今回はタイトルにある通り。
「即行動できる人間になる方法」として面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
これもやばい集中力の中から取り上げられていた方法で、結構面白いなと思った内容。
その上でまず結論から伝えておくと。
- デイリータスクから選択する
- 障壁を考える
- 対策を講じる
- 質問型アクションの導入
- プロセスビジュアライズ
- リマインダー
この6つになります。
デイリータスクから選択する
まず即行動するために、デイリータスクから選択する、ということが1つ目になりますが、この「計画」の方法というのは、「自分を意のままに操る5ステップ計画術!」
上記記事に詳しく書いています。
この潜在意識を操り、即行動するとは、「計画とセット」にすることで効果を上げる要素があるため、基本的にセットで使います。
当然のことながら、計画がきちんとしていないと行動することはできないですし、「適当」に物事を進めていても、うまくはいかない。
潜在意識にとって「前に進んでいる感覚」がなければ、そこに価値を見出せないため、即行動することはできなくなってしまう。
そのため、きちんとした「計画術」と「行動」とをセットにしなければいけないわけです。
その上で、きちんとした計画を練ることができたら、具体的に行動したいデイリータスクを選択していき、具体的指針を決めていきます。
障壁を考える
即行動と聞くと、やるべきこと=デイリータスクを決めたら、すぐさまアクションをしようとする人がいますが、ここは注意が必要。
というのも、潜在意識というのは「物事が想定通りに進むこと」を求めているのに対して、「物事が想定通りに進まない」ということに対しては、過敏に反応します。
僕らも例えば「明日から運動を始めよう」と思って行動しようとしても、当日「雨」が降っていたら、いきなりやる気がなくなった経験があるかと思います。
「邪魔が入っても目標達成できる!ロンドン式1日のスケジュールの科学的な立て方!」
この記事でも紹介していますが、ロンドンビジネススクールの研究でも同様の結果が出ていて。
予想外の出来事が20%引き起こるだけで、生産性がガクンと下がってしまうことがわかっています。
要するに「予期せぬ出来事」に脆いのが、僕ら人間であり潜在意識だということなんですね。
ですから、「起こり得る障壁」を行動する前から考えておくことが大切だということです。
対策を考える
その上で、セットとなるのは「対策」を考えるということ。
まあこれは言わずもがなですが、障壁を考えるだけでは全く効果を発揮せず。
「障壁を考え、対策案を講じる」ことで初めて効果を発揮します。
つまり「障壁」と「対策」はセットだということですね。
当たり前の話ですが。
ただこれだけにも関わらずその効果は、大きく。
先ほど紹介したロンドンビジネススクールの研究では、およそ20%の予期せぬ出来事が起こっただけで生産性がガクンと落ちたのに対して。
きちんと対策を考えていたグループは、予期せぬ出来事が起こったとしても、生産性は変わらず、タスク達成率も高かったことが明らかになっています。
備えあれば憂いなしとはよく言ったもので。
きちんと事前に障壁と対策を考えておくことが、即行動するために潜在意識を操る上で重要だということですね。
質問型アクションを導入する
さて。
ここから実際に即行動する人になるために、「アクション」のフェーズに入っていくわけですが、大半のケースで「運動をする」「勉強をする」というように大まかな決め方をしている人が大半です。
ただこれだけだと「訴求力」が弱いとされていて、潜在意識は他人事のように捉えてしまうため、即行動するには至らないとしています。
ではどうすればいいのかというと、「質問型アクション」を取り入れることで、訴求力を高め、行動というアクションを促す必要があるとしています。
質問型アクションというのは、「運動をする」というのではなく、「田中太郎は運動をするのか?」というように、「自分の名前を使い行動する事柄を質問形式で問う」ということ。
これは心理学用語で、「問いかけ行動効果」というもので、書籍「やばい集中力」でも紹介されていますが、過去40年間の51件の先行研究をまとめたメタ分析では「宣言文より質問文の方が行動を変える効果が高く、その効果はおよそ半年も確認された」
そんな研究が存在します。
この「問いかけ行動効果」を取り入れるために、「運動をする」という宣言文ではなく、「田中は運動をするのか?」と質問型アクションを取り入れることで即行動するために自分を促す、ということ。
さらに言うと潜在意識というのは、抽象的なことには、あまりやる気を出してくれない性質を持ちます。
そのため「場所や時間」と質問型アクションに取り入れるとさらに訴求力が強くなるとしています。
つまり、「運動をする」というのではなく、「田中は夕方19時に河川敷沿いを走るのか?」とした方が、訴求力が高くなり行動する人になりやすい、ということですね。
正直「即行動」の中では、これが一番大切です。
プロセスビジュアライズ
その上で。
より即行動するために「プロセスビジュアライズ」することも効果的とされています。
これは計画術でも取り上げましたし、「自己啓発にありがちな成功した姿をイメージするって本当に効果あるのか。」
この記事でも紹介していますが、「成功した姿」をイメージするよりも、「プロセス」をイメージすることの方がはるかに効果が高い、という研究がいくつも出ています。
それを応用することで、即行動できるようにするのが、プロセスビジュアライズですが、方法は「取り組んでいるシーン」を想像するのがポイント。
先ほどの質問型アクション例が「田中は夕方19時に河川敷沿いを走るのか?」だったので、同様の質問で考えてみると。
「川沿いの河川敷を、夕日が沈んで薄暗くなったところをゆっくりと走っている。すれ違う人たちの中には家族連れで、買い物帰りの親子もいるだろう」
そうやって「走るシーン」を想像することがプロセスビジュアライゼーション。
要は、ダイエットが目的で「走る」という行動をしている場合、「痩せた姿」を想像するのではなく、日々「走っている姿」を想像するのがプロセスビジュアライズであり、このプロセスをイメージした方が効果的だということです。
リマインダー
そして最後は「リマインダー」
これは先ほども伝えましたが、潜在意識というものは「抽象的」なものが嫌いであり、なおかつ「報酬が遠いもの」も嫌いです。
要するにぼやっとしたことが苦手ってことですね。
そのため、結果が出づらいことなんかは遠ざけて「後回し」にしようとするわけですが、そうしないために、計画から行動までをセットにして取り組んできたわけです。
そうしてもなかなか行動できないぐらいしつこいのが潜在意識。
この潜在意識にだめ押しをしていくために「リマインダー」を活用します。
このリマインダーがあることで、抽象的なことから「具体的なこと」につながるため、訴求力が高まる上。
このリマインダーによって「質問型アクション」を見ることで、「田中は夕方19時に河川敷沿いを走るのか?」と行動を促されるので、即行動に移すためのきっかけになるわけです。
もともとの質問型アクションが訴求力が高いため、忘れずに呼びかける役目がリマインダーだということですね。
まとめ
つまりまとめておくと。
即行動するために潜在意識を味方につける6つのステップは
- デイリータスクから選択する
- 障壁を考える
- 対策を講じる
- 質問型アクションの導入
- プロセスビジュアライズ
- リマインダー
この6つだということ。
ぜひ参考にしてみてください。