僕らのような個人事業主だったり、フリーランサーだったりは、結構部屋が職場なんて人も多いはず。
夏は快適な温度にエアコンを設定するし、冬は快適な温度にするために暖房をつける。
それも自分で選び放題。
その温度に関して、何度がいいのかな?って疑問があったので調べてみた内容をシェアしていこうと思います。
結論として、人間が最も作業効率が上がる部屋の温度は25度です。
根拠
この根拠となる研究は2004年にコーネル大学が研究した内容が元になっていて。
「部屋の室温によってどれぐらい仕事の効率が変わるのか?」という調査を行いました。
このコーネル大学では、部屋の温度が20度で仕事をしてもらうグループと、部屋の温度が25度で仕事をしてもらうグループとの2種類に分けて、その違いを見てみたわけですが、結構大きな違いになって現れます。
結論として、25度の部屋の温度で仕事をするグループの方が、タイピングなどのエラーやミスなどがおよそ40%も減ったことが確認されました。
また、作業効率が150%の向上したということもわかり、作業効率を上げたいのであれば、部屋の温度は25度が適温だということが、このコーネル大学の研究によって明らかになったわけです。
応用方法
まあ、普通の仕事をしているサラリーマンであれば、なかなか室内の温度を変えることはできないかもしれません。
(優秀な社長であれば、部屋の温度だけで150%もの作業効率の向上が望めるのでやらない手はないですが。)
その一方でフリーランスや自営業、または個人事業主といった人たちであれば、作業場の温度は自由に選べるはず。
ならば、この室温25度というのはやらない手はないかと思います。
実際に僕もこのコーネル大学の研究を知ってから、部屋の温度は25度を保っています。
ただ、1つ問題なのが、人間というのは「温度」に対しても「慣れてしまう」ということ。
要するに「飽き」がきてしまうということですね。
そのため、飽きてしまった場合、作業効率が下がってしまうことも考えられなくもない。
そこで飽きないための室温の調整としては、「24度と25度を行き来する」ということを行うと、温度に飽きず、作業効率を保ったまま仕事を続けられるとされています。
また僕の場合、いちいち温度を変えるのがめんどくさいため(最近リモコンの調子も悪い)、「風」の調整で飽きをこさせない工夫をしています。
自動にしておくと、自分の体温で上がった温度が、風が吹き「設定温度」に保ってくれるので、25度以上に暑くなれば風を送り、温度を下げてくれるし。
25度以下に寒くなれば、温度を上げてくれます。
この送風の関係で、多少なり「飽き」を緩和させるようにしています。
リラックスの温度
そして最後に、先ほどの研究では「仕事の作業効率」に適切な温度が25度で、その温度設定によってタイピングエラーの減少や作業効率の向上が見られたわけですが、「リラックスの適正温度」というのも、わかっていて。
それを紹介して終わろうと思います。
これは2011年の大阪大学の研究で分かっていることで、人間が一番幸福感を感じリラックスできる温度というのが、どうやら13.9度だそうです。
この温度を感じると人は幸福感を感じ、一番リラックス効果が得られる温度なのだとか。
13.9度といえば、秋口ぐらいの気温で、そのぐらいの季節であれば外に出るだけでリラックス効果を感じられる。
でも、夏や真冬であれば、この気温を感じるのは少し難しい話です。
ですから、僕の場合は、結構シカトしちゃってます。笑
「リラックス温度は13.9度なんだな」ってぐらいの認識で、私生活にはあまり取り入れてません。
唯一、このリラックスとして取り入れているのは、サウナと水風呂で、この大阪大学の研究における温度への効果があるかはわかりませんが、「水風呂」でのリラックスを優先させてます。
また、この水風呂だと13度前後の温度もあることもあるので、温度に対するリラックス効果も期待できるかもしれない?!ってことで代用してますね。
(ただ単に水風呂が好きなだけ笑)
普通に外気が13度前後なのであれば、外に出ることをお勧めしますが。
実際にやってみた結果
んで。
このコーネル大学の研究を知ってから、だいぶ時間が経ちました。
また僕自身、室内で作業をしたり、仕事をしたりすることが多いので、この室温というのはかなり密接な関係にあったんですね。
そんな中で、色々と自分の中で検証してきたことを、合わせて実体験として紹介していこうと思います。
最適温は25度近辺
実際に多くの人って、夏場でも24~26度ぐらいで設定している人が多いと思います。
結構エコモードのエアコンなんかでは28度で設定するエアコンも多いですが、ぶっちゃけ夏場では28度では熱かったりする。
夏場だった時に、この28度と25度とエアコンなしの気温の3つで試してみたんですよね。
その結果どうだったかっていうと、言うまでもなく25度が一番作業が捗った感覚でした。
というのも、夏場のエアコンなしって、室内にいてもめちゃくちゃ熱い。
んでもって、じんわりと汗ばんでくるので、気が散ってしょうがないんですよね。
かたや、夏場で28度にしてしまうとこれまた、やっぱり熱いんですよね。
なので、作業や仕事をするっていうときに、気が散って、タイピングミスが増えた気がしました。
(まさにコーネル大学の研究そのまんまw)
その一方で、25度にした時が一番「気が散らない温度」だった感覚があって、まったく熱くもなく、汗ばむこともない適温だった気がしました。
冬場でも適温って大切
また、冬場でも全くおんなじで。
暖房をつけるつけないと部屋着を薄く着る着ないっていうのとで、温度の変化による作業効率も試してみたんですよね。
んで。
暖房なしの薄い部屋着が一番作業効率が落ちました。
もう寒くって、タイピングの手が止まってしまって、作業どころじゃなかったです。
末端冷え性っていうのもあったかもしれないんですが、体温が低くなったときに一番ダメージを追うのが「手先」なので、パソコン仕事をする僕にとってはめちゃくちゃなダメージでした。
その一方で、冬場は「厚着」をしてれば、結構体温を保てるので、暖房をつける必要はないかぁ?っていう感じでもありました。
これはおそらく、服を着ることで、部屋の室温が25度前後になっているのとおんなじ効果があるっていうことだと思うのと同時に、個人的に暖房がのどが感想するので苦手っていうこともあったと思いますが、冬場は暖房なしでもあまり変わらなかったですね。
とかく、夏でも冬でも「温度」っていうのはめちゃくちゃ大切な要素だなっていうのは、痛感しました。
まとめ
少し長くなったので、最後にまとめておくと。
作業効率を上げる最適な室温は「25度」。
その5度下がった20度で作業するよりも、150%ほどの作業効率を高めることができたことが、コーネル大学の研究により明らかになっている。
これらの理由から、なるべく室内で作業するときには、25度をキープして作業することが、作業効率を高めるためにはいい。
また、リラックス効果を期待する温度として13~14度前後の気温が、一番人体がリラックスできる温度だということが分かっている。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。