ブログは時代遅れで稼げないビジネスモデルなのか。

今回はタイトルにある通りなんですが、以前メルマガ読者の方から「ブログは時代遅れな感じがして、もう稼げないと思うのですが、どうなんでしょうか」ってな質問をもらったんですね。

なので、今回は「ブログはもう時代遅れで稼げないビジネスモデルなのか」っていうことに関して、解説していきながら、質問に対して回答していこうと思います。

先に結論から伝えておくと、ブログは全然時代遅れではないし、おそらく「ブログの概念」っていうのが、質問をくれた人の頭の中で止まってしまっていることが原因なのかなっていう風には思いますね。

なので、ブログの概念自体をアップデートしていくのがいいんじゃないかなって思います。

ブログの概念

まずね。

そもそもブログの概念っていう部分から解説していこうと思うんですが、おそらくこの質問をくれた人っていうのは「ブログ=個人のネット上の日記」っていう概念だと思うんですね。

それこそ、アメブロだったりライブドアだったりが全盛期の時で、SNSなんかもまだ全然なかったころに、「ネット上で自分の日記を発信できる」っていうことで拡大していったのが、「ブログ」というものでした。

おそらく質問をくれた人は、ここら辺の知識で止まっているんじゃないかなって思います。

ただ、そこから時を経て、ブログというものが大きく変わっていきます。

個人的に大きな変革をもたらしたのは「ワードプレス」というものだったと思っていて。

一応知らない人のために説明しておくと、ワードプレスは個人でもきれいなデザインのブログが簡単に構築できるツールのようなものです。

このワードプレスが広まっていき、「ブログ=アメブロやFC2などの無料ブログサービス」という枠組みから、独自ドメインやレンタルサーバーを借りて、自身で運営するオウンドメディアという形に色を変えていきます。

オウンドメディアっていうのは、ペイドメディアなどのいわゆる「メディアの種類」を意味していて、要するに「自社所有のメディア」をオウンドメディアと言います。

独自ドメインを借りて、自分でサーバーを契約して運営するため、ブログはオウンドメディアとなるわけですね。

こうした流れの中で、今ブログっていうのは「個人のネット上の日記」という枠組みをとうに超えて、「自社所有のメディア」という範囲に表現が拡大していったんですね。

その証拠に、企業が運営しているサイトだったりもワードプレスで構築されているし、検索上位のブログの多くはワードプレスで設計されています。

要はサイトもブログも、ワードプレスで構築されるようになっていった経緯から、サイトも個人の日記(旧ブログ)も両方「ブログ」なんですね。

世の中からグーグル検索がなくなっていないわけで、世の中から検索需要は全然減っていません。

そしてその検索需要のニーズを満たすのは、サイトでありブログなので、時代遅れではないということが言えるわけですね。

ですから、質問をくれた人はおそらく「ブログの概念時代が古い時代で止まっている」ということが推測できるわけです。

世の中から検索需要が減らない限り、時代遅れにはならない

ブログは時代遅れっていう人っていうのは、ブログというものを個人の日記というものという一昔前の概念で認識していて、今はサイトなどの役割もブログと呼ばれているという概念の拡大に気づいていない、ということを先ほどまで伝えてきたわけですが、じゃあこれからは「この先ブログは耳朶遅れになるのか」ということを考察していくと。

個人的には、ブログはなくならないんじゃないかなと思っています。

っていうのも、ブログの需要っていうのは、相対的に「検索需要」と比例します。

多くの人が「検索したい」って思えば、その需要にこたえるのは、ブログサービスであり、ワードプレスで構築されたサイトです。

とすると、「検索したい」っていう人が減れば、当然ブロガーは減っていって当然ですが、残念ながら検索したいという人は全く減っていっていません。

これは確かっていうレベルの記憶ですが、数年前の時点で、月間の検索回数が「1兆回」を超えているっていうことをどこかのニュースで拝見したことがあります。

それぐらいグーグルなどを通して僕らは「調べる」「情報を得る」ということを日常的に送っている、ということ。

それは裏を返すと、検索してきてくれた情報に答えるブログのニーズを表していることにつながるので、ブログがこれから時代遅れになるかっていうことの一つの答えになるんだと思います。

個人の日記ブログでは稼げない

ただ一つ。

最後に付け加えておきたいのは、今回の質問をくれた人が唯一間違いじゃない部分っていうのは、「個人の日記では稼げない」という認識です。

これに間違いはなくって。

僕自身ももし仮に「ブログ=個人の日記」という概念だったら、「ブログは稼げない。だって一般人の日記なんて誰も読みたいとは思わないから」って思っていたと思います。

これに間違いはありません。

いわゆる個人の日記ブログでは、よほど面白い人生を送っている人じゃない限り、稼ぐことはできません。

じゃあどうすればいいのかっていうことですが、うまくいっているブログの大半が「特化型ブログ」です。

いわゆる「一つのジャンルに特化したブログ」であり、その特化したジャンルにおいて「役に立つ知識を教えているブログ」が、今一番稼いでいるブログに共通することです。

僕のこのブログでいえば「副業」だったり、「ネットでのビジネス」においての情報を発信しているわけですが、アフィリエイトについて知りたい人やブログについて知りたい人は、このブログを見ることによって役に立つ情報を得ているわけです。

また、筋トレとかを検索してもらえれば分かると思いますが、筋トレについて本当にわかりやすいブログが多くヒットしますし、そのブログは「筋トレ、旅行、盆栽」ってな感じで、ジャンルがバラバラってことはないですよね。

  • 筋トレ
  • 旅行
  • 盆栽

こうして一つのジャンルのみに特化させたブログが絶対にヒットすると思います。

いわゆる雑多ブログというのが稼げないわけではないですが、多いのはやはり「特化型ブログ」ということになるわけです。

ただし、いづれにしても「役に立つ情報を発信している」という共通点に違いはないので、質問をくれた人が認識している「個人の日記ブログでは稼げない」というのは間違いのないことだと思います。

大切なのは、「役に立つ情報を発信する」ということであり、検索してきてくれたユーザーの需要を満たしてあげることです。

まとめ

ちょっと長くなったので最後にまとめておくと。

ブログの概念はすでに大きく変わっており、個人の日記をネット上に公開する従来のブログという概念から、サイトやオウンドメディアという役割を担ってきているのが、今のブログ。

だから、ブログが時代遅れというのは、「検索需要が無くなった世界観」においては正しいといえるが、今現在検索需要がなくなる気配も見えないぐらい、日常的に検索する行為が行われている。

そのため、「ブログの概念」を改めて知ると、時代遅れではないことを改めて痛感する結果となり、今後のブログの未来に対しても予測ができる。

しかし、「個人の日記」という自己満足のためのブログが稼げないという意見に対しては賛成であり、「役に立つ情報を発信する」ということが、ブログに対しても求められること。

なので、今稼いでいるブログに共通することは「特化型ブログ」であるケースがほとんどである。

まとめるとこんな感じですね。

最後に改めて「ブログは時代遅れじゃないですか?」って質問をくれた人に回答するのであれば「一度何かしらのキーワードで検索して、ヒットするページを見てみると良いと思います。それが答えです」

って返答すると思いますね。

ぜひ参考にどうぞ。