今回もタイトルにある通り。
時間が圧倒的に足りないと感じた時にすべきことを知ったので、それをシェアしておきます。
その方法っていうのが
- 1本の軸にする
- 整理する
- 他人に親切にする
この3つです。
この3つを行うことで、圧倒的に時間が足りないという感覚から抜け出し、1日の中の時間を有効に使えることが分かっています。
今回は、その理由と根拠をお伝えしていきます。
根拠
まずそもそも。
時間が圧倒的に足りないと嘆いている人は結構いますが、最近社会心理学の観点からかなり話題に出るのが「時間飢饉」という概念です。
この時間飢饉という言葉がどういう意味かというと、「時間は足りているのに、焦りや葛藤、ジレンマによって時間が足りていないと感じる現象」
要するに、物理的には時間が足りているのにも関わらず、精神的に追い詰められ、焦ることによってストレスを感じ、時間がないように感じてしまうため、「足りない」と嘆いてしまうわけです。
この言葉は昨今であれば、インターネットが発達して、スマホなどが普及したため、かなり加速した考え方ですが、この時間飢饉という言葉はそれ以前からあり、1999年ミシガン大学のパーロという人が出した論文の中で「時間飢饉」という言葉が生まれていたそうです。
そして、時間飢饉の研究はさらに進み。
2015年のデューク大学で、123人の男女を集め、お金や仕事のトラブルを想像してもらい、この結果どういった変化が起こるのかを調査しました。
その結果わかったのは、「コンフリクト」というものが原因となり、時間飢饉が引き起こるということが判明します。
このコンフリクトというのは、要するに目的がバッティングしたもののことを言います。
例えば、ダイエットはしたいけどラーメンは食べたい。
資格の勉強はしたいけど、ゲームで遊びたい。
こういった、バッティングしてしまう目的がコンフリクトで、このコンフリクトを感じてしまうと、人はストレスに感じ生産性が落ちるため、「時間飢饉」に陥るというわけです。
要点
つまりどういうことかというと。
僕らは本来時間が足りないわけじゃなく。
時間飢饉という時間の歪みによって、「足りないように感じている」ということが、上記の実験から明らかになっていて。
バッティングしてしまう目的を持ってしまったがために、コンフリクトを引き起こし、「時間がない、時間がない」と想像することで、生産性が落ち、ストレスや葛藤から余計「時間が足りない」と感じてしまうということ。
何が言いたいのかというと、物理的な時間が足りないのでは決してなく、精神的な時間が足りていないため、本来やりたいことができないということが引き起こっているということなんです。
つまり、この時間の歪みやコンフリクトを取り除いてあげることによって、本当に物理的な意味で時間が足りないということ以外は、時間に余裕を持ち仕事や趣味に費やすことができるとういこと。
その方法というのが、冒頭で伝えた、
- 1本の軸にする
- 整理する
- 他人に親切にする
この3つの方法だということです。
そして、覚えておくべきポイント言うのは、時間飢饉という概念とこの時間飢饉という現象は、コンフリクトによって引き起こされるということを覚えておくことが大切です。
この2つを覚えておくと、「どうしたら圧倒的に時間が足りない状況から抜け出せるのか」というポイントが見えてくるわけですね。
応用方法
まずシンプルな方の「整理する」という方法から解説していくと。
コレは人生においての目的というのが、誰しもにあることだと思います。
「男として、かっこよくありたい」
これが目的なのであれば、時間が足りない原因として「ダイエットしたいけれどラーメンも食べたい」
こうしてバッティングした目的であるコンフリクトに優先順位をつけることができます。
つまり、人生においての目的を決めてさえしまえば、その目的ごとによってコンフリクトを防ぐことができるので、1つ1つを終わらせることができるということ。
この目的ごとにやるべきことを1つ1つ整理していく。
これが時間が足りない方がコンフリクトを取り除く1つ目の整理するという方法です。
もう1つが、1本の軸にするということ。
これが先ほどの整理するという方法にも似ていますが、自分自身の人生の目的において1本の軸にしてしまうということ。
例えば僕の例でいえば、本を読むことは大好き。
知識を知ることや勉強をすること(好きなジャンルのみ)は大好きです。
そしてその知った知識をこうしてブログに書いて、自分の知識をさらに深める。
インプット
↓
アウトプット
このようにして、自分のやりたいことが一見するとバラバラなようにも思えるわけですが、実際にはつながっている。
そうすると、全ては「目的のため」につながっているため、コンフリクトを引き起こすことがないため「時間が足りない」という時間飢饉にならないということ。
実際に僕自身はこの時間飢饉という言葉を一切知らない時から「時間が足りない」と感じることは圧倒的に少なかったように思います。
おそらくそれはすべての目的が1本の軸にしてつながっているから、コンフリクトが発生せず、時間飢饉になっていなかったからでしょう。
コレもオススメです。
そして最後が「他人に親切にする」ということ。
これは要するに時間飢饉というのは、「物理的に時間がないわけじゃなく、焦りや葛藤によるストレスで、精神的に時間がないと感じてしまうこと」が原因だったわけでした。
その大元である「焦りやストレス」というのを、他人に親切にすることで軽減するということがわかっています。
そうして、時間飢饉が引き起こってしまう根本的な原因のストレスを取り除くことによって、時間飢饉を防ぐというのが「他人に親切にする」という方法です。
ボランティアなんかもいいかもしれませんし、コンビニの横にある募金箱に募金するということでもいいかもしれません。
時間が足りないと感じる人は、その原因は時間ではなく「ストレスにある」
そう考えると、いろいろな対処ができるかと思います。
まとめ
少し長くなってしまったので、最後にまとめておくと。
時間が圧倒的に足りないときにすべきことというのは、
- 1本の軸にする
- 整理する
- 他人に親切にする
この3つ。
特に、
- 1本の軸にする
- 整理する
この2つの部分を整理するだけでも、時間が圧倒的に足りないという感覚を取り除くことができる。
時間が圧倒的に足りないという焦りは物理的に時間が足りないというよりも、コンフリクトからなる「ストレスや焦り、プレッシャー」から時間飢饉になることが大きな原因となっている。
コンフリクトとは、目的のズレや目的と行動とがバッティングしてしまう現象のことをさしていて、ダイエットしたいがおいしいものは食べたい、勉強しなければと思うがゲームなどをしてしまうといった、矛盾を意味している。
時間が足りないという感覚は、やりたいこととやっていることとがコンフリクトしてしまうため引きおこるので、
- 1本の軸にする
- 整理する
この2つを行うことで、「やっていることとやりたいこと」のズレを取り除くことによって、無駄なストレスやプレッシャーを取り除けるため、時間飢饉を回避することができる。
つまり、やっている仕事やタスクに矛盾を生まないようにするために、一本の軸にすべきで、整理し「やっていることとやりたいこと」を一直線上の目的につなげることが大切だということ。
そのうえで、他人に親切にすることによっても、ストレス緩和はモチベーションの向上が確認されているので、より時間としても心としても余裕を持てるため、拍車をかける。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。