「ブログでアフィリエイトをしているのですが、私のブログにあった商品がaspにはなかなかありません。そういうとき商品選びはどうしたらいいのでしょうか。ご教授いただけると幸いです。」
そんなメッセージを少し前にもらいました。
んー。
これだと少し答えづらい。
今だと結構毎日のように質問をもらうんで、全て個別に返答はできないんですが、できるならばこういった形で質問に答えていきたいと思うんで、URLかなんかを貼ってもらえると助かります。
ブログのジャンルとか、流入キーワードとか。
そういったことがわかれば、ある程度アフィリエイト商品や案件だったりを考えていけるので。
まあ、そうはいっても話は進まないので、アフィリエイト商品が少ないジャンルや、バラバラな流入ターゲットのブログということを想定した上で「どう商品選びをするのか?」っていうことを伝えていけたらなと思います。
グーグルアドセンスは基本的に使わない
まず大前提として、トレンドアフィリエイトとかトレンドブログにありがちな「グーグルアドセンス」っていうのが、一つマネタイズの方法として上がってくるかと思うんですが、基本的にこれは無しですね。
なぜかっていうと「単価が低い」ってことが挙げられます。
「初心者はアドセンスブログをやるな!1年=1690円しか稼げない」
詳しくはこちらの記事に書いているので、参照して欲しいんですが、グーグルアドセンスが適応できるケースって、かなり限られるんですよね。
グーグルアドセンスがマネタイズで適応されるケース
どういう場合に限られるのか?っていうと、世間のニュースやトレンドを追った上で「瞬間最大風速」が高まるブログ記事を提供しているケース。
これ以外は基本的にアドセンスは、アフィリエイト商品としては向きません。
世間のニュースやトレンドっていうのは、それこそ全国民が「少しだけ」気にしている話題であって、潜在的な悩みの質っていうのはものすごく浅いところにあるんですよね。
要は悩みではなく「関心」レベルにあるってことですね。
関心レベルだからこそ、多くの人が興味を持ってアクセスが一時的ではあるが急激に増える。
とすると、さまざまな属性が混じり合い、一瞬だけアクセスがブワッと増えていくため、さらっとマネタイズしていくのがトレンドブログなどには向いている。
だから、グーグルアドセンスなんかがいきてくるわけですね。
一方で、瞬間最大風速がさほど高くなく、またアクセスも急激に増えているわけではない場合はアドセンスという「商品」は向かわないわけです。
だから基本的には「無し」っていう回答がベターかと。
単価も低いため、瞬間最大風速のアクセスがもたらされなければ、まとまった収支にはなりませんし。
マイナス商品ではなくプラス商品を用意する
じゃあ、アフィリエイトの商品はどうしたらいいんだ?っていう話ですが。
シンプルなケースで、「40代男性が多く訪れているブログ」ということで、「薄毛ブログ」なら、育毛剤を商品とする。
これが一般的で、一番シンプルなケースですよね。
一方で「商品選びに迷っている」というケースであれば、訪れているユーザー層もバラバラで、流入キーワードもまちまちっていうこと。
とするのなら、必要になってくるのは「マイナス商品」ではなく「プラス商品」だということです。
この「プラス商品」を提案するのが、ジャンルやターゲットがバラバラなブログで、アフィリエイトの商品選びをする上で重要なキーワードになってくるんじゃないかなと思います。
マイナス商品とは、マイナス要素をゼロにするもの
このプラス商品がどういうことか?っていうと、薄毛ブログに対しての「育毛剤」っていうのは、要するにコンプレックスを解消するための商品です。
ですから「マイナス要素」を、「ゼロ」にするためのもの。
一方でプラス商品っていうのは、「ゼロ」の状態を「プラス」に変えるためのものとなります。
というのはそもそも、マイナス商品っていうのは、「コンプレックス」や「悩み」を筆頭に「潜在的に抱えているもの」を抱いていることが前提となります。
ただ、流入キーワードがバラバラ。ターゲットもまちまち。
ということであれば、「共通した悩み」を打ち出すことは難しく、薄毛ブログに対して「髪の潤いを与えるトリートメント」を紹介するような勘違いが発生してしまう。
だからこういったブログを作りこむためには、最初の段階で「ある程度のターゲティング」を決め込む必要があるということです。
