今回はタイトルにある通り。
「心やメンタル」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
先に結論から伝えておくと、心やメンタル、精神面を鍛えるためには「運動」が効果的で、その中でも体感トレーニングやバランス感覚を取るためのトレーニングがよりメンタルに効果的だということが分かっています。
今回はそんな「メンタルを鍛える」ということに関して解説していこうと思います。
心と体はつながっている
ではさっそく。
心やメンタルを鍛えるには「運動」が効果的だという、その根拠から解説していくと。
これは2016年にピッツバーグ大学が行った研究がもとになっていて。
この論文では、「脳と体」が実際にどうリンクしているのか、ということを調べていきました。
この「脳と体」とのリンクは昔からよく言われていて。
一例をあげるとすると「病は気から」という言葉がありますが、これは「体が弱っていった結果、病気になる」ということを表した表現になります。
また、この病は気からというのは、精神的に弱ってきた場合にあらゆる免疫が下がり、病気になりやすいという研究もあったりします。
後は、「呼吸」なんかも心と体とのリンクを証明するための一つ行為ということが分かっていて。
呼吸をすることによって、実際にリラックス効果や不安の解消、抑うつの軽減などあらゆる効果があることが分かっています。
またもう一つ例を挙げると「瞑想」なんかも心と体のリンクを示すものの一つになっていて。
上記記事でも解説していますが、カリフォルニア大学の研究なんかを見てみてもやはり瞑想がメンタルケアや集中力の改善に働きかける、ということが分かっています。
要は、体で動かしたことによって脳へのポジティブな影響がある、ということが様々なシーンでわかっているわけですね。
その上で、今回紹介したいピッツバーグ大学の研究は、ここからさらに深堀していき「脳のどの部分と、体のどの部分がリンクしているのか」ということを調べていったんですね。
これが面白いポイントです。
研究モデルは少し難しいので、先に結論から伝えておくと、実際にメンタルや心と大きな影響があるとされている「大脳皮質」という脳の部分をより詳しく調べていったところ、体の「副腎」という個所に大きな影響を与えることが分かりました。
つまり、心と体はやはりリンクしていて、具体的には大脳皮質と副腎が大きなつながりを持っている、ということがこのピッツバーグ大学の研究により明らかになった、ということなんですね。
運動をするとメンタルは強くなる
その上で。
ここから大切になってくるのは、「副腎」というポイントをどうやって刺激してあげることが出来るのか。
ここが大切なポイントになってくるわけです。
副腎というポイントと脳の大脳皮質が繋がっているのであれば、副腎を刺激することによって、脳をコントロールすることが出来る、ということを意味しているからですね。
だからこそ、メンタルを鍛えることが出来る、ということにつながってくるわけですが、この副腎は実は「運動機能」と密接につながっていることが、今回のピッツバーグ大学の研究により明らかになった大きなポイントです。
よく「運動をすると気持ちよくなって、健康的になった気がする」と感じる人がいると思います。
逆に「部屋に引きこもってばかりで体を動かさなくなると、精神的に病んでくる」という経験をした人も多いかと思います。
特に休みの日なんかは疲れ切って家の中で休日を過ごす、という経験をする人は多いと思いますが、もれなく休み明けはかなりしんどい。
これなんか運動をすることによって副腎から大脳皮質への影響があり、メンタルや心が鍛えられたり、刺激されたことによって与えられた影響と考えられるわけです。
事実、精神的な疲れが肉体的なパフォーマンスを大きく低下させることが分かっています。
し、逆に運動することで精神面やPTSDなどのトラウマにも効果があることが分かっていたりします。
これらを見るとやはり運動の大切さを痛感するばかり。
そしてもっと言えば、実はこのピッツバーグ大学の研究では運動ということ以上に「体感トレーニングやバランス感覚を鍛える動き」というのが、より副腎を刺激し、大脳皮質に影響を与えるということが報告されています。
上記の記事で紹介したデュースブルクエッセン大学の研究で「ヨガがメンタルに効果的」としたのは、このバランスを鍛える動きが課さっていたことが拍車をかけていることが想像できます。
なので、体感トレーニングやバランス感覚を鍛えるトレーニングを取り入れてみると、心や脳を鍛えられると思うので取り入れてみてください。
ぜひ参考にどうぞ。