子どもの学力は「昼寝」に比例するって話。

今回はタイトルにある通り。

「昼寝」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

結論から言えば、「昼寝」はするに越したことはなく。

子どもの学力は昼寝に比例する可能性が高いってことが判明しました。

当然これは子どもの学力だけに言えることではなく、親や大人であっても、昼寝をすることによって「認知機能」の回復が測れるので、生産性の向上や集中力アップにも繋がるため、仕事での成果を上げやすくなることが期待できます。

なので、ベストは子どもと親とで一緒に昼寝してしまうっていうのが、一番いいかもしれませんね。

根拠

まずは根拠から。

これはペンシルベニア大学とカリフォルニア大学とが共同で行った2019年の研究が元になっていて。

この論文では、2928人の小学4年生から6年生までを対象にして、ライフスタイルを研究していきました。

そのうち

  1. 学力
  2. 問題行動
  3. メンタルレベル
  4. 健康状態(BMI)
  5. 血糖値
  6. 幸福度

こういったものを測定し、研究していったわけですが、ある行動を取っている子供ほど、学力が高く、幸福度も高い状態でなおかつメンタルが安定し、BMIも健康状態であることが判明しました。

それがタイトルにある通りで「昼寝」でした。

実際のこのデータは、「親の教育レベルや経済レベル」などの数値は抜いて、公平にチェックしていたわけですが、昼寝をしている子供のほど学力などの指数が高いことが判明していたのでした。

また、親の教育レベルが高く、経済的に豊かな親ほど、子供が昼寝をする傾向にあることもわかりました。

親の教育レベルや経済レベルに、子供は大きく比例することはよく言われていますし。

東大生の親は大方「高学歴」であることから、親の教育レベルが子どもの学力につながることは明白です。

ただその事実があったとしても、「昼寝」をすることによって「経済レベルが高い親」と同等ほどに学力が高まっていたと考えれば、昼寝による学力の向上は結構侮れないもの。

つまり、子供に頭が良くなってほしい、と願うのであれば「昼寝」をさせることが、シンプルかつ効果的であることが、この研究より明らかになったということ。

理由

ではなぜ。

昼寝をするだけで、メンタル面や健康面、幸福度や学力にまでいい影響を与えたのか。

これには様々な理由が考えられますが「学力」にスポットを当てると、「記憶力を約2倍も高める昼寝のススメ。

この記事で紹介している研究では「スワヒリ語」を使った学習の研究を行なっています。

なんでスワヒリ語なのかというと、習得が難しい言語だからです。

この難しい言語を勉強する際に、「昼寝あり」のグループと「昼寝なし」のグループとに分けて学習をしてもらった結果、その後のテストでは2倍ほどテストの成績が変わっていることが判明しました。

この研究では「昼寝として一度寝ることによって、起きている間に学習したことが整理され、長期記憶へと定着する」ため、テストの成績が良くなったとされていますが、まさしくこの通りで。

勉強というのは、覚えると一言にいっても「短期記憶」から「長期記憶」という2つのセットがあります。

この長期記憶に記憶を移し替えるためには、「脳を休ませる」必要があり、昼寝がその役割を担っていたため、昼寝をしたグループの方がテストの成績が良くなっていたわけです。

そのほかにも、「新しいスキルを身に付け習得するために、科学的に最も大切なこと。

この記事で伝えている通り、休憩をこまめに入れた方が、スキル習得も早くなることがわかっています。

つまり、学力と昼寝とには大きな関係があり、昼寝をすることによって、学力を上げることにつながっていると考えることができるわけです。

応用方法

僕自身。

このことは以前から知っていたので、子供というわけではないですが、大人になっても昼寝は有効で、生産性を高めることや集中力を上げることが期待できるので、昼寝を毎日のルーティンに入れ込んでいます。

それまでは、午前はやりたいことをやれていても、午後からなんかだるくなってしまって、「生産性落ちてるなぁ〜」と感じることが多くなっていました。

そこから昼寝をルーティンに入れ込んだわけですが、そのおかげで午後からの仕事だったりやりたいことが結構捗ります。

(そんなに眠くないのに、必ず昼寝はします)

それまではだいたい、昼食を食べた後は絶対に眠くなったり、「疲れたなあ〜」って思っていたのが、だいぶ楽になった感じがある。

(昼食に炭水化物を抜いたのもあるかもですが)

そんな風に実感してからは、毎日昼寝を入れていますが、僕が使っている時間は「10〜20分」

これ以上時間を取ってしまうと、深い睡眠に入ってしまい、起きるのが辛かったり、夜寝るのに支障が出る恐れがあるので、あまりお勧めはしません。

プラスアルファで覚えておくといいのが、「午後に仕事のやる気が落ちるの解決法!疲労物質を取り除きモチベーションをアップさせる!

この記事で紹介している「コーヒーナップ」という方法。

このコーヒーナップというのは、寝る前にコーヒーを一杯飲んで、昼寝をするという方法で、この方法をすることによって、疲労物質が取り除かれる効果が期待できます。

細かいことは上記記事の中で解説しているので、参照してみてください。

子供には「コーヒー牛乳」ぐらいを飲ませるのがちょうどいいかもしれないですね。

まとめ

最後にまとめると。

昼寝をしていた小学生は、

  1. メンタルが安定
  2. 問題行動を起こしづらい
  3. 学力が高い
  4. 健康状態が良好
  5. 幸福度も高い

上記の傾向にあった。

また大人であっても、認知機能が回復するなどの効果が見られるので、昼寝を子供も大人も取り入れるといい。

その際は10〜20分程度の昼寝に抑え、寝る前にコーヒーを飲んでから昼寝をすると、さらに効果的。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。