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失敗は成功のもとっていうけど、科学的に正しいのか。

今回はタイトルにある通り。

「失敗は成功のもと」ということに関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

先に結論から伝えておくと、「失敗は成功のもと」というのは結構間違っている可能性が高く、僕ら人間は「失敗からは学べない」という可能性が高いことが分かっています。

なので、失敗を繰り返しているだけで成功するとは限らず、「失敗の種類」を見極めることが成功するためには重要になってきます。

今回はそんな「失敗は成功のもと」ということに関して解説していこうと思います。

失敗は成功のもとではない

ではさっそく。

失敗は成功の基とはならない、というその根拠から解説していくと。

これはシカゴ大学のブーススクールオブビジネスにおいて、ローレン教授が行った研究がもとになっていて。

この研究では集められた被験者に対して、あえて間違いが出やすい難しいテストを被験者に説いていってもらいました。

あえて間違いが出やすい難しいテストを行ったのにはきちんと理由があって。

間違いが出た際に、被験者を2つのグループに分けることがこのテストの目的でした。

実際に2つのグループに分けて同じテストを行ってもらい、それぞれのフィードバックを与えていきました。

  • ポジティブな面をフィードバックしたグループ
  • ネガティブな面をフィードバックしたグループ

この2つのフィードバックをそれぞれ別々のグループの被験者に与えていくわけですが、「ポジティブな面のフィードバック」というのは「正解した回答」にだけフィードバックを与えていくというものでした。

その一方で「ネガティブな面をフィードバック」というのは、間違った問題にのみフィードバックを当てて、「間違ってしまった問題」を被験者に伝えていったのでした。

要するに「正解した問題」を教えてもらい評価してもらうのか、「間違った問題」を教えてもらい評価してもらうのか、という違いが両者のグループにはあるということ。

ほとんどの学生は「正解した回答」よりも「間違った回答」を知れた方が良い気がしますし、ほとんどのテスト勉強は「正解した箇所」よりも「間違った個所」を重点的に勉強すると思います。

そのため、「ネガティブな面をフィードバック」された被験者のほうが、有益な気がしますが、このシカゴ大学の研究では全く違う答えとなりました。

  • ポジティブな面をフィードバックしたグループ
  • ネガティブな面をフィードバックしたグループ

この2つのグループにはフィードバックを与えた後に、同様のテストを行い「どちらの面をフィードバックされた被験者のほうが追試の結果がいいのか」を測定していったところ、「ポジティブな面をフィードバックしたグループ」のほうが追試のテスト結果が高いことが判明しました。

ポジティブな面をフィードバックされたグループは、前回のテストで正解した箇所を正解する可能性が高くなった一方で、ネガティブな面をフィードバックされたグループは前回のテストで間違った個所を正解する可能性は変わりませんでした。

つまりこの研究では「人は何度でも同じ失敗を犯す」ということが研究により判明していて、失敗は成功の基とは言えない可能性が高い、ということがシカゴ大学の研究により明らかになったのでした。

なぜ人は失敗から学べないのか

では次に。

一見すると「成功した回答」を知るよりも「間違った回答」をした個所を指摘してもらい、勉強したほうが結果はよくなりそうのに、答えは真逆となってしまったのか。

その理由として、この研究を行ったシカゴ大学のローレン教授は「人間の自尊心」の問題だと指摘しています。

確かに上記の研究における「間違った個所を教えてもらう」というのは、その間違いを指摘してもらい正していくことが出来れば、テストの結果は良くなったことでしょう。

もともと正解している個所は知る必要はあまりなく、本来であれば失敗する箇所を改善できればトータルの点数は上がるような気がします。

ただ僕ら人間は失敗を犯したときに、失敗から学ぶというより、自身のプライドを守るために、そして自尊心を守る方向にシフトします。

要は自尊心を守るためには、失敗を失敗だと認めないことで、自尊心やプライドを守っているわけです。

失敗を認めてしまえば、自尊心やプライドが傷つき、自分を否定することにつながりますから。

そのため、ローレン教授は「人は失敗から学ぼうとはしない」という風にコメントしており、その原因は自尊心やプライドだと指摘しているわけです。

そしてその一方で、上記の研究にある通り「失敗よりも成功」から学ぶことのほうが多く、実際にテストの結果が高かったことからもわかる通り、成功をすることにより僕らは成長していきます。

そのため失敗は成功の基というのを言い換え、「成功するために失敗の量を増やす」という解釈にすると、成功する確率を上げ学びを得る機会を増やせるんじゃないかなと思います。

まとめ:失敗を糧にするには

少し長くなったので最後にまとめておくと。

「失敗は成功のもと」ということわざは「失敗から学ぶことで成功する」という解釈の場合、間違っている可能性が高く人は失敗から学ぼうとはしない。

それは自尊心やプライドを守るため、失敗をなかったかのようにする性質が人間にはあるためで、むしろ「成功する」ことのほうが学べることが大きいことが、シカゴ大学の研究により明らかになっている。

そのため、失敗は成功のもとというのは、「失敗から学ぶことで成功する」のではなく、「成功するために失敗をする」という解釈のほうが正しい。

まとめるとこんな感じですね。

あと最後に面白いことを追加しておくと。

この研究をしたローレン教授は数々の研究を行っていて、「失敗から学べないのならどうすればいいのか?」ということも解説してくれています。

失敗から学べないのは、自分のプライドを守るためだという風に伝えましたが、要は「プライドを気づけず失敗から学べばいい」ということになります。

その「プライドを傷つけず失敗から学ぶ方法」というのは「他人の失敗から学ぶ」ということ。

自分自身の失敗であれば、自己否定につながり、自己否定を重ねないために失敗を素直に認められなかったわけですが、他人の失敗となれば「自己否定」をせずに済むため、素直に学ぶことが出来ます。

なのでローレン教授は「他人の失敗から学ぶこと」の重要性を指摘しています。

よくあることわざで、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」ということわざがありますが、まさしくですね。

ぜひ参考にどうぞ。

最後まで読んでくれたあなたに。

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これまでの経緯やノウハウを電子書籍化した結果、大手電子書籍掲載サイトにて、新着ランキングトップ10位入りの常連と化し、最高位2位を受賞。更に2017年4月にはAmazonに電子書籍を出版し、アマゾンランキング1位を2部門で受賞。見事2冠を達成し大きな反響を得る。

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