僕はブログで稼げるようになり、そして起業してきた。
それまでのプロセスを聞かれることも少なくありません。
なので、今回はたった一つのブログで起業するまでに至った7つのプロセスについて解説したいと思います。
その手順とは僕の場合以下の7つでした。
- ブログの契約
- ジャンルを決める
- カテゴリーを決める
- 個別記事を書くためにキーワードを選定し記事を書く
- マーケティングに関して学ぶ
- セールスに関して学ぶ
- ブランディングを固める
もちろんこれは僕にとっての手順であり、すべての人の共通するとは限りません。
ただ、これからブログやオウンドメディアを立ち上げ起業したいという人にとっては、役に立つ部分や参考になる部分もあるかと思いますので、1手順ごとに紹介していこうと思います。
ブログの契約
まず起業していくために行ったのは、ブログの契約。
単純な話。
ブログでビジネスをしていこうと思ったのであれば、ブログを立ち上げることが必須になります。
なので、これはごく自然の流れでした。
このブログを立ち上げる際にポイントだったのは、「どこのブログサービスを使うか?」という部分。
僕はそれまで、a8.netの提携してる無料ブログサービスやfc2、楽天といったブログサービスを利用していて。
ブログで本格的に起業しようとした時、これらの無料ブログサービスを使って立ち上げる方法も考えたけれど、それはしなかった。
「ブログをやるなら死んでも独自ドメインをオススメするそのメリットとは。」
その理由は、この記事に詳しく書いてあるので、参考にどうぞ。
この記事に書かれている理由以外で、起業する際に独自ドメインを取得し、有料でブログをやろうと思った理由を伝えておくと、「本格的に」という部分が強くありました。
それまで無料ブログサービスで立ち上げていたけれど、どこか「本格的」に突っ込むことができなかった。
これは無料ブログをやっていないと分からなかったことでもあるけど、どこか「他人事」であり、自分のことのように思えなかった。
ブログが飛んだとしても、それは自分のものじゃないし。
アクセスが来なかったとしても、「ブログサービス」のせいにすることもできるし。
要するに、他力本願が強かったように思います。
そうではなくきちんと自分のメディアを作っていき、「オウンドメディア」「資産」として、育てる感覚を持ち、そのメディアを育てていく。という感覚を持っていきたかったので、投資をし本格的に始めるため独自ドメインで立ち上げたということでした。
ジャンルを決める
ブログを立ち上げ起業した後したことというのは、ジャンルを決めるということ。
当然のことながら、ブログは立ち上げただけでは収益化せず。
ブログを更新し育てることでアクセスを呼び込み収益化につなげることができます。
そのために、「更新するためのジャンル選定」をする必要があった。
そこで選んだのが、僕が以前から取り組んでいた「物販業」に関するジャンルでした。
特段の強みがあるのでもなく。優秀な資格を持っているわけでもなく。
何も知識やノウハウがない自分が「得意なジャンルとは?」と考えた時に、それまで行っていたネットを使っての物販業だったということでした。
それに付随した「ヤフオクの利用の仕方」だったり「アマゾンの活用方法」だったりは、多少なり知識があるため、「記事にできるだろう」ということで、ジャンルを選定していった。
ここで振り返って重要だと思ったのは、「少しだけ得意」であることだったように思います。
当然僕以上に物販業で成果を出している人はごまんといるし、僕より知識がある人はいる。
ただ、上を見て砕けたとしたら、今こうして大勢の人が訪れるブログを立ち上げ育てることはできなかったでしょう。
僕は上を見るのではなく、自分を見て「他に知識はないけど、これだったら少し知ってる」ということで天秤にかけ、周りと比較することなくとりあえずスタートを切った。
この「少し得意」で、「とりあえずスタートを切る」
ここが重要だったと思いますし、もし仮にとりあえずスタートをきれず、周りを身過ぎて「自分なんか」と思っていたら、立ち上げることができていなかったと思います。
少し得意なのであれば、何も考えずスタートを切る。
これがジャンルを決める上で重要なことだと思います。
知識が足りないのであれば、スタートを切った後に学べばいい。
今では強くそう感じますね。
カテゴリーを決める
そして次に考えたのは、「カテゴリーを決める」ということ。
「この1記事だけで全てがわかる!ブログの作り方7ステップ大全集!」
このブログの作り方を解説した記事でも書いてますが、ジャンルを決めブログを立ち上げた後勉強したのは「ブログの構成」の話。
ブログの意味とは。アクセスを集めるブログの構造とは。戦略的ブログの作成法。
そういったことを学んできました。
そして見えてきたのは、「ブログの意義」でした。
ブログの意義というのは、大原則的に「一つの物事がそのブログ1つでわかること」
このことでした。
どういうことか。
ジャンルはなんだっていい。
