以前「ペラサイトをたくさん作り、アフィリエイトを始めようと思っているのですが、その際サーバーに契約し、独自ドメインを取得する際は、ドメイン代とサーバー代をそれぞれ料金を支払わなければいけないのでしょうか。」
そんな質問を見かけました。
まあ、この質問に対しては、色々言いたいことがあるんですが、それは抑えておいて。
結論からいえば、ペラサイトを量産する場合、それぞれに応じてサーバー代を支払う必要はありません。
当然、別ドメインを取得するのであれば、ドメイン代を支払う必要はありますが、サブドメインを使用する場合は、ペラサイトを作る場合であっても支払う必要はありません。
ペラサイトのサーバー代が1つでいい理由
もちろんこれは量産するペラサイトによって変わってくるし、サーバーによっても設置できるドメイン数に限りがあったりするので一概には言えませんが、多くサーバーで「複数のドメイン」を設置することができます。
僕自身も、いろんなウェブサイトを運営していますが、全て1つのサーバーでまとめています。
参考記事:「さくらサーバーとエックスサーバー。ブログをやるならどっちがオススメ?」
僕の場合は上記記事に書いた通り、エックスサーバーを使っていますが、ドメイン設定の項目から「ドメイン設定追加」という項目があります。
そこからドメイン設定追加をすることによって、そのドメインを1つのサーバーに接続することができるので、複数のドメインを1つのサーバーによって管理することができるってことなんですね。
ドメイン代は2つの方法がある
その上で、サイトっていうのは、「ドメイン」と「サーバー」の2つから、主に成り立っています。
サーバーが1つでいいとすると、ペラサイトの量産で重要になってくるもう1つは「ドメイン」です。
サブドメイン取得
このドメインですが、ただ単に「ドメイン」を増やすだけであれば、ドメインに紐付けされている「サブドメイン」を取得することができます。
これは無料の方法で。
サブドメインなので、もちメインのドメインが「main.com」というドメインなのであれば、「sub.main.com」みたいにメインに紐付けされる形になります。
多分ペラサイト量産ということなので、被リンクを送るために、ペラサイトを量産するんだと思います。
となると、被リンクの送り側がサブドメイン含め、同一のドメインだった場合、明らかに自作自演となってしまいます。
そうしたくない場合は、ドメイン代だけは個別に取得するしかなくなりますね。
新規ドメイン取得
個別にドメインを取得するっていうのは、シンプルな話。
1回ドメインを取得したように、新しく新規ドメインを取得するという形になります。
これであれば、サブドメインではなくなるため、メインドメインに紐付けされることはなくなります。
なので、もし仮にペラサイトをやるのであれば、ドメイン代は節約できないっていうのが、回答かなと思います。
まあそれでもドメイン代は月に100円程度。年間で1000円前後がほとんどなので、さほど痛くはない経費だとは思いますが。
無料ブログ
あとまあ無料でドメインを取得する方法として、考えられるのは無料ブログなんかがあげられますね。
これも一応無料で取得できますし、使うところのサービス名がドメインには着きますが、一応ドメインを無料で取得する方法として挙げられるのかと思います。
無料ブログサービスを展開している会社はいっぱいあって、
- アメーバブログ
- シーサーブログ
- fcブログ
上げればきりがないので割愛しますが、上記のサービスに代表されるようにかなりの種類の無料ブログが存在しています。
なので、気になるのであれば、調べてみるのがいいんじゃないかなって思いますね。
ペラサイト量産は一切オススメしない
まあ、一応ここまででペラサイトを量産するためのサーバーとドメインの関係を説明してきました。
正直なところ、あんまこれは説明したくなかった。
ただ解説してきたのは、「ランディングページ」だったりとかのペラサイトっていうよりも、1つの独立したページを作りたいっていうニーズもあるかと思ったので、解説しました。
メインはペラサイトを作り、被リンクを発信するためのサイト作り指南をするために、解説してきたわけじゃないってことです。
なんでかっていうと、このペラサイト量産からの被リンクを送る自作自演って、一昔前の圧倒的に古いやり方で。
いわゆるブラックハットseoと呼ばれる手法です。
ですから、一切オススメはしないということ。
ブラックハットSEOが流行った昔のノウハウ
ペラサイトを量産して被リンクを送るようなSEOってかなり昔に流行ったことがあるんですよね。
その歴史から一応解説しておくと。
今よりもグーグルの検索精度がよくないとき。
数あるウェブサイトの中で「どういったサイトが評価が高いのか」というのをいろいろな基準を設けて決定していました。
ある時は「検索したキーワードがより多く入っているページ」といった時代もあります。
なので、文章はめちゃくちゃであってもとりあえず「ペラサイト、ペラサイト、ペラサイト」というように「ペラサイト」で上位表示させたいのであれば、こうしたキーワードを羅列するようなノウハウがあったりもしました。
ただ、見てみたらわかる通り、キーワード重視のアルゴリズムは「読み手」のことを全く考えていないので、検索精度には全く直結しないことが分かります。
そんな中で次に注目されたのが「被リンク」というもの。
被リンクをもらえると上位表示される?