ただそうではなく、ターゲティングもバラバラで、様々な属性が訪れているブログということなのであれば、「共通した悩み」はないので、「共通した喜び」を提案していくことが、最もベターな方法になります。
それが「プラス商品」だということ。
プラス商品とは、ゼロをプラス要素にするもの
例えばの話。
特に悩むほどではなかったけれど、急に「このロレックス使わなくなったからあげる」という風に言われたら嬉しいでしょう。
また例えばの話。
「この車、乗らなくなったからあげる」と言われてレクサスをもらったら嬉しいでしょう。
これはある意味極端な例ですが、要するにプラス商品とは悩んでいるというほどではなかったけれど、「あれば嬉しいもの」ということと言い換えることができ、そしてなおかつどの属性においても、「嬉しいもの」だということです。
「育毛剤」というのは、「薄毛」に悩んでいる人以外がもらったとしてもあまり嬉しくないのに対し、ロレックスやレクサスは時計や車に悩んでいなかったとしても、もらって「嬉しいもの」だと思います。
要するにこれが「共通した悩み」ではなく、「共通した喜び」を届けるということ。
そのために「プラス商品」をアフィリエイトしていくというのが、様々な属性が訪れるブログに対しての商品選びの1つのポイントとなるわけです。
プラス商品をもらって損する人はいない
この部分で言えば「お金」というのもそうですね。
お金が増えて「嬉しくない」と思わない人はいないですし、「これ以上お金入らない」という人はいないでしょう。
裏を返せば、誰しもが求めているものであり、そこにターゲットは関係ないということ。
こういったプラス商品を提案していくことが、様々なターゲットが入り組む無属性ブログにオススメな方法となります。
この視点からASPを探してみたりすると、いろいろな商品が見えてくると思いますし、無属性ブログにおいて活用できる案件も増えてくるかと思います。
ターゲットがバラバラな時に成約率を上げるための方法
そして、最後に「プラス商品」をアフィリエイトするための1ポイントレクチャーをしておくと。
売るための最大のポイントは「教育」です。
要するに提案する商品の「必要性」を訴え、理解してもらうということ。
特に無属性ブログであれば、この教育というフェーズを「アクセス」→「販売」の間にワンクッション置くとさらに成約率は高まるかと思います。
どういうことかというと、「販売」というフェーズが、いわゆるアフィリエイトであって、キラーページやレビュー記事と呼ばれるもので、「個別記事」がアクセスに当たりますね。
すると、「個別記事」→(リンク)→「キラーページ」というように、ユーザーが流れるわけですが、ここに「個別記事」→(リンク)→「教育記事」→(リンク)→「キラーページ」という流れにすると、直接商品を紹介するまでワンクッション置かれるので、よりその商品を重要性を感じることができるということ。
これこそが「教育記事」になります。
教育記事をキラーページの前に用意する
ヒントは出したので、最後は自分自身で考えて欲しいのですが、最後に1つヒントを出して置くと、前出した「このロレックス使わなくなったからあげる」というようなプラス商品を提案する場合「事前にロレックスの価値」を伝えて置くと、さらにもらった時の感動が上がると思います。
「この時計、買ったのが100万円だったんだよね。欲しい人が溢れてるブランドだから、ロレックスって寝落ちしなくって、今売ってもほとんど値段って変わらないんだけど、これあげるよ」って言われたら、余計もらえるロレックスの価値を感じるかと思います。
これがいわゆる教育。
その教育を「個別記事」→(リンク)→「教育記事」→(リンク)→「キラーページ」という流れにすると、より成約率を高めることができ、なおかつ「バラバラな属性を1つにまとめる」ことができるので、活用して欲しい戦略ですね。
終わりに
次質問をする際はぜひ「URL」と一緒に送って欲しいですね。
まあ、ちょっと見るかどうかは、時間の都合もあるのであれなんですが、ブログを見た方がもっと適切なアドバイスをおくれるなっていうのがこの記事を書いた後に思った感想でした。
結構抽象的にならざるを得ないので難しい。
次質問をする際にはぜひURLと一緒に送って見てください。
運が良ければこのブログで解説しようかなと思います。