もし仮に「公園を紹介する」っていうブログがあったすると、全ての物事を伝えるために必要な情報が存在する。
そして、公園といえど、無数に存在するから、訪れた読者の人がわかりやすく理解するためには区切る必要がある。
例えば、「東京都の公園」だったり、「千葉県の公園だったり」
公園という大きな枠組みに、「地域」というわけ方ができるわけだ。
その「地域」という分け方をしたそれこそカテゴリーに値する。
そして、このカテゴリーに個別記事を投下していくことで、カテゴリーの評価を高め、トップページ全体の評価を上げることこそが、ブログの意義であり戦略だということをこの時知ったわけでした。
ですから、カテゴリーをどう分けたら読者の人はわかりやすいか?という観点から、枠組みを作りカテゴリーを作成していったということでした。
個別記事を書くためにキーワードを選定し記事を書く
そうしてカテゴリーを分けたのなら、個別記事を書いていく。
この個別記事を書く意味っていうのは、当然のことながらアクセスを集めるためなんだけど、それと同時に「カテゴリーを充実させていく」という重要な意味も持っている。
僕の場合「ネットビジネス」というのが1つの大きなテーマ。
このネットビジネスを伝えるためには、いろんな枠組みが存在します。
ブログというのもネットビジネスの一つだし、アフィリエイトというのもネットビジネスの1つだし、メルマガというのもネットビジネスの1つ。
最初はせどりや転売という物販からスタートしたわけですが、気づけば「ネットビジネス」という大きな枠組みにジャンルは移転していきました。
その枠組みに合わせてカテゴリーを作り、そこに記事をどんどんと投下していく。
アフィリエイトという枠組みを取れば、「aspとは?」という人もいるだろうし、「どうやって売りやすいアフィリエイト案件を見つけるのか?」と悩む人もいる。
メルマガという枠組みを取れば、「オススメのメルマガ配信スタンドは?」という悩みを持った人がいる。
そういう形で、各カテゴリーにおいて「どんな悩みを持った人がいるのか?」をキーワードプランナーや関連キーワードなどによって見極めていき、記事を書いていく。
そうして徐々にアクセスを増やしていった。というのが僕のブログにおいての個別記事のプロセスでした。
マーケティングに関して学ぶ
そしてブログというのは、基本的に「記事を書く」ことが作業の大半になります。
だから、キーワードを選定しては記事を書いてをこの時はずっと繰り返していました。
それこそ1日5記事書くときも珍しくなかった。
その実作業をする上で、欠かすことがなかったのは「マーケティングについて学ぶ」ということでした。
というのも、僕はブログで起業するという、遊びではなく「ビジネス」の世界に身を投じた。
だからこそ、適当にやっても成功することはないと強く思っていた。
じゃあ「どうすればいい?」と考えたとき、「学ぶ他ない」と思ったわけです。
そのため、マーケティングに関する書籍や教材など、手当たり次第に吸収していきました。
「ターゲットはサラリーマンだから、更新は夕方から夜がいいだろう」
「ネットビジネスを求めている人が検索するキーワードとは?」
「表層的に悩んでいる人は、アバウトな検索キーワードを選ぶ。しかしそこはライバルが強いため、もっと深層的に悩んでいる人をターゲットにし細かくキーワードを分解し狙っていこう」
そういったことをマーケティングを学びながら戦略的に展開し、走りながら考え実践してきました。
おそらく、適当に遊び感覚で更新していたとしたら、今この実績や報酬はなかったことでしょう。
また、「遊び感覚」で、「どーにかなるだろう」と楽観的に考えていたら、学ぶことはなかったため、今のような状態にはなっていなかったでしょう。
そう考えると、ブログで起業しようと始めた段階で「独自ドメイン」を取得し、本格的にやろうと考えてよかったと思います。
セールスに関して学ぶ
マーケティングに関して学んでいたとき。
「弱者がどう勝つか?」という知識を目の当たりします。
その際に、「お客さんが少ない弱者の状態で、単価が低い商品を売っていては絶対に勝てない。薄利多売とは強者の戦略だからだ」
そんな言葉を目にしました。
確かに弱者とは、お客さんやファン、固定客という「集客」において未熟だからこそ、弱者という位置付けを成される。
むしろお客さんが多く、固定客が多ければ、それはある意味強者を指す。
そんな弱者の状態において、例えば「100人」しかお客さんがいないのに、「1個10円」の商品を売ったとしたら、全員買ってくれたとしても、売り上げはわずか「1000円」にしかならない。
それではブログで起業する際に、サーバー代やドメイン代さえも補えない。
だから、ブログで稼げない人のほとんどは「アドセンス」などでマネタイズしています。
アドセンスは、クリック型の成果報酬なため、単価が安い。要するにアクセスが膨大にある(もしくは一時的に増えるブログ運営)人向けのマネタイズだということ。
だから、ほとんど稼げていないわけです。
