後回しにしてしまう性格の心理と今すぐタスクを終わらせるための克服法!

今回はタイトルにある通り。

後回しにしてしまう性格や心理、その克服法に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

まず、後回しする性格を直す克服法から伝えておくと「セルフコンパッション」を利用することが有効だとされています。

根拠

克服法であるセルフコンパッションの具体的なやり方や説明に入るまえに。

後回しにする性格っていうのは、どんな心理なのか。そしてどんな悪影響があるのか。

ここの根拠を伝えていくと、750人の男女を被験者として「どれぐらい後回ししてしまう性格か?」ということを調査していった研究があります。

その上で、被験者に対して「ストレスレベル」や「性格診断」などを行ってもらい、後回ししてしまう性格とは一体どんな人が多いのか?や、ストレスレベルへの違いは何か?ということの相関性を調べていきました。

その結果わかったのは、後回ししてしまう人というのは、他の人に比べストレスレベルが高いことが判明し、病気や死亡リスクが高いことがわかりました。

また、後回しにしてしまう人の心理とは、性格的に「完璧主義者」である傾向が強く、意志力が高く、自分に厳しい人ほど後回しにしてしまう心理にあることが判明したのでした。

これは結構意外な結果で。

僕もこの研究を知るまでは、イメージとして「自分に甘い人」が後回しにする傾向にあると思っていましたが、心理学的には全くの逆で。

この理由に関しては、後で記述しますが、ストレスレベルや病気リスクなどは、「やろうと思っているけどできない」ということが、常に頭の中で駆け巡り、自分で自分を傷つけている状態なので、ストレスレベルや死亡リスクが高まるとのこと。

これは結構スムーズに理解できます。

理由

ではなぜ。

完璧主義の人の方が後回しにする傾向が強いのか。

これはキリスト教の「免罪符」をイメージしてもらえればわかりやすいかと思いますが、完璧主義で自分に厳しい人ほど、「やろうと思っていたけどできなかったこと」に関して、強く自分を否定します。

ただ、ここで問題なのは、「過去を反省する」ということに満足をするのではなく、「自分を責めたのだから、もういいだろう」という免罪符のような役割で自分を責める人が多い傾向にあるということ。

自分を責めて「なんでやらなかったんだろう。自分は誘惑に甘い人間だ。だからもっと自分を責めなくちゃいけない」

そうやって思い込み、自分を責めるものの、「責めたこと」に関して満足してしまい、「これだけ自分を戒めたのだから、もう許そう」というように、免罪符化してしまっているわけです。

まあこれはよく考えてみれば当然ですが、「完璧主義」の人の方が「これをやろう!」と決める意志力は高い。

ただそれができず後回しにしてしまった時、意志力が高いからこそ、自分を責める威力も強い。

そして「後回しにした自分」に対して、猛烈に自己否定し、それで満足してしまう。

その証拠に、上記の研究では完璧主義の人ほど、「過去から学ばない」という傾向が見られていたりします。

要するに、自分を責めるのは悪いことではないけれど、大切なのは「どうすれば後回しせずにすむのか?」という克服法を考えることであり、「自分を責めて満足する」ということは、何も解決法には至っていないということなんですね。

これは僕自身少し前まで、かなりの完璧主義者だったので痛いほど気持ちがわかりました。

目標を設定して、スケジュールを立てて、タスクをこなす。

でも、甘えたタスクは嫌だから、きっちりとギシギシに入れ込む。

ただ、想定外の出来事が起こった時のことや、「調子が悪い時」のことは、この目標設定の時には計算していない。

全てが絶好調で、モチベーションが最高潮の時が続くという過程で、目標設定を入れてしまっている。

だから体調がすぐれない時やモチベーションがなくなった時に、このスケジュールが崩れ、崩れてしまった途端「もういいや」とやる気がごっそり抜け落ちる。

確かにギシギシにタスクを入れ込むことも大事だけれど、人間には感情の起伏が存在するし、調子のいい時もあれば悪い時もある。

目標を達成するためのコツはあえて「自分に甘い1日」を作ることだと判明。

この記事でも紹介している通り、自分に甘い「チートデイ」を設けることだって目標設定には重要。

そしてより大切なのは「失敗から学び次に活かす」ということ。

完璧主義であるがゆえに、1つできなければ、もう価値のないものになり。

その上で、後回しにした瞬間はめちゃくちゃ自分を責めるけど、それで満足して「どうすれば後回しせずにすむか?」失敗から学ぼうとしない。

僕の完璧主義だった過去と照らし合わせると「後回しした自分を責めて満足する」というのが、痛いほど突き刺さる論文でした。

克服法

では、どうやって後回しを克服していけばいいのか。

これは先ほども少しだけ触れましたが、「後回ししやすい自分である」ということを認めた上で「どうすれば後回しせずにすむのか?」を考えることが一番大切だとされています。

要するに、完璧主義であることを捨て、「成長主義」を取っていくということ。

この成長主義を取っていくことで、「今はできなくても、一歩一歩成長し、改善していけばいい」という思考に至っていけるようになります。

そして大切なのは、先ほども伝えた通り「後回ししやすい自分を受け入れ、どうすれば後回しせずにすむのか?」を考えていくこと。

ですから、成長主義に切り替え、一歩一歩進んでいく自分を楽しむことが、後回しを防ぐ上で重要になるわけです。

応用方法

そして最後に。

成長主義と言っても漠然としているので、具体的な克服法が紹介されているので、それを伝えておくと。

心理学の中で「セルフコンパッション」というものがあります。

この意味は英語に訳せばシンプルな話で、やり方だけ伝えますが、まず紙とペンを用意してください。

その用意した紙とペンに、「近しい友人から後回しにしてしまう性格に関して悩んでいる」と相談された時のことを想像してみて、自分だったらどうアドバイスをするか?を書いてください。

その紙とペンに、友人へのアドバイスを書いた後。

実際に自分で見てみる。

これがセルフコンパッションのやり方で、後回しを克服するやり方です。

「近しい友人から後回しにしてしまう性格に関して悩んでいる」と相談された時のことを想像してみて、自分だったらどうアドバイスをするか?を書いていくと、当然のことながらそれは鏡を通してみた「自分の姿」

そこで客観的に見た「アドバイス」こそが、解決法である克服法となるため、どうやって後回しにせずすむか?を自然と考えられ、自然と成長思考に至ることができるというわけです。

紙とペンだけあれば簡単にできるので、ぜひやってみてください。

まとめ

最後にまとめておくと。

後回しにしてしまう心理とは?

=完璧主義者だから。

どう後回しを防げばいいのか?

=後回しする自分を受け入れ、改善策を考える

=上記の方法が「セルフコンパッション」

ってな感じですね。

ぜひ後回ししやすい性格の人は参考にしてみてください。

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これまでの経緯やノウハウを電子書籍化した結果、大手電子書籍掲載サイトにて、新着ランキングトップ10位入りの常連と化し、最高位2位を受賞。更に2017年4月にはAmazonに電子書籍を出版し、アマゾンランキング1位を2部門で受賞。見事2冠を達成し大きな反響を得る。

現在は独立しオウンドメディア運営、情報ビジネス、webマーケティング関連など様々な事業を展開。節税の為に法人化するか現在検討中。

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