今回はタイトルにある通り。
「社交的」「外交的」な人に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
まずは結論から。
よく「内向的」な人よりも、社交的だったり、外交的な人の方が成功しやすいと言われることがありますが、それが本当かどうかで言うと、どうやら「ホント」ということがわかりました。
根拠
これの根拠となるのは、スタンフォード大学のビジネススクールが行なった研究が元になっていて。
これはエリックバーカー教授の「Barking Up the Wrong Tree」という本の中で紹介されています。
この論文では、スタンフォードのビジネススクールの卒業生を対象にして研究を行い、卒業生の２０年間を追跡調査していき、「成功している人とそうじゃない人」の違いに関して、様々な視点からリサーチしていきました。
スタンフォード大学を出たからといっても、成功する人とそうじゃない人に分かれるのも面白いところですが、この２０年間の追跡調査を行なったところ、大きな違いとして現れたのが「外交的か否か」というポイントが、成功に関して大きなポイントだということがわかりました。
実際にビジネススクールの卒業性の中で、成功している人の多くが「外交的」であるのに対して、成功していない人の「非外交的」の割合が高く、このことから「外交的、社交的な人」の方が、成功する可能性が高いのではないか、ということが示唆されたわけです。
根拠２
さらにこの「成功する人とそうじゃない人」に関しての研究は、別の研究でも行われていて。
幼稚園や小学校などの学生時代を研究した論文では、幼少期に外交的な子供であればあるほど、大人になった際に「外交的な成功」をつかみやすい、とした論文もあったりします。
この外交的な成功というのは、いわゆる地位や収入などが該当し、他の人が欲する、いわゆる「成功」というもので。
この要素というのが、小さい頃から社交的である子供ほど、手にする可能性が高い、という風にされています。
外交的な性格じゃないと成功できないのか
こうなってくると、疑問に感じるのは「外交的」な性格ではないと成功できないのか、という部分ですが、「元々の素質」が関係するかどうかっていうのは、結構議論の余地があって。
むしろ「元々の素質」ではなく、「外交的な性格ではなくても成功できる」とする説が結構有力だったりします。
要するに「性格」ではなく「行動」が重要だということ。
そして性格を変えるのは、一長一短にはいきませんが、行動を変えるのは誰にでも、その日からできることで。
むしろ行動こそが、与える影響としては大きいため、生まれつきの才能ではないとされています。
その根拠に、ある研究では、高校生を対象にして行なった研究で、高校生を人気度順に改装わけをしていきました。
そして、下から２０％の人（人気者じゃない）がトップ２０％に上がった場合、そうじゃなかった人に比べて、どう将来が変わるのかを研究していきました。
その結果わかったのは、人気者じゃない改装から、上位２０％の人気者に上がった場合、４０年後までの年収がおよそ１０％上がっていることが判明しました。
つまり、生まれつき外交的じゃない人であっても、後天的に社交的な「行動」を取ることによって、その後の年収を大幅に変えることが可能だということ。
また、人気芸人の中でも、学生時代は根暗で内向的な性格だったのに対して、テレビに出るようになり外交的になった芸人は多くいます。
オードリーの若林もそうですし、オリラジのあっちゃんもそのタイプ。
要するに大切なのは「性格」を変えるのは難しいかもしれませんが、行動は変えることが可能であり、人気者ではなくとも人気者になった人がいることからも明らかなように、「外交的な行動」を取ることによって、成功しやすくなるということが言えるわけです。
ですから、生まれつき内向的で、友達もあまりいないタイプだったとしても、そこまで悲観する必要はなく。
性格を変えようと無理に考えるのではなく、なるべく外交的な「行動」を取ることによって、社会に出た時のコミュニケーション能力などを磨くことや、適切な評価をもらえる可能性が増えるため、収入や成功に結びやすくなるということ。
具体的には、飲ミュニケーションをしてもいいと思いますし、ジムに行くのでも、もともと内向的な人であれば、一歩前進するでしょう。
まとめ
最後にまとめておくと。
外交的や社交的な人の方が、成功しやすい傾向にあり、年収や社会的地位を得る可能性が高い。
ただ、生まれつき内向的だからといって成功しないというわけではなく。
外交的、社交的な行動を取ることで、改善が図れる。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。
