人見知りの人を改善したい人には必ず見てほしい記事。

今回はタイトルにある通り。

「人見知り」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

よく人見知りを治すためには「聞き上手になること」という風に言われることがありますが、これに間違いはなかったとしても、疑問が1つ残ります。

それは「聞き上手とはいったどういうことか」ということ。

これに関して、ある研究がその答えを示していて。

人見知りを改善するために有効かつ、聞き上手になるためには「相手の最後の言葉2~3語を繰り返すだけで親和性高まる」ということが分かっています。

難しいテクニックは一切必要とせず、かつ会話が苦手だったとしてもこちら側がしゃべる必要もなく。

ただ「相手の2~3の言葉を繰り返すだけ」で、相手との親和性を上げ親密度を高められることが分かっているので、人見知りの人はぜひ試してみてください。

人見知りでも簡単にできるコミュニケーション法

ではまず。

さっそく人見知りにも効果的なこのテクニックの根拠から解説していくと。

これはフランスにあるビジネススクールの「INSEAD」というところが行った研究がもとになっていて。

被験者を数人集め、2人同士となり、約10分ほど会話をしてもらいます。

そして判定側に対して「相手との会話はどうでしたか?」「もっと話してもらいたいと思いましたか?」などといった「親和性」を図るためのアンケートを取っていきます。

要は「2人で会話をして、その後アンケートを取り会話を採点してもらう」ということを、このINSEADは行った、ということですね。

ただポイントとして、ただ会話を行ってもらうのではなく、2つのグループに分けて「どちらのほうが親和性や親密度が高くなるのか」といったことを調査していました。

  1. 相手の最後の言葉である2~3語で相槌を打つグループ
  2. 特に何もしなかったグループ

実はこの2つに会話をするグループとして分けていて、その効果を実証していました。

「特に何もしなかったグループ」は説明不要だと思いますが、これはいわばベンチ―幕を測定するための要素として必要で。

もう一つの「相手の最後の言葉である2~3語で相槌を打つ」というのは、例えばある会話の中で「昨日焼き肉を食べたんですよ」という会話をしてきたのなら「焼き肉を食べたんですね」というように、相手の言葉の最後をそのまま返す方法のこと。

特に難しいことはせず、とりあえず相手が言った最後の言葉を繰り返すの1番目のグループでした。

さすがに「なるほど」や「うん」の「一言」ではまずいので、相手の2~3語を繰り返すという手法になっています。

そして2つのグループによる検証を行ったところ、冒頭にも伝えた通りで「相手の最後の言葉を2~3語繰り返す」としたグループのほうが「相手との親密さが優位に増した」という回答が得られました。

つまり人見知りの人は、難しいテクニックや手法などを用いる必要はなく、相手の言った言葉をそのまま返してあげる、というだけで相手と距離感をうまく作り、関係をはぐくむことが出来る、ということがこの研究から言えるわけですね。

プロの心理テクニックと同等の効果が期待できる

さらに言えば、この「相手の言葉をそのまま返す」という方法は、実は心理学で「親密になるためのテクニック」として有名はミラーリングやバックトラックといったテクニックと同様の効果があるとされています。

ミラーリングというのは、親密な相手とは行動や言動がリンクする、ということが確認されていますが、先に相手との行動や言動を同じようにする(ミラー)ことで、脳を錯覚させ「仲良くなるための方法」として存在しています。

例えば、異性と一緒に飲みに行ったときに、相手がグラスを持ったなら、こちらもグラスを持つ。

相手が髪の毛を触ったら、こちらも髪の毛をいじる。

そうして行動や言動をリンクさせるのをミラーリングというテクニックで使用されますが、これも親和性を高めるテクニックの一つ。

ただ、これはやってみると意外に疲れるし、相手をより観察していなければいけないうえ、やりすぎると逆効果(orバレると逆効果)なので、かなり練習が必要なテクニックだったりします。

このミラーリングをはじめとしたやバックトラックなどの心理手法と同等の効果が期待できると共に、かなり簡単に活用できるので、人見知りの人にはお勧めの方法になっています。

人見知りの心構え:全然話さなくていい

そして最後に。

人見知りを治す方法としてテクニック系の手法を伝えたので、「心構え」に関して改善方法を解説してこの記事を締めようと思います。

人見知りの多くが「自分から話しかけないとだめだ」というように誤解をしている方が多いかといます。

ただ冒頭で伝えた通り、まず大膳として「自分が頑張って話す必要はない」ということです。

自分が自ら話しをして、笑いをとったりするのは芸人がやる「プロの仕事」であって、一般人である僕らや普通の女性は会話の中に「落ち」や「起承転結」を求めているわけじゃありません。

むしろ「自分の話を聞いてほしい」と思っている人が大半かつ、上記の研究でもある通り「自分の話を聞いてくれた」と感じた人ほど親和性を高めることからもわかる通り「聞き上手になる」ことが、一番仲良くなるために重要なことなわけです。

まず初めに直しておいてほしいのは、仲良くなったり親密になるためには、相手にペチャクチャとしゃべりかける話術が重要なのではなく、相手の言葉をきちんと聞く技術が必要なわけです。

何が言いたいのかというと、こちら側が頑張ってしゃべる必要はなく、相手に喋ってもらい、話を聞いて上げることが重要で、割合も2:8ぐらいの割合でいいでしょう。

その際の利く技術としては、先ほど挙げた「相手の最後の言葉2~3語を繰り返す」というのが有効になるということですね。

なのでぜひ覚えておいてほしい心構えとしては「頑張ってしゃべる必要はなく、相手の言葉を聞くことで心地よい空間を作ること」が重要だ、ということですね。

まとめ

では少し長くなったので、最後にまとめておくと。

人見知りを改善するための方法は、「頑張って自分がしゃべらなくてはいけない」というマインドブロックを壊し、聞き上手になること。

そのうえで、聞き上手になる為のテクニックとしては「相手の最後の言葉を繰り返す」だけでよく、その言葉のレパートリーも2~3語だけで十分効果があることが分かっている。

なので、膨大な話題を持っていることや知識を秘めていることは全く仲良くなるうえでは重要ではなく、きちんと相手に「この人は話を聞いてくれる人だ」と認識してもらうことがコミュニケーションにおいて重要なこと。

まとめるこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。