島では、全域を軍事化していたので、いたるところに戦争の跡が残っているそうで。

その中でも、軍事施設が多くあった夜明山に向かいます。

僕らと後は山登りチームの年配の方と合わせて4人で、バンに乗り込み出発。

ここの小笠原諸島の人は、観光業と行政の仕事をしている人がほとんどなので、観光客には優しく。

戦跡ツアーと言いながらも、街を紹介しながら向かってくれます。

「あれは小笠原固有の植物で、タコのように足が生えてるからタコの木って言われてるんだよ」とか。

ちなみにこれがタコの木。

すげぇ根っこしてる笑。

「確か港の近くにある大村海岸にもこのおっきい木が生えてたなぁ」なんて思い出してました。

んで。

ガイドさんのご好意で、戦跡ツアーを始める前に、少し景色がいいよってもらいました。

(場所の名前忘れた笑)

「いやー。どっからみても小笠原諸島って景色が最高だわ。」

なんて思ってたら、ガイドさんが「あそこ見てごらん」っていうから見てみると、海の近くで「泡」が浮き上がって来てました。

「あれなんですか?」って聞いてみると、あれはイルカの群れだそうで。

「おそらく100頭ぐらいいるんじゃないかな?あの泡の数からしてめちゃくちゃ多いよ。これは珍しいねぇ」

なんて言ってました。

僕の中でもう仰天。

「え?海岸のすぐ近くですけど、あの距離にイルカっているんですか?」

「全然いるよ!」

「マジで!!?」

ってな感じ。

すぐ近くにイルカの群れを感じながら展望台を後にし、小笠原諸島の戦争の歴史をツアーして行くことに。

まずついたのが夜明山のとあるこの場所。

ガイド:「あれはねぇ。戦争で使うために軍が作った施設だよ。あそこで情報を伝達してたりしてたんだ。」

ガイド:「でもあそこをアメリカ軍に潰されちゃったらまずいでしょ。だから、軍の施設ってバレないように当時学校で置いてあった二宮金次郎像をカモフラージュでおいたんだ」

ガイド:「ちょっとしたを見てごらん。ここの部分だけ草木が少しだけ、折れてるでしょ?なんでかていうと、ここに二宮金次郎像が立ってたからなんだ」

そんな話をしてくれました。

「その二宮金次郎はどこに言っちゃったんですか?」

そう僕が聞いてみると、「後ろにあるよ」とホラー的な感じで言われました。笑

そして後ろを振り返ってみると、

「えぇぇ」

と驚きながら、そこに二宮金次郎像がありました。

ガイド:「本来はここにあったんだけど、雨風とかの影響で倒れちゃったんだよね。」

そうガイドさんが言ったので、なるほど〜なんて思ってると、二宮金次郎のある部分がないことに気づきます。

二宮金次郎像の首がない。。。

僕:「あれって首がなくないですか?」

そう聞いてみると、その理由をガイドさんが語ってくれました。

二宮金次郎像の首がない理由

ガイド:「まあ、諸説あるみたいなんだけど、日本は戦争に負けたでしょ。そうなった時にこの小笠原諸島はアメリカに一時期統治されたんだ。」

ガイド:「その時のアメリカの軍人さんが、面白半分で首を壊したっていう風に言われてる。その首は今も見つかってなくって。」

ガイド:「そして、首がなくなった二宮金次郎像が、雨風でずっと倒されていたから、地域の人が「これはかわいそう」っていうことで、何度も国に懇願して、起こしてもらった」

ガイド:「だから、本来あった場所から後ろに、二宮金次郎の像を配置してるんだよ」

ガイド:「なので一応あの場所は、国から土地を借りてるってこと」

そんな風に話してくれました。

小笠原諸島の近くに厳選区となった「硫黄島」があって。

それが結構日の目を浴びがちだけど、この綺麗な小笠原諸島でも大きく戦争の爪痕が残ってる。

そんな風に感じた戦跡ツアーの始まりで。

いおうじまではなく、いおうとう

後こんな話もしてくれた。

僕が何の気なしに「「いおうとう」は映画にもなって有名ですけど、小笠原諸島でもこんな歴史があるんですね。」

そう言ったら、結構な強さで「いおうとう」って返されてしまった。

「あれ?違うんですか?」

そう聞き返すと、鹿児島?かどっかにいおうじまという島があって。

本来小笠原近郊にあるのは「いおうじま」だそうで。

そこは明確に区分した方が、失礼が無いそう。

「知らぬは恥」だということを直面してしまった。

戦争の跡が色濃く残る夜明山へ

そんな感じで、いざ戦争の爪痕が色濃く残る夜明山へ進んで行きます。

当然こういった防空壕的な場所がいくつもあって。

当時、空襲から守る意味合いや、通信室を作ったりなどで、ダイナマイトを使って山を開拓していく。

その瓦礫を運ぶために、トロッコのレールが敷かれている。

当時使われていた一升瓶やら、ビール瓶やらが残っていたり。

どでかい高射砲があったりします。

この高射砲は、船できたアメリカ軍を狙撃するために、海岸を見張らせるポジションにあることが、大砲の先を見てみるとわかる。

んで。

当然この場所もアメリカ軍からすれば、邪魔な高射砲があるポジションなので、幾度も狙撃されていて。

機関銃で撃たれたような穴がいくつもありました。

これも別の場所の高射砲。

基本的に小笠原にある高射砲は、日本の敗戦後アメリカによって、回収されたり、壊されたりしたそうですが、これらの高射砲はバレなかったのか、なんかの理由かで残されていたそうで。

