先日友人と会ったときにある相談をされました。
「仕事が大変すぎて、辞めたくて辞めたくてしょうがない」と言う相談でした。
彼が働いているのは、飲食店の仕事です。
巷では、飲食店の仕事って厳しいとよく聞くんですが、彼の仕事もそれ以上の職場環境。
出勤時間もめちゃくちゃ早く、朝6時ぐらいからの出勤。
早番と遅番のシフトがあるらしくって、早番でも7時帰社です。
遅番で24時帰社なので、どちらにしろ12時間労働を超えています。
労働時間ももちろんなのですが、彼の場合時間以上に厳しい現状がある様でした。
手が元々強く無い方なのですが、飲食店という業種柄、洗物をしたり、仕込みをしたりで、水に触れる機会が多いんです。
すると、手がひび割れして来て、5本指の中でキレイな爪、手、指をしている手はありません。
全てあかぎれをおこしているんです。
また、そこが赤く炎症しているので、染みて染みて尋常じゃないほど痛いみたい。
口内炎が出来た場所に、レモン汁を当てている感覚と同等ぐらいに痛いらしいのです。
そんな手の状態にも関わらず、次から次へと洗物が押し寄せ、手がじゅくじゅく化膿して、ふくれあがっちゃった状態なんです。
「手袋出来ないの?」そう僕が聞くと、「店長がするなって言うから出来ない」そう言っていました。
ありえない謎な習慣ですが、その飲食店にはそんな風習が根付いている様です。
昭和時代なんかではスポーツをやっても、水は飲むな。
なんて言う文化がありましたが、それと一緒で時代遅れな習慣です。
現にスポーツ中には水分補給をしないと、人体に対してかなり悪影響という事が科学的に証明されています。
よくこの例を出すと「気合いが足りない!!」という星一徹ばりな、熱烈な教師の見たいな反論が出ますが、気合いを出す部分と、倒れて動けなくなる部分とでは、頑張りどころが違います。
手袋をしても、あかぎれの痛みが緩まる分、多く皿を洗えます。
手袋をしないで、痛みで皿を洗う枚数が少なくなるより、圧倒的に効率的です。
未だに、根性論とか、精神論をはき違えて職場に持ち込んでいる人が居る事にびっくりしましたが、彼の仕事環境では手袋さえする事が許されないようなのです。
そんな劣悪な仕事環境なので、彼との出来事で本当にびっくりした事がありました。
タクシーの中で
僕の家の近くにコンビニがあるんです。
そのコンビニは、彼の家と僕の家の中間地点にあるので、ふと買い物をしに行ったときに、偶然出会う事があるんです。
その時は深夜1時頃でした。
僕はパソコン1台でサラリーマン以上のお金を稼ぐ事が出来ているので、特に仕事場所や職場の人間関係に縛られる事はなくなりました。
(それまでは劣悪な職場環境で、毎日仕事を辞めたいと思っていました。)
その時もお昼ぐらいに仕事を終えて、漫画を読んだり、読書をしたりして1日を過ごしていました。
1時頃にタバコが無くなったので、そのコンビニに向かったんです。
タバコを買って、コンビニの前の灰皿で一服していると、ほとんど車通りの無いコンビニの駐車場に1代のタクシーが止まりました。
「この時間に珍しいな」
そんな風に感じたので、ふと乗っているお客さんに目をやったんですね。
すると飲食店で働いている「仕事を辞めたい」と今回相談した友人が乗っていたんですね。
ただなかなかタクシーから下りてこない様子。
「自分に気付いたら声をかけるはずなのに、どうして下りてこないんだろう」
そう思っていたんですが、1分ぐらい経ってもタクシーから降りてこないので、車に近寄ってみました。
すると、タクシー運転手さんが、僕の友人に対して声をかけているんですが、肝心なその彼はクタクタに疲れすぎて、寝たまんまずっと横になっていたんです。
そのことにタクシーの中をのぞいた事で気付いたので、僕が間に入り、友人を多少強引に起こし「着いたぞー!!」と声をかけました。
うつろな目で起きた彼は、料金を払いタクシーからようやく降りて来ました。
車で寝ちゃってたぞ〜!笑
と僕が気さくに声を掛けると、「ごめん、全然気がつかなかった」と。
彼は終電で帰っていて、疲れたのでタクシーに乗ったとの事。
その車中で気がついたら寝ていて、起きたら僕が目の前に居たらしいんです。
俺が居なかったらどうしてたんだ。
