今回はタイトルにある通り。
一度読んだ本を記憶に定着させる方法を知ったので、それをシェアしておこうと思います。
それが「内的要因を取り入れる」ということ。
このことを知ってから、僕自身の読書の方法も結構改めないとな〜っていう風に感じました。
本を読んでも覚えられない理由
例えばの話。
僕らが学生の頃。
数学の教科書だったり、国語の教科書の内容を覚えているか?っていうと全く覚えていない。
でも一方で、友人と話したりした内容や、コンビニで買い弁をして話した内容は、一言一句覚えている。
これの違いは何か?っていうと、「外的要因」か「内的要因」かに現れているとされています。
この外的要因と内的要因っていうのがわかれば、「なぜ読書をしても内容を覚えられないか?」という理由から「どうすれば読書した内容を覚えておけるのか?」っていうことにつながるため解説していくと。
要するに「外的要因」っていうのは、「世間体」を意識した上で学習する意欲のことを指します。
年収をあげたい。
頭がいいと思われたい。
資格を取りたい。
これらの理由から本を読むことがあるかと思いますが、この外的要因というのは「総じて世間体」を意識した上での行動です。
もっと言えば「世間からの評価を上げるため」に、読書をするという動機に至っている。
年収をあげたいもそうだし、そのための資格もそう。
要するに、「いやらしい気持ち」から、読書を励んでいるわけです。
別にこのいやらしい気持ちが悪いわけではありませんが、残念ながら「脳」にはあまり良い影響を及ぼさない。
いやらしい気持ちというか、「これをやっておいたら良く思われるだろう」っていう外的要因に読書の動機があると、なかなか頭に入ってこないようにできているわけです。
「いい大学に入るために勉強する」
こうして勉強していった内容は、受験が終わるとほとんど忘れる。
それは「勉強しなければいけない」という強制感と外的要因によって「好奇心」が阻害され、「やりたいこと」から「やらなければいけないこと」になってしまったことから生じているわけです。
読書した内容を覚えるためには
じゃあどうしたらいいのか。
実は「脳」が記憶するために重要なキーパーソンだと言われているのが「好奇心」です。
この好奇心があるからこそ、本を読んでも覚えていられるし、一度読んだ本を忘れなくなる、というメカニズムがあるわけですね。
冒頭に伝えた通り。
「やらされた勉強」や「年収を上げるための読書」や「資格勉強」がなかなか覚えられないのは、好奇心よりも欲が上回り、「やりたいこと」よりも「やらなければいけないこと」にシフトしていっているから。
一方で脳というのは「やらされている」感覚より、興味が湧いた分野や好奇心あることを覚えておこうとします。
そのため、学生の時の会話や映画のストーリーなどは覚えてられる一方で、勉強や読書は覚えられない、という弊害が生まれるわけです。
好きなジャンルの読書でも同様
ここから少し僕の話をすると。
これは「好きなジャンル」の本であっても同様のことが起こるって感じがします。
というのも、僕自身は今では特に縛られるものもないので、好きなジャンルの本だけを読めばいい。
好奇心があり、「この内容を知りたい」って思える本だけを手に取ってる。
でもそれがいつの日か「ノルマ」となり、「1日3冊は読もう」というように、変わっていってしまっているのに気づきました。
そうなると、それは「好奇心」よりも、「タスク」へと変わっていき、いつしかやりたいことから、やらなければいけないこと、に変わっていってしまったんですね。
ですから、冒頭でも伝えた通り「読書のやり方を改めないといけないな」って痛感している最中です。
要するに、これは一見すると「好きだから読んでる」という本であっても、内的要因から外的要因に変わっていく可能性を秘めていて、本を読む際に「好奇心」が失われれば、その途端に、脳への定着率は下がるってことなんですね。
だから気をつけなくちゃいけない。
読んだ内容を忘れなくする読書法
ただ。
ほとんどの人って読書をする際に「気になるから読む」っていう人よりも、「これを読めば役に立つから読む」っていう人が大半かと思います。
要するに、お金のためだったり、資格のためだったり、成長のためだったりと、外的要因の中に読書をする動機を置いている人がほとんどだと思うんですね。
じゃあ「どうやって外的要因を内的要因に変えられるのか?」
ここを抑えていくことが、読書をして読んだ内容を忘れづらくさせる読書法につながってくるわけです。
「1度読んだ本を科学的に忘れないようにする方法と5つのテクニック」
具体的にはこの記事にまとめているので、参考にして欲しいのですが、ポイントは「読む前にいかに好奇心を刺激してあげられるか?」ということです。
やり方として、一例を紹介しておくと。
本を買ってから読みまでに、「自分の悩み」を洗い出します。
その上で「この本はその悩みをどう解決させてくれるか?」ということを想像した後から、本を読み進めます。
こうすることによって、淡々と勉強を始めるかのごとく進む読書を「好奇心」を持たせることによって、脳に刺激を送り、なるべく記憶へ定着させることができるわけです。
さらに脳というのは「自分のこと」以外に関心がないため、「自分の悩み」が解決されるものでなければ、そこに興味が湧きません。
「ひとごと」という言葉がありますが、まさしくそれで、「他人はあくまでひとごと」でしかなく。
「自分のこと以外興味が持てない」のが人間です。
ですから「自分の悩み」を持つことで当事者意識を持たせ、「本の中身」に好奇心をもたせることで、頭へ内容が入って来やすくなる、ということが言えるわけですね。
まとめ
つまりまとめておくと。
外的要因では身にならないケースが多く、内的要因が原動力になる。
この内的要因である「興味がある=好奇心」を刺激してあげることで、自らでアクションをしている感覚を作ることが大切。
そのため、本を読む前に「どんな悩みがあるのか?」「本の内容は悩みに対してどう役に立つだろうか?」を考えることで、好奇心を刺激し、興味を湧き出させることで、記憶へ定着させることにつながる。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。