今回はタイトルにある通り。
自制心を保つ方法として、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
自制んを保つとなると、ダイエット中に甘いものを食べないだとか、揚げ物などの高カロリーを食べないだとか。
はたまたジムに通うだったり、スキルアップのために本を読むことだったり、資格勉強をすることだったり。
色々なシーンに自制心というものが役に立ち、この自制心とが年収との相対関係があることさえも認められていたりします。
要するに、自制心を保つことができれば、職場での仕事や人間関係、はたまた健康や体などにもいい影響をもたらすことができるということ。
じゃあ、どうすればこの自制心を保つことができるのか。
その方法が100均にもある「鏡」を使うことが有効だということが、ある研究でわかりました。
根拠
これは少し古い研究になるんですが、1981年に行われた研究で、被験者に「ダイエット中」の人たちを集めます。
その被験者に対して「好きなお菓子を好きなだけ食べていいですよ」ということを、伝え「どれぐらい自制心を保つことができるのか?」ということを調べました。
そして調べていく中で、大きく分け2つのグループに分けていきます。
1つのグループは、鏡の前で食べてもらう「鏡あり」グループ。
もう1つのグループは、特になしのグループ。
この2つに分けて、お菓子を食べてもらうわけですが、要するに「鏡を見ている状態」ではどちらの方が自制心に影響があるのかを見て行ったわけです。
その結果どうなったかっていうと、鏡をおかず、そのままでお菓子を食べたグループの方が圧倒的に自制心がなくなり、多くのお菓子を食べてしまう結果に。
一方で、鏡の前でお菓子を食べたグループは、何もなかったグループに比べて、「好きなだけお菓子を食べていいい」と指示されていたのにも関わらず、「ダイエット中」という規律を守り、あまりお菓子を食べなかったことが判明しました。
ただこの研究。
先ほども伝えた通り、1981年の研究になるので、「古いのでは?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、2017年と割と最近に似たような研究をしたところ、結果は変わらなかったという研究が出ています。
これは「お菓子」での調査ではありませんでしたが、同じく「鏡の前」で食事をとったグループと、何もなしのグループ食事をとったグループに分けたわけですが、鏡無しはカロリーを控え節制したのに対して、鏡無しのグループは自制心を保つことができず、高カロリーな食事を食べてしまッタということが、2017年の研究によって判明しました。
つまり、人間の本質というものは、時間が経ってもさほど変わらず、81年の研究であったとしても、人間の本質を突いているため、変わりはなかったということがわかります。
要するに、自制心を保てている場合は、「体に悪い食材」を避け、自制心が保てていない場合は「体に悪い食材を食べてしまう」ということがわかったわけです。
理由
ではなぜ、鏡を前にしたグループはお菓子を我慢できたり、高カロリーな食事を制限できたのか。
これの理由は「客観性」が重要だとされています。
要するに、悪いと思っていることと、いいと思っていることは、最初から判断がついており、その「欲望」に抗えるかどうかは、客観性が握っていて判断を下しているということ。
例えば僕らは、「休日」になるとゆっくり午後まで寝ていたり、「休み」になると暴飲暴食をしてしまったりします。
まあこれは「働いた日のご褒美」って見方もありますが、「抑えがない状態」です。
一方で、仕事がある日であれば、午後まで寝ていないでしょうし、明日朝早く仕事が控えているのに、深夜に暴飲暴食はしないでしょう。
要するに、「客観的」にはいいか悪いかの判断がすでについていて、その上で「客観性」が抑制してくれるかどいうかっていうのが、「自制心の鍵」となってくるわけです。
ですから、鏡の前で「ダイエット中なのにお菓子を食べる自分」を見てしまうと、「これは食べてはいけないんだ」と客観的に自分を見つめ直すことができるため「やめておこう」という自制心に火がつき保つことができたということ。
応用方法
この研究を知った時、結構僕は色々なシーンに応用できると思いましたね。
結構身になる研究だと感じました。
というのも、僕の仕事上パソコンを扱うことが多いんですが、もうパソコンを扱うこと自体には慣れてきて、「今日だるいなぁ〜」って思うときもたまにあります。
んで、そんな時。
youtubeかなんかで、「パソコン仕事をしている人のタイピング姿」を見たんですね。
そんときシンプルに「かっこいいな!!」って思ったのと同時に、「あれ?もしかしたら自分も他人から仕事風景を見られたときってこんな感じなのか?」って思いました。
その瞬間グッと「モチベーション」が上がったんですね。
そう思った時「仕事場に鏡を置く」っていうのも、「仕事に対して」の自制心を働かせたい場合は、全然有効なのかなと感じました。
あとは、もちろん研究にもあったように「ダイエット中」に関しても、食事の時は「鏡を置く」ようにすることで、食べることを制限できたり、誘惑に負けずらくさせることもできますし、応用方法はいくらでもあると思います。
もし仮に近しい人で「鏡」を置きながら食事している人がいたら、それは決してナルシストということではなく「自制心を保とうと客観的に自分を見つめている人」という風に思ってあげてください。
決してナルシストではなく、自分を律しようと争っている努力家な人ですから。
まとめ
まとめておくと、「自制心を保つには、客観的に自分を見ること」
これが重要になってきます。
そうすることで欲望に負けそうになった自分を「あれ?本当は何をしたかったんだっけ?」と思い出させてくれ、本当にやりたかったことに自制心を働かせることができ、誘惑に負けずらくなります。
食事中であれば、鏡を置くもよし。
仕事中であれば、記録をとったり、作業場に鏡を置くもいいし。
色々な方法で「客観的に見る」ことが可能だと思うので、ぜひ自制心を保ちたい人は試してみるといいんじゃないかなと思います。