そんな一物の不安を抱きました。
「仕事大変だった?」と聞くと、その日はバイトの子が急遽休んだため、早番の彼が閉店まで働いていたとの事でした。
早番は6時くらいの出勤で、遅番が24時ぐらいの帰社なので、18時間労働。
また週末と言う事で、その日はめちゃくちゃ込み、ほとんど休憩すら出来ない状態だった様です。
飲食店なので、当然立ちっぱなしで、調理と注文を聞く立場の両輪なので、お客さんの前に居る事から常に気を抜けない状態。
あかぎれの手で洗い物のみを、3時間ほどやる時間も合ったみたいです。
しかもその日は、6連勤目で疲労もたまっている週。
当然疲れてくるので、意識がうつろいでミスが立て込んでくると、店長から飛んでくる怒号。
「使えねえんだよ!」「無能が!」「死ねよ!」
こんな荒々しい言葉が平気で飛んでくるみたいなんです。
僕の憶測ですが、そんな仕事環境で精神をすり減らして働いて、地元に帰って来た安堵から、自分の身を守る為に、タクシーに乗った瞬間に眠ってしまったのかなって。
もちろん疲弊した体の疲れと言うのもあると思いますが、寒かったら体が勝手に震える様に、防衛本能から眠ってしまったのかなと思ったんです。
そんな彼から小鳥の声ぐらい小さな声で「仕事辞めたい。」と相談されました。
仕事を辞める事は悪い事じゃない
僕は別に仕事を辞める事自体、別に悪い事だとは思っていません。
仮に「仕事を辞めたい」と言う相談をした彼の様な仕事をずっと続けていて、今後鬱になり、体を壊し、精神的に壊れたらもう立ち直れない可能性が高いです。
その2〜3年が、その後に10年20年を壊します。
現に鬱になって、職場復帰もままならず家で療養している方も知り合いで居ます。
また最近、仕事がきつすぎて自殺してしまったり、電車に飛び込んだりなんてニュースも連日の様にやっています。
そうなっても、会社は休まず、気にする顔せず、営業を続けます。
会社員の1人の労働なんて歯車の一部でしかないと言う証明ですよね。
それなのに1人の人生を永久に壊してしまう。
だから別に仕事を辞める事は、自分自身のみを守る為であって、悪いことではありません。
「辞めんな」「逃げんな」「諦めんな」
そうやって仕事を辞める事自体を引き止める人が居ますが、そんな人たちの言う事なんて聞く必要はありません。
そもそも仕事を辞める事自体、逃げでも、諦めでも、何でもないし、新たなスタートな訳ですから。
引き止める人自体は、当の本人の気持ちを1ミリも分かっていないから言える事です。
だから僕はその友人に、
「頑張ったね」「もう仕事辞めてゆっくり休んでもいいんじゃない」
そう伝えました。
彼の頑張りは僕が一番知っています。
そして頑張り屋で責任感の強い人ほど、仕事辞めたいけど、誰かに迷惑かけたらと、自分を追い込んでしまいがちです。
もっともっと自分を大切にしても良いと思います。
また昔ならば、仕事を辞める、転職すると言う事=脱落者orニートなんて、よくわからん烙印がありましたが、今の現代転職は当たり前です。
更にネットが発達した現代では、個人でビジネスをする事さえ余裕です。
特に職場環境や仕事場所なんかも、特に気にする事なく仕事をする事が出来ます。
今程好きに生きていい時代、好きに生きて行ける時代は無いと思います。
「仕事を辞める事は新たなスタートだ」
そう思ってもらえる様に友人にはアドバイスしました。
少しでも彼が仕事を辞めて、楽に生きられる様になれれば良いなって思います。
頑張りすぎない。これが彼のこれから大事な事かなと思います。
ps.
転売やせどりで稼げた物ですね。
以前ブックオフで仕入れて売れて行った商品の一部です。
この3つだけで7650円ほどの利益でした。
この2つは利益率70%を超えた商品でした。
これも近くにあるような全国店舗で売っているので、どこにでありそうですね。
2つだけで7000円ほどの利益なので、1日働いて稼ぐお金分は利益が出てますね。
たった2つで。
(これぐらいの利益率を誇るのは、最初は難しいですが。)
やっぱり転売、せどりが一番稼ぎやすいネットビジネスと言うのは間違いないですね。
また2つだけ仕入れれば、もう1日分の稼ぎになるので、美味しい限りです。