本当に効果のある気分転換の5つの方法!旅行や買い物は実は逆効果!

今回はタイトルにある通り。

本当に効果のある気分転換の5つの方法を知ったので、それをシェアしておこうと思います。

その5つの方法っていうのが、

  1. 瞑想
  2. 紙に書く
  3. 日記をつける
  4. ポジティブなもの見つける
  5. あとで思い返す

この5つです。

ほとんどの人が勘違いしている本当の気分転換とは

まずこの5つの気分転換の方法を解説する前に、ほとんどの人が気分転換に関して勘違いしているので、この誤解を解かないと前には進まないため、本当の気分転換に関してお伝えしていくと。

まずこの本当の気分転換に関して伝えてくれているのは、ハーバード大学のダニエルウェグナー教授で、このダニエル教授が出した論文の中で「白くまリバウンド効果」というものがあります。

この白くまリバウンド効果っていうのは、「白くまのことを思い出してみてください。そしてそれが忘れた時に教えてください」ということを被験者の方にいうわけですが、「忘れたら教えてくださいと言われれば言われるほど、忘れられなくなる効果のことをいいます。

僕らの日常生活の中でも、「嫌な記憶」だったり、「忘れ去りたい過去」だったりがあったとしても、「忘れよう忘れよう」とすればするほど、より忘れられなくなることがあるかと思います。

要するに、それが「白くまリバウンド効果」と呼ばれているものです。

これは気分転換にも同様のことが言えて。

「嫌なことがあったから気分転換しよう」だとか、「ストレスが溜まったから気分転換しよう」という風に、「〇〇を忘れたいから気分転換をする」というのは、かえってストレスを溜め込む結果につながったり、根本的な問題を解決するには至っていないため、気分転換をした効果が見込めないとされています。

つまり何が言いたいのかというと。

気分転換とは「気分を変える」ことが目的ではなく、気分転換したくなった根本的な原因である「嫌なことやストレス」との向き合い方を考える。

これこそが本当の気分転換であり、嫌な気持ちやストレスとうまく向き合う方法だということになります。

逆に仕事がうまくいかずに気分転換をした場合、そして巷でよく聞く気分転換法の買い物でストレス発散をした場合、「うまくいっていないのに、こんなことをしていいのだろうか?」とネガティブになる恐れさえあります。

ですから、自分自身の気持ちとの向き合い方を考えることこそが、本当の気分転換であるといいうことを、まずは理解する必要があります。

その上で5つの気分転換の方法を伝えていくと。

瞑想

  • 瞑想

まずはこれ。

そもそも気分転換がしたいとなった根本的な原因である「嫌なことやストレス」というものは、実は一定で精神的にダメージを負うわけではなく、「自分自身の精神的状態に比例」してダメージを負います。

要するに、普段であれば気にも留めないことであっても、自分が疲れている時やストレスが溜まっている時は、ダメージが大きくなり、イライラが増したり、落ち込んだりしてしまうということ。

ですから、精神状態を健全に保つことで、いざ嫌なことやストレスが目の前に起こったとしても、健全な精神状態を保っているため、そこまで精神的なストレスには繋がらなくなることが期待できます。

さらには、瞑想をすることで、脳の前頭葉の部分が鍛えられることがわかっており、この前頭葉が鍛えられることで、感情のコントロールがうまくなるため、効果的だとされています。

メンタルを鍛える最強の方法とは〇〇である理由

この記事にも瞑想に関する効果を書いているので、きになる人は見てみてください。

紙に書く

  • 紙に書く

次の気分転換がこれ。

紙に書くことが、なぜ気分転換につながるのかというと、物事を「客観的」に捉えることができるとされているためです。

これは良いも悪いものそうですが、海外で起きた事故のニュースを見て、僕らは泣くほど悲しくなることはできません。

一方で一人の家族が無くなれば、泣くほど悲しくなります。

海外で起きたニュースで100人亡くなろうが、家族1人がいなくなるの方が悲しくなるのが人間です。

要するに、「主観的」であると、僕らはダメージを直接的に受け、「客観的」であると、物事を冷静に分析できるということ。

(ですから、良いも悪いもという風に付け足しました。)

その上で。

気分転換したいほど嫌なことやストレスが溜まった時、それは「主観的」な出来事であることが多くあります。

それを紙に書き出すことによって、主観的な見方から、客観的な事実へと変わっていきます。

そうすることで、冷静に自分のミスや置かれている状況を分析できるため、「次はこうしていこう」というように解決策を講じることができるわけです。

日記をつける

  • 日記をつける

またこれは紙に書くという気分転換の方法にも近いですが、日記を書くのも有効とされています。

理由は前出した通りですが、日記を書く際のポイント(紙に書く際に応用も可能)を伝えておくと。

人間のメンタルコントロールとその人の「語彙力」には相関性があるとされています。

要するに、言葉のボキャブラリーが多い人ほど、自己コントロール力が高いということ。

この理由は、語彙力が多い人ほど、自分の今の感情を分析することができるため、「今自分はどんな状態か」を客観的に判断できるためとされています。

これを日記に当てはめていくと、日記を書く際のポイントは、今の自分の状態や嫌なこと、ストレスに感じることを「より細かく書いていく」というのがよりよい方法になります。

例えば、「上司がうざい」ということを紙に書いたとしたら、「どううざいのか?」「何をされたのか?」「どうしたいのか?」ということも書いてけますし、

「うざさ」に関しても、100%うざいのか。70%うざいのか。

色々なレベルがあると思います。

それを細かく書いていくのがポイントとなるわけです。

ポジティブなものを見つける

  • ポジティブなもの見つける

また気分転換で効果的な方法とされているのは「ポジティブなものを見つける訓練」だとされています。

これはどういうことかというと。

ネガティブな人というのは、総じて「ネガティブなことに早く気付く人」だとされています。

これは長年の経験から、「ネガティブな出来事」に対して、気付くことが癖となり、早くなっていったわけです。

ですから、嫌なことを見ることが「癖」になっていることが考えられます。

もちろんネガティブなことが悪いことではありませんが、気分転換として「笑顔の人を見つける」だとか、「街ゆく人のいいところを見つける」と言ったことをすることで、気分を改め別の視点から物事を見ることができるため、気分転換することにつながるとされています。

またネガティブな自分が嫌なのであれば、目の付け所を改めることが効果的とされています。

あとで思い返す

  • あとで思い返す

そして最後の5つ目「あとで思い返す」ということですが。

これはある意味これまでの応用で、あえて「後で思い出す」ことによってストレスや不安が減少するということがわかっています。

不安症患者を治療する研究では、診察時間になった時「30分後また不安を教えてください」と時間を改めて診察する、という研究を行ったところ、30分後には不安が和らいでいたという研究があったりします。

これは何も不安症患者にだけ言えることではなく。

僕らも3日坊主という言葉がある通り、日にちが経つと「これやろう!」と思っていたことも、「もういいや!」となってしまった経験があると思います。

(これは悪い時の例ですが)

その反対で、いっときは「マジでムカつく!!」と思っていた相手も、時が経つにつれて「なんであんなに怒ってたんだろう?」と熱が冷めるのが人間。

この性質をうまく使い、あとで思い返す時間を作ることで、感情を落ち着かせることができるので気分転換に使えるというわけです。

ただ一つ注意点なのは、この「あとで思い返す」ことと、「後回しにする」ということは全く別物ということ。

ここだけは注意しておいてほしいなと思います。

まとめ

最後にまとめておくと。

  • 瞑想
  • 紙に書く
  • 日記をつける
  • ポジティブなもの見つける
  • あとで思い返す

ぜひ試してみてください。