東洋のガラパゴスこと、小笠原諸島に行ってきました。
まあ、結論からいえば「最高」
もうこれ以上ないぐらいの場所でした。
(表現力無さすぎ笑)
日本の世界遺産の中で、一番と行っていいほど交通の弁が悪く、なかなか気合を入れないといけない場所が小笠原諸島ですが、マジで行く価値あると思いましたね。
小笠原庶民は、9割が移住者だとか。
1回行ったら約3割がリピーターになる、とか。
行く方法として今現在は船しかないわけですが、その船内では「もう何度も通い詰めてる」なんて人の会話も聞こえてきたりして。
「そんな魅力あふれてんのかぁ?」なんて半信半疑だったわけですが、ついた瞬間そんな疑問は一瞬で吹き飛びました。
小笠原諸島について3日目の日に。
クジラウォッチングとイルカと一緒に泳ぐツアーに参加したわけですが、その時のフェリーを運転していた船長のおっちゃんがものすごい印象的で。
「俺はさ。2週間泊まるつもりで、小笠原に来たんだけど、それを無理やり半年に伸ばしたんだよ。そんで気づいた36年間ずっと居た」
このフェリーを運転してくれたおっちゃんの行った一言が小笠原の全てを表してると思います。
マジで一言「最高」でした。
小笠原諸島ダイジェスト
小笠原諸島に行くきっかけ
まず小笠原諸島に行くきっかけの話からさせてほしい。笑
そもそも僕は「日本の世界遺産」を回ることが、夢であり目標だった。
だから、これまで数々の土地に足を運んで来た。
「【世界遺産】富岡製糸場は絶対に行くべきオススメスポットだ。」
「世界遺産の平泉に岩手旅行へ行ったら、そこはヤバい世界だった。」
それこそ数を上げればきりがなくなるから、紹介はあんましないでおくけれど。
確か、富岡製糸場だったかな?
で、「世界遺産って景色が綺麗な場所だけが世界遺産になるわけじゃない」って至極当たり前のことを知った。
世界遺産になるには3つの種類があって。
簡単に言えば、「景観や自然などが豊かな場所」
それともう一つが「歴史的に重要な場所」
そして最後が、2つを兼ね備えたもの。
富岡製糸場なんかは「歴史的な価値」だったけれど、小笠原諸島なんかは日本の中の代表的な「景観や自然などが豊かな場所」になる。
だから、「目で見て楽しい」っていう意味で「わかりやすく世界遺産」なのが小笠原諸島。
んでもってまだ僕自身がいけてない場所として3つ候補があって。
それが沖縄の首里城と鹿児島の屋久島と東京の小笠原諸島でした。
この3つは今年中に必ず行きたいなと思ってたんだけど、読者からもらった一言で「よし行こう!」ってなったわけでした。
読者から言われた一言
その一言っていうのが「私は小笠原に行きたいんです!そしてイルカと一緒に泳ぎたいんです」
そんな一言でした。
イメージとして小笠原諸島ってちょっと遠いなぁ〜ってイメージがあったのに、「え??イルカと泳げんの?」ってなって。
海とか水とかめっちゃ怖い性格なのに(小さい頃見たジョーズの影響笑)、めっちゃ行きたい!って思ったのを覚えてます。
そこから、行こう!ってなって、残り3つのうちの1つの小笠原諸島に行こうってなったのが大きなきっかけでした。
竹芝でおがさわら丸に乗船
ちょっと前置きが長くなったけどここからが本題。
2ヶ月ぐらい前から予約をしてて。
当日。
竹芝から出航するおがさわら丸に乗船しました。
最初は冗談かと思ってたけど、東京と言いながら小笠原諸島は東京から1000km離れたところにあるため、着くのに24時間かかる。
11時におがさわら丸に乗船して、着くのは翌日の11時。
流石にこのスケジュールは笑った。
そんな中、いざ乗船
結構船内は新しくって、色鮮やかな感じ。
船内にはラウンジや食堂もあるし、デッキにもでれるので、出航直後はレインボーブリッジの下を通りながら行く。
おがさわら丸に乗る時の注意点
