今回はタイトルにある通り。
「ネット上で批判や文句を言う人」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
先に結論から伝えておくと、インターネットの世界で攻撃的な人、いわゆる文句や批判を言う人というのは、現実世界であってもまったく同様の性格をしていることが分かっていて。
オフラインや現実においても攻撃性が高いことが分かっています。
さらに面白いのは「なぜ攻撃的な性格なのか」というポイントで。
この理由を知ると、よりネットで文句を言う人がオワコンだということが見えてきます。
なので今回はネット上で攻撃的な人のオフラインでの性格を解説していこうと思います。
インターネット上で攻撃的な人は、現実でも攻撃的
ではさっそく。
ネット上で攻撃的な人は、現実世界でも攻撃的というその根拠から解説していくと。
これはケンブリッジ大学が行った研究がもとになっていて。
この論文では8434人の人を対象にして研究が行われました。
いったいどんな研究が行われたのかというと、インターネット上において攻撃的な発言や批判的な発言などをしている人達をピックアップし、分析を行っていきます。
主に8種類の性格分析がなされていて、
- 批判的
- 攻撃的
- 差別的
こういった観点からインターネット上での性格を分析していきました。
このケンブリッジ大学の研究では「政治」についての話し合いにフォーカスしているわけですが、政治の良し悪しや考えの主張ではなく、人格否定や相手に対して悪口などがネット上ではよくあります。
その発言を上記の批判的であるか、攻撃的であるか、という部分で区分けしていったわけでした。
その後、インターネット上にて
- 批判的
- 攻撃的
などと判定された人を対象にして「オフライン=現実世界」の性格を分析していきました。
すると面白いことが判明して。
冒頭にも伝えましたが、インターネット上で攻撃的な人は、リアルな現実世界においても批判的で攻撃的であることが判明しました。
つまり、ネット上で嫌な奴やうざい奴というのは、現実の世界であっても「うざくて嫌な奴」である可能性が高い、ということがこのケンブリッジ大学の研究によって判明した、ということなんですね。
さらに面白いのはここからで。
なぜネット上で批判をしてくるのか。
次にケンブリッジ大学は、批判的かつ攻撃的な人に対して「権力を得るためにどれぐらいのリスクを許容しますか?」という質問を投げていきます。
この質問がまさしく「なぜネット上で批判をするのか」という理由に直結する部分なので解説していくと。
「権力を得るためにどれぐらいのリスクを許容しますか?」という質問をしていったところ「権力を得るためにかなりリスクを許容する傾向」にあることが判明しています。
つまりこのことから言えるのは、ネット上で批判をする人というのは「批判や悪口を言うことで、上に立った気持ちになりたいがために言っている」という、その背景が見えてくるわけですね。
人の上下関係や主従関係というのは「上か下か」によって決まりますよね。
「俺のほうが上だ」
「俺のほうが正しい」
こうした形で、マウンティングがとられていきます。
正しいかどうかはさておき、「権力」などを上げたい場合は「自分が努力し勝ち取る」のが普通の考え方です。
ただ一方で、もっと楽な方法として「相手を下げる」ことによって自分を上に見せる方法もあったりします。
(実際に上に立ったわけではなく、上になった気分でいるだけの話だが)
要はネット上で批判をする人というのは、自分が上に上がる努力をせず、相手を下げることでマウントを取るために批判をしている、ということ。
そしてそれはリアルな世界であっても、ネットの世界でも同様の話で、「偉くなりたい=(偉く見られたい)」という承認欲求に突き動かされているものだということ。
その証拠に「権力」に対して異常な執着を見せ、リスクを取ってでも権力を欲しがる傾向から見えてくるわけです。
まとめ
つまりまとめると。
ネット上で文句や悪口、批判をする人というのは「現実世界でも攻撃的」である可能性が高い、ということ。
そして批判をする理由は「相手よりも上だ」ということを認識させるため。
ただし実際に上に立ったわけではなく、上に立った気持ちでいるため、まったく意味のない行為である。
まとめるとこんな感じになります。
リアルな世界でもウザい奴なので、友達も少なく、リアルな世界でも承認欲求を満たせないので、よりネット上で過激になっていく。
こうした負のスパイラルが生まれているようです。
なので、誰かに認めてほしいという気持ちが、よりネット上で過激な発言をすることに拍車をかけていく。
こうした「可哀想な人」だということを知っておくことで、少しは気分が楽になる人もいるんじゃないかなと思います。
何かチャレンジをしたり、挑戦したりするときは批判がつきものですが、その批判している人の背景を知ると「批判的な声」、特にネット上での誹謗中傷に耳を傾ける必要がないことを知れますので、ぜひ参考にどうぞ。