被リンクの数を多くもらっているサイトが上位表示されるというアルゴリズムが存在した時が実際にあります。
これは科学や論文などで用いる「信用に値する上表かどうか」という審査対象によく使われるんですが、論文なんかでは「引用数」が多い論文ほど信用に値するという風に言われています。
これは今でも結構そうなんですが、引用数=被リンクをもってしてアルゴリズムを作ろうとしていたんですね。
ただ、被リンクを信用度数としたときに、当然裏をかこうとする人もいて。
それを悪用したのが「ペラサイトの量産」です。
被リンクの数が多ければ、上位表示されるのであれば、「被リンクを多くすればいい」
とすれば、ペラサイトと呼ばれる短期間で数多く作れるサイトを作り、そこから「アクセスを集めたいサイト」へリンクを送れば、優秀なサイトとして認定してくれるだろう。
そういう流れがあり、ペラサイトがかなり量産されるようになっていったんですね。
ただ、SEOの歴史を見てもらうとわかる通り、大切なのは「被リンクを送る相手」です。
論文の中で「引用数」が重要となっているのは、「送る相手がきちんとした人や大学」ということがあるから、信用できるわけです。
これをサイトに当てはめると「=きちんと運営されているサイトからのリンク」が重要なのであって、記事が一つもないペラサイトからのリンクなんて意味をなさないわけです。
ですから、このペラサイトを量産し、リンクを送るというSEOのノウハウは一気にすたれていきました。
ブラックハットseoが危険な理由
上記で解説した「自作自演を含むブラックハットseo」を取り組んでいた人のほとんどが、メインのサイトを飛ばしています。
ある時から、一気にアクセスがなくなる。
検索順位県外に飛ばされ、日の目を浴びれなくなる。
これはブラックハットseoに取り組んでいた人によくある事例です。
ブラックハットという形で、裏道を抜けようと考え、ブログやサイトの記事も頑張って描かずに得た称号ですから、当然と言えば当然ですがそれがブラックハットseoに取り組んだ人の末路です。
ブラックハットseoをしているのなら今すぐやめたほうがいい
要するに、被リンクを自分が送るっていうのは、「客観的な評価」が下されて、リンクが送られたわけじゃなく、自分の私欲によって送られたリンクです。
そもそも、被リンクが評価されている理由っていうのは、「他人が評価した記事は、良質な記事であろう」という信頼のもとになされている評価が被リンクです。
ただそれを逆手にとって、「被リンクの数=アクセス数」という風に思った以前の人たちは、ペラサイトを量産し、自作自演をしてきた。
それに対して天下のGoogleが「作られた客観的評価と信用」をそのままにしておくはずがなく。
必ず対応してきます。
その結果が、ブラックハットseoに取り組み、自作自演リンクなどの「裏道」を使っている人の排除だったということです。
だから、今ブラックハットseoに取り組んでいるのであれば、今すぐやめたほうがいいってことなんですね。
これからのseoとは
今は「コンテンツ重視」にかなり力を入れています。
だから、コンテンツがすっかすかなのに、被リンクだけが異様に送られているペラサイトがああれば、それは不自然になるため、頑張って量産したペラサイトが全くもって意味をなさないのが今の現状です。
当然被リンクは「客観的な評価」として意味を持っている場合もありますが、それは「リンクを送ったサイトが優秀なサイト」に限り担保している保証です。
ですから、そもそもリンクの送り側であるペラサイト=評価が低いサイトから、リンクを送ったことで全くseoに反映されず、無駄なお金と時間を費やすことになるってことです。
つまり、これからとこの先のseoでは、ペラサイトという形で量産しなければアフィリエイトなんかで稼げないということは一切ありません。
むしろその逆で。
「アフィリエイトはブログを複数運営して掛け持ちした方が稼げるって本当?」
この記事でも書きましたが、複数のサイトやペラサイトを運営するのではなく、1つのサイトやブログを徹底的に育てたほうが、アフィリエイトで稼ぎやすいです。
それは「自作自演の被リンク」に時間と労力を費やすのであれば、コンテンツを積み重ねていくほうが、seo的にも労力的にも優れているからですね。
どこに力の重点を注ぐか。
これが重要だと思います。
終わりに
そんな感じで。
なので冒頭の質問に個人的に答えるとしたら、「サーバー代は1つのサーバー代で問題ありません。
一方でドメイン代は個別にかかる可能性ありますね。
サブドメインなんかで費用をかけずに取得することはできますが、おそらくあなたのやりたいことと目的を推測すると個別ドメインを取得したほうがいいのかもしれませんね。
ただ、どちらにしろ、この先道のない崖を進んでいくと同義語なので、正しいseoの知識とコンテンツ制作能力を磨いて、ブラックハットseoではなく、正しいseoに力を注いで行ったほうがいいと思います」
そんな風に回答するでしょうね。
どれだけ時間と労力を注いでも、道を間違えて入れば、結果は出ませんから。
この方が早めに軌道修正することを願います。