参考記事:「初心者はアドセンスブログをやるな!1年=1690円しか稼げない」
そのことをマーケティングで学んでいたおかげで、僕のようにアクセスが少なくビジネス上弱者の立場は「単価」をあげる重要性を知っていたわけでした。
そのために学ぶべき必要があったのは「セールス」
アドセンスのように低単価であれば、クリックしてもらうだけで報酬につながるのでセールスを学ぶ必要はない。
ただ、当然のことながら「コミット」を得るためのハードルが低いアドセンスは、アクセスが膨大になければ稼げない。
つまり単価が低いとは、簡単だからこそハードルが低いわけだ。
逆にハードルが高く、簡単ではないからこそ、単価が高いわけだ。
そのハードルを乗り越えるのが、ビジネスシーンにおいて「セールススキル」だったということでした。
そこからマーケティング同様、セールスに関する書籍や教材などを手当たり次第吸収していきました。
そうして、ブログに訪れてくれた人へ、「商品を売るための流れ」をきちんと構築し、その精度を高めていくことで、徐々に売り上げが増えていきました。
ブランディングを固める
この時から強く意識していたのは「ブランディング」でした。
そもそもブランディングがなぜ必要なのか。
そこを考えてみると、消費者というのは無数の選択肢を持っている。
安さを求めファミレスを選択することもできるし、おいしさを求め高級レストランを選択することもできる。
資本主義の日本だからこそ、「選ぶ権利」は消費者が持っているということ。
その上で「選ばれる理由」がなければ、絶対に消費者から選ばれない。
安い=ファミレス。美味しい=高級レストラン。
このように選ばれる理由がなければいけないということ。
この「選ばれる理由」を作ることこそ、ブランディングが必要な理由だということです。
じゃあ、自分の強みとは一体なんだろうか。自分の選ばれる理由とは一体なんだろうか。
それこそ、紙に書ききれないぐらい書きました。
「利益率か?」「即売率か?」「費用対効果の高さか?」
本当にブレインダンプという言葉が当てはまるぐらい、「もうでない」を何度も繰り返して、自分と向き合いました。
当然、自分の強みが「相手にとってのメリット」に繋がらなければ、それはブランディングとして意味をなさない。
物珍しさとブランディングを混合して考えてしまう人がいるけれど、「めちゃくちゃまずい料理屋」は珍しいけど、相手のメリットにはなっていない。
だから、そもそも選ばれる理由には当てはまらない。
そうして、色々思考しながらブランディングを固めていきました。
このブランディングがもたらした効果というのは、「セールス」に紐づいた成約率でした。
ブランディングが固まり、相手に「選ばれる理由」が提示できれば、当然選んでもらえる回数が増える。
それは同時に「売り上げ」に直結し、セールスにダイレクトに響くものでした。
そこからどんどんと精鋭させていき、今の売り上げにたどり着いて、たった一つ、ブログというビジネスだけで起業するまでに至ったということだったのです。
まとめ
- ブログの契約
- ジャンルを決める
- カテゴリーを決める
- 個別記事を書くためにキーワードを選定し記事を書く
- マーケティングに関して学ぶ
- セールスに関して学ぶ
- ブランディングを固める
最後にまとめると僕がブログで起業した手順というのは、この7つの手順でした。
今考えるとかなり遠回りもしましたし、意味のないことに時間をかけていた時間もありました。
ただ結果的にブログだけで起業することができるようになり、今はそれだけで難なく生活することができています。
(他のビジネスに比べ、レバレッジの観点や公立の容易さから、働く時間も極端に短いですし。)
ブログと聞くと、「もう稼げない」だとか、「お小遣い程度しかかせげないのでは?」と小馬鹿にする人もいます。
それなら、どれぐらい稼いだのかで言えば下記記事を見てみればいい。
「平凡なサラリーマンが月収100万円を稼いだ方法の全てをここに」
全然お小遣い程度しか稼げないというのは、これを見てみれば一瞬で覆る事実だし、「もう稼げない」という問いに対して、答えるレベルでもない。
僕が始めたのは2016年ごろのことで、今考えれば圧倒的に後発組と呼ばれる年代。
振り返れば2009年ごろにも「ブログはもう稼げない」という質問が飛び交っているのを、何度も目にしました。
これが答えるレベルでもないと言える理由。
もっと言えば、今は昔よりもさらにブログというオウンドメディアの重要性は増してるし、一般の中小企業もこぞってネット集客をすべくブログを立ち上げてるのが今。
だからそんな騒音に耳を貸す必要はないと思うし、これから起業する方に僕がブログで起業したプロセスを知ってもらうことで、それを払拭できたかと思います。
冒頭に述べた通り、これを真似する必要はないかと思います。
「それは真似したい」
という部分が見つかれば、かいつまんで真似してもらっても構いません。
そうして起業する上で、少しでも役に立てばと思います。
ぜひ頑張ってください。