おがさわら丸に乗り始めて2時間ぐらい経った時に、あることに気づきます。
「やることねぇ笑」ってことに。
出航して2時間ぐらいは、海の景色を見たり、東京の町並みを見たりで、ある程度楽しめるんだけど。
そこから時間が経つと、海しか見えなくなるので、マジでやることない。
そしておがさわら丸の船内では、娯楽という娯楽が特にないので、時間を潰すのがなかなか難しいっていうことに気づきます。
(ショップドルフィンというコンビニみたいなのはありますが、売ってるのは生活用品がほとんど)
また、東京から離れて行くに従って、電波は無くなります。
スマホがただのおもちゃに早変わり。笑
残り22時間ある。どーしよ。って感じ。
友人と話をしながら時間を潰すけれど、なかなか進まない時間。
ってなことで、スマホの中のアプリを探し出し「ナンプレ」をひたすらにやりこむ時間に費やしました。
(ナンプレ持っててよかったってこの時マジで思いました。)
だからこれから小笠原諸島に行く人は、船の中で時間を潰すものを持って行った方が絶対いいですね。
スマホも圏外なので、やることないっす。
おがさわら丸に乗る時の注意点2
そのまま進み続け、だんだん日が落ちてくる。
船内には、食堂やレストラン、ラウンジがあるので、結構食事は充実してます。
ただ、ここで1つのピンチが。
「ちょっと気持ち悪い」
船酔いっていう船酔いではないんですが、ずっと「ふわふわ宙に浮いた状態」が船内では続きます。
その時「あ。ここ海の上だった」って気づく。
酔って気持ち悪いって感じじゃないんだけど、「万全ではない」って感じ。
この時やっぱ人間は「地面」にいるべきなんだと気づきました。
なので、酔い止めがあるなら、飲んでおいた方がいいかと。
お腹が減っているのに、食欲が進まないっていうのが、僕の人生の中で起こるとは思いませんでした。
世界遺産:小笠原諸島に上陸
船内でのふわふわ宙に浮いた状態にもなれ。
なんなら「ちょっとした揺れが気持ちいい状態」にも感じられるようになった頃。
すこーしづつ、島が見えてくる。
船も到着した頃。
めちゃくちゃ暑いことに気づく。
時刻は11時10分前で、小笠原諸島に到着しました。
結構カラッとした暑さではなく、熱帯雨林気候にあるような「じめっとした暑さ」。
でも、行ったのは6月の上旬で、本州ではまだ長袖だったのに、暑くて上着をすぐ脱ぐぐらい暑い。
地面に降り立った時「着いた!!!」って感じが半端ない。
これほど地面が恋しいと思ったことはないです。
小笠原諸島に到着後。
すぐ近くにホテルの人が迎えに来てくれて、送迎してもらいます。
その時に、街を紹介してもらいながら、宿に向かう。
芝生のベンチに。
デッキにあるテーブル。
ホテルに荷物を置いたあと。
「まずは海でしょ」ってなことで海に行くことに。
この海はちょっと正直感動しましたね。
関東近郊で海に行くなら、お台場か湘南か。
でも、中学ぐらいの時に、イキッた同級生が「この前家族旅行で沖縄に行ったんだけどさぁ〜。沖縄の海に入ったらこっちの海入れねぇよ〜」なんて言ってたのを聞いて、「なにこいつイキってんだ?」ってなった。
流石に「湘南」とかの海で「汚くて入れない」ってことはないけれど、それぐらいしか海を知らなかった僕は衝撃的で。
マジで下が透けてる。
んで。
これまたびっくりなんだけど、この港から一番近い海この海に、当たり前のように「エイ」が泳いで来てた。
ちょっとはしゃぎすぎて写真に撮り忘れましたが、もう2mの距離にエイが来たりしてました。
次の日の夜にはウミガメも泳いで来てたしね。
(ちょうど産卵のシーズンで、産卵しに砂浜に上陸したウミガメも見れました)
こんな生き物が豊富にくる海が、町のすぐ近くにあるってどーいうこと?って感じで衝撃を受けてました。
その後、午後からは戦跡ツアーへ向かいます。