脳を鍛え集中力をたった10分で高める禅のテクニックを紹介。

今回はタイトルにある通り。

「集中力を高める方法」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

先に結論からその方法を伝えておくと「マインドフルネス瞑想」が不安や緊張を抑えるのに効果的だということがわかっていて。

不安や緊張のみならず、認知機能や集中力、読解力も高まることがわかっているので、ぜひ習慣にしたいことの1つです。

マインドフルネス瞑想が集中力を高める

では「集中力とマインドフルネス瞑想」との相関性に関して、その根拠から伝えていくと。

これはカリフォルニア大学が行った研究が元になっていて。

この論文では48人の被験者を集め、2つのグループに分けます。

  • 1日45分のマインドフルネス瞑想を行ったグループ
  • 特に何もしなかったグループ

主にこの2つのグループに分けていきます。

この2つのグループ間の差を見出すことで、「マインドフルネス瞑想」の効果を確認したのが、このカリフォルニア大学の研究だった、ということですね。

その上で、2週間後に主に2つのテストを受けてもらいました。

  • 認知テスト
  • GRE(アメリカ共通試験)

この2つのテストをそれぞれの被験者に受けて行ってもらいました。

その結果わかったのは、マインドフルネス瞑想をしていたグループの方が何もしていなかったグループの人たちよりも文章の「読解力」や「集中力」が高いことが判明していて、GREの点数も約20%も高いことが判明しました。

つまり、マインドフルネス瞑想を行うことによって、読解力や集中力が高まり、テストの点数にさえいい影響を与えた、ということがこのカリフォルニア大学の研究により明らかになった、ということなんですね。

理由

ではなぜマインドフルネス瞑想を行った人たちは、そうじゃない人たちよりも読解力や集中力が上がったのか。

これに関しては「マインドフルネス瞑想」が脳を鍛える効果がある、ということが原因だとされています。

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実際に上記記事で紹介したオックスフォード大学の研究でも明らかになっていますが、瞑想というものは脳を鍛えれることが明らかになっています。

具体的には脳の前頭葉の部分がより活性化することがわかっていて。

この脳の前頭葉と「ワーキングメモリー」と呼ばれるものが密接に関わっていることが明らかになっています。

ワーキングメモリーというのは、「1時的に多数の処理をするための力」とされていて。

パソコンで言うところの「メモリ」であり、勉強するところの「机の広さ」という喩え方をされることが多いのが、このワーキングメモリーです。

パソコンで言えばメモリが8Gよりも16Gの方が、色々なアプリを立ち上げてもうまく処理ができます。

勉強でも教科書が1冊しか開けない小さい机よりも、教科書3冊とノート2冊広げられる大きな机の方が勉強しやすいでしょう。

ワーキングメモリーが高いと、同時に処理を行えるキャパシティを得ることができる。

さらには前頭葉は集中力や読解力などにも影響しているため、瞑想をすることによって集中力などにいい影響を与えた、と言うことが考えら得ている訳ですね。

つまり、マインドフルネス瞑想によって脳が鍛えられたため、読解力や集中力が高まり、テストの結果が高くなった、と言うことが考えられる訳です。

1日10分のマインドフルネス瞑想を1年続けた結果

実際にこのカリフォルニア大学の研究は1日45分という設計で行われていますが、禅や仏教から派生したこの「瞑想」というのは、昨今かなりの注目を集めていて、様々な機関で研究がなされています。

ウィスコンシン大学の研究では「1日10分」なんかでも集中力や認知能力の向上が確認されています。

その一方で、あのサピエンス全史を書いたハラリ教授なんかは「1日3時間」の瞑想を行うことを明言していたりします。

ここら辺になってくると超人だったりしますが、1日10分であっても効果が期待できる訳です。

んで。

僕自身この研究や瞑想の効果に関しては、もうだいぶ前から知っていたので、瞑想をずっと1年間ぐらい続けているんですね。

ちょうど今日の朝も瞑想をしてました。

実際どうなんだ?っていうことを気になる人もいると思うので、僕なりの感想を伝えておくと。

実際のところ瞑想の効果って、実感しづらいのが本音です。

瞑想をやったから「集中力が上がった」だとか、「読解力が高まった」って明確にわかる訳じゃないから、モチベーションが保ちづらいっていうのが、多くの感想だと思います。

でも僕はもう毎日のように1年間ずっと続けている。

それは「効果があるなしに関わらず、楽しいから」なんですね。

というのも、今の時代きちんとした時間を取らないと「自分と向き合う」というのが、できない状態でもある。

暇があればスマホを触り、テレビを見ながらyoutubeを見る。

こうやって「一つのことに集中する」ということや、「自分自身に目を向ける」ということ、はたまた「何もしないということをする」ということができなくなっていることに気づきます。

だからこそ、あえて「何もしない」という時間を確保する瞑想というのは、貴重であり大切な時間なんですよね。

またもっと言えば「不安や緊張」に関しては、全く動じなくなりました。

メンタルトレーニングに関しては、個人的に最強だと思っています。

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上記記事でも紹介していますが、不安などが襲ってきたとしても、それを冷静にかつ他人事のように捉えられるので、全く動じない。

また、毎日のように意識をピンポイントに向けられる訓練をしているため、変なことに気が散りそうになっても、すぐに方向転換できる。

そう考えたら集中力があってなせる技なのかなとは思いますが、メンタルトレーニングにはもってこいだと思います。

多分これからもずっと習慣化させていくのが、この瞑想だと思うので、1年間続けられている習慣なのかなと思いますね。

まとめ

ということで、最後少し脱線してしまったのでまとめておくと。

集中力を高める方法として効果的なのは「マインドフルネス瞑想」

マインドフルネス瞑想には、読解力や集中力を高める効果が確認されている。

それはマインドフルネス瞑想をすることによって、前頭葉が活性化しワーキングメモリーなどが向上したことが原因だとされている。

まとめるとこんな感じですね。

一応最後の最後にマインドフルネス瞑想のやり方を少しだけ伝えておくと。

禅の方法の中に「数息観」というものがあります。

これは息を吐きながら数を数えるというもので、マインドフルネス瞑想もこれと同じ容量で行えます。

つまり「息を吐きながら、(1、2、3、4、、、、)」と心の中で数えていく。

これが数息観なので、ぜひ真似してやってみてください。