実際にこれを使い、飛行機や船を爆撃していたそうです。

山の中を入っていくだけで、防空壕やセメント、トロッコ、高射砲など。

いろんな戦争の爪痕が見えてくるわけですが、これもその一つ。

単なる溝に見えますが、これは当時のトイレだそうで。

少し坂になっていて、排泄したものが、下に溜まっていくようにできてる。

これは溝を挟んで座り、大便をするための場所で。

同様に小便をするトイレも、この夜明山にはありました。

そしてこれが洋式トイレ。

これがいわば洋式トイレの元祖とも言えるもののようで。

意外に生々しいものでもありました。

そんな感じで、戦争の跡地を巡っていった最後。

ガイドツアーの方が「ジョージブッシュ大統領の父親も小笠原諸島に来たんだよ」って話をしてくれました。

「ブッシュパパは、軍人で元パイロットだったんだよね。それでこの小笠原諸島を爆撃しに飛行機に乗って来たんだけど、逆に撃墜されてしまった。

3人その飛行機に乗っていたんだけど、ブッシュパパはパラシュートを使って脱出して、残りの2人は死んでしまった。」

「その戦争が終わった後、「自分が爆撃されて生き残った場所に行きたい」ということで、この小笠原諸島に訪れたんだ。」

「ちなみにペリーもきてるよ」

そんな歴史的な話を帰りの車の中でしてくれました。

戦跡ツアー終わりに

小笠原って聞くと、「海」をまず一目散に連想するけれど、戦争の爪痕を巡って言った僕らは自然と「行ってよかったな」って言い合ってました。

僕なんかは戦争のリアルを知らないし、話でしか聞くことができない。

「なんか遠い話のようにも思うし、どこか映画の世界って感覚が拭えない」

でも、実際に世界大戦は起こって、何千万人の人が死んだ。

そして、そのリアルな現状が小笠原諸島には残っていて。

それは絶対に日本人として知っておかなきゃいけない事実だなって。

その戦争の爪痕を、「実弾」だとか「機関銃を打たれエグれた壁」だとか、「実際に使われていた高射砲」だとかを見たおかげで、2人して「知れてよかった」って思えたんだと思います。

小笠原諸島って聞くと、海をイメージすると思うんだけど、ぜひ一度は知っておいた方がいい歴史が、そこにはありましたね。

戦跡ツアーの後、お腹が減っていたので、ここで夕飯。

美味。

とびうお桟橋へ

飯も食い終えて、ある程度日が落ちてきた後、とびうお桟橋という場所に向かいました。

どうやらこのとびうお桟橋で「サメが観れる」ってことだそうで。

「サメってなんだよ」

と思いながら、半信半疑で向かってみると。

がっつりいました。サメが笑

しかも、これすぐ近く。

もうサメやらエイやらが、目の前。

どうやら灯に寄ってきているらしいです。

しかも1頭とか2頭じゃなくて、10頭以上います。

マジでこえぇぇ笑

写真だと結構小さく見えますが、実際には結構おっきくて、150cmぐらいはあったんじゃ無いかなと。

野生のサメが観れるとは思わなかったんで、かなりのサプライズでしたね。笑

夜はとびうお桟橋に行ってみるといいと思います。

普通に迫力あります。

そんな感じで、濃すぎた小笠原諸島の観光1日目が終了していきました。

続き:「【小笠原諸島】父島をバイクで一周したら色んなもんに出会えた。

最後まで読んでくれたあなたに。

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名前:ちゃんこま

経歴: 実家で営んでいる美容院が経営悪化により倒産し、父親が自己破産。大学生だった当時、学費が払えず大学を中退し、家族4人どん底生活へ。中退した後、あえなく就職し、工場勤務や営業など様々な労働地獄の波に呑まれる。

ブラック企業の会社員として、12時間以上働きながら始めた副業が、開始2ヶ月で23万円稼ぎだしサラリーマンの給料を超える。さらに4ヶ月目には月収30万円、その後も月収63万円と減ることはなく、サラリーマン時の約4倍の収入を得る。

これまでの経緯やノウハウを電子書籍化した結果、大手電子書籍掲載サイトにて、新着ランキングトップ10位入りの常連と化し、最高位2位を受賞。更に2017年4月にはAmazonに電子書籍を出版し、アマゾンランキング1位を2部門で受賞。見事2冠を達成し大きな反響を得る。

現在は独立しオウンドメディア運営、情報ビジネス、webマーケティング関連など様々な事業を展開。節税の為に法人化するか現在検討中。

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