今回はタイトルにある通り。
「ご褒美」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
先に結論から伝えておくと、うまくご褒美を扱うことによって達成率をグンと上げることが可能で。
グンというのがどれぐらいかというと、およそ20%、1.2倍ほど達成率に変化が現れるということが分かっています。
なので、ご褒美を設定し、「これだけ頑張ったらあれを買おう」という風に考えている人はぜひ活用してほしいテクニックです。
達成率を20%高めるリマインダーテクニック
では「ご褒美をうまく設定すると20%も達成率が高まる」ということの根拠から解説していくと。
これはペンシルベニア大学が発表した論文が元になっていて。
この論文で書かれている研究では2055人を対象にして調査が行われました。
集められた被験者全員に対して「万歩計」を渡し、「ある一定の歩数を歩いたら25ドルを渡す」という風に説明し、渡した万歩計との距離を測っていく、というものでした。
その中で、実は2つのグループに分けられており、
- 何もなしのグループ
- 一定歩数歩いたら25ドルもらえると定期的にメールを送信したグループ
この2つのグループに分けられて実験は行われました。
要するに、「ある程度の距離を歩いたら25ドルの褒美がもらえる」という共通のタスクを「リマインダーがあるなし」ではどちらのほうが達成率が高いか?ということを調べていったのが、このペンシルベニア大学の研究だということですね。
その2週間後、万歩計を回収し、両者のグループの歩いた距離数を算出し、比較していったわけですが、「何もなし」としたグループよりも「定期メール送信」をしていたグループのほうが20%ほど歩いた距離数が長いことが判明しました。
つまり、「ご褒美」としてもらえるものを「定期的に再確認する」ことによって、達成率や実践率が高くなる、ということがこのペンシルベニア大学の研究により判明した、ということなんですね。
ご褒美のうまい設定方法
このペンシルベニア大学の研究を見ていくと、かなり多く、参考出来るポイントが見つかるかと思います。
多くの人が「今月仕事を頑張ったら、欲しかったバックを買おう」というように、ご褒美を設定するかと思います。
ただ、多くの人が一度「バックを買う」と思ったら、思い出すことはなく、仕事にまい進し、ご褒美を忘れてしまいがち。
しかしこのペンシルベニア大学の研究を紐解いていくと、「強制的にご褒美を思い出させてくれる」ように仕向けることで、仕事へのモチベーションが高まり達成率を上げさせてくれるわけです。
なので、ご褒美として買うものが「バック」なのであれば、欲しいバックを休憩中1度は必ず見る、だとか、定期的にリマインダーを設定して置き「バックを買う」というように見れる状態にしておくのがベストだということなんですね。
iPhoneでリマインダー設定をする3つの方法
とここまで見てみてもらえると、「ご褒美は定期的に意識するようにする」ことが大切で、それを頻繁に行うように日常生活に入れ込んでいくことが重要だ、ということが見えていたと思います。
ただ僕ら人間は忘れっぽい生き物で、「忘れないようにする」としたところで、あまり効果がないことは重々承知の話です。
「ご褒美を定期的に思い出す」としたとしても、忘れるのが落ちであまり効果は得られないでしょう。
何が言いたいのかというと、「機械的にシステムとして通知させる」ことが大切で、定期的に知らせてくれるように仕向けないといけないということなんです。
おそらく調べてみれた設定した文言などを通知してくれるアプリなんてのはありそうですし、そこまで難しくないと思います。
具体的にそういった「仕組みに組み込む」というのはデフォルトのiPhoneに搭載しているアプリなんかでも可能で。
いくつか紹介しておくと。
まず1つ目が「時計」のアプリですね。
タイマーなどの設定もできるこの時計アプリですが、実は「アラーム」の設定において「ラベル」という項目からテキストを変更することが可能です。
おそらくアラームということなので、目覚まし時計に使っている人が多いかと思いますが、「お知らせ」としても活用することが出来、「バックを買う」というように定期報告する際にも応用が利きます。
そして2つ目が「リマインダー」のアプリ。
これは設定したタスクをクリアすれば、それをタップし消すことが出来る「タスクスケジューラー」の役割をするアプリで、僕もよく活用しています。
リマインダーをタスク管理として使っている人なら、あえて一番上に「バックを買う」というようにリマインダーを残しておいて、タスク管理する際は毎回チェックする、という方法をとることも可能です。
僕的にはリマインダーをかなり活用するので、頻繁に目をすることもあり、何度も設定をし直す必要はないので、オススメ。
そして3つ目はapple純正のアプリではないですが「Gmail」でも、リマインダーは可能です。
Gmailにおいて「メールを送信する日時を設定する」ことが出来ます。
つまりこれを応用すると、自分のメールアドレスから自分のメールアドレスへメッセージを送信することが出来る、ということ。
これを応用すればペンシルベニア大学の研究にもあった「メールで定期的知らせる」ということが出来るので、Gmailを多く頻繁に活用している人はいいかもしれません。
「Gmailを開いたら、毎回1時間後の自分に向けて送信する」
という風にルール化してもいいと思いますし、応用方法は様々です。
まとめ
少し長くなったので、最後にまとめておくと。
ご褒美をうまく活用し達成率を1.2倍にまで高める方法は「定期的にご褒美を思い出す」こと。
これをすることにより、何もしないグループに比べ20%ほど達成率が高くなったことがペンシルベニア大学の研究により判明している。
そのため、「いかに頻繁にご褒美を思い出すことが出来るか?」ということがポイントとなり、スマホなどのアプリを活用して生活の中に組み込むと、うまくご褒美を使って誘導することが出来る。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。