先日ふらーっと適当にテレビを見ていたら、面白い深夜番組がやっていて、ボクは釘付けになってしまいました。
そのテレビのタイトルがうろ覚えで、確か「爆笑ファンド」だった思うんですが、内容的に爆笑問題が司会の「お金儲けの秘密」を解き明かして行くバラエティー番組でした。
先日みた内容の中では「カラオケビッグエコーが稼働率が低い昼間に○○した結果、20億以上の利益が伸びた秘密とは」
これが特に面白かったすね。
こういうのって、答えから聞いちゃうと、思考する力が養われないので、なんでビッグエコーは、売上げを20億以上も伸ばせたのか。
あなたも一緒に考えてみてください。
お客さんが来ない場合、ボクだったらこうアイデアを出す
で。
こういうときに大切なことって、「答え」を当てる事にあんま意味ないと思うんですよね。
「どうすればお客さんが来ない時間帯を有効的に使えるだろうか?」
自分だったらこうしよう。
そう、考えること自体に意味があって、ただ単に答えを聞いて「そうなんだ〜」ってなっても、満足感が増すだけで、自分に応用って出来ないんですよね。
だから一度考えてみてほしいなと思います。
ちなみにボクだったら、カラオケによくある、タンバリンやマラカスだけじゃなく、ギターやキーボード、ベースなんかの本格的な機材を貸し出しして、「生バンドにより近づけるカラオケ」
ってのも面白いなぁ〜って。
もちろん、そのまんま楽器を貸し出してもいいけど、ゲームセンターによくあるような、
「ドラムマニア」みたいな、ゲーム性のある楽器を使って、「1人が歌う曲を一緒に、皆でゲーム楽器で演奏する」
と言った、ゲーム性を盛り込んでも面白いかなって。
またターゲティングをグッと絞って、昼間の時間空いている老人たちへも、「おやじバンド」も認知されている事から、高齢者をターゲティング出来るかなと。
楽器とかってことになると、指先のタッチが必要なので、認知症へ効果がある事が証明されているし、健康的にも良い。
カラオケの売上げ低迷の改善として、ゲーム性のある楽器or本格的な楽器の貸し出し
これらもアリかなって、ボクはテレビを見ながら思っていました。
ここまでであなたは考え終わったかな?w
なぜ、1つのアイデアだけで20億円も利益が上がったのか
じゃあ、ビッグエコーは、ある工夫をした途端に、20億以上の増収に成功した。
何をしたのか?ってことですが、【カラオケをビジネスマン向けに昼間貸し出しする事】で、収益を20億以上も伸ばす事に成功したそうです。
カラオケとは個室なので、情報が漏れる事も無く、カラオケのモニターも、パソコン画面とつなげる上、大人数で行っても問題ない。
だから会議などで、サラリーマンが利用出来るような、「ビジネスプランを盛り込んだ」ことが、20億円以上の増収に繋がったそうです。
さらに面白かったのが、「なぜこのアイデアを思いついたのか」という部分。
実は思考のプロセスが、ビジネス成功へは一番大事な部分です。
ビジネスプランを思いついたのは、新しいサービスを思い悩んでいる時、店鋪を回って利用客を観察していたそうでした。
そのときにサラリーマンが1人で利用していて、カラオケなのにマイクも持たずに、部屋の中で仕事をしていたそうでした。
「こんな使い方があるのか」
そう驚いた発案者は、フロントのアルバイト子に「サラリーマンのお客さんって多いの?」と聞いてみると、「ビジネスで利用する方は結構いらっしゃいます」
と答えが返って来た様でした。
そのときに、ビジネスマンに向けて専用のプランを作ろう。
そう思ったみたいなんですね。
「カラオケは歌う場所」
そう思い込んでしまいがちな概念ですが、「カラオケを会議室として貸し出す」
このカラオケの概念を壊す発想の転換から、20億円以上の増収に繋がったそうでした。
このアイデアから学べる2つのこと
このビッグエコーがお客さんが少ない時間帯を有効活用する。
ということから学べる事がボクは2つあると思っています。
それは「打開の策は、どこか遠くの場所にある物ではなく、身近なところに転がっている」ということ。
もう一つは、「ほんの小さな違いが、大きな違いを生むということ」
まず「打開の策は、どこか遠くの場所にある物ではなく、身近なところに転がっている」
ということですが、増収を果たした発案者は、ビッグエコーの自店鋪を回る事で、「サラリーマンが1人で利用している」ということに気づいた訳です。
多くの人は、上手くいかないときに、どこか遠くを見てしまいがちです。
でも問題点は、遠くにあるのではなく、凄く身近なところにある。
いつも来てくれているお客さんをより近くで観察してみる。
そこからこのアイデアに繋がった訳でした。
「4年間赤字続きだったTwitter社が黒字転換させた方法がすげぇ。」こちらの記事でも書きましたが、何年も赤字続きだったTwitter社も上手くいかないときに「何か機能やシステムを増やす」のではなく、「圧倒的に無駄を排除する」ことで何年ぶりに黒字転換させました。
これも問題は、身近なところに転がっていたという1つの例だと思います。
また、20億円以上の増収と聞くと、「大掛かりなことをした」とイメージしがちですが、やったことは、たった一つ。
「ビジネスプランを追加しただけ」
たったコレだけで、20億円も利益が伸びた訳です。
まさしく「ほんの小さな違いが、大きな違いを生む」ということです。
これは小さい頃よくやっていた脚気検査と似ているなと。
脚気検査は、ひざの下のとある部分を押すと、「ひざから下の全てが勝手に動いてしまう現象」
たった一つのポイントを押すだけで、ひざから下全てが動く。
だからこのポイントを探す事が大切。
逆にポイント1つで、足全体を動かす事が出来る。
まさしくビジネスマンが利用したいと言う潜在的なニーズを、顕在的なサービスに変えて、
多くの顧客を取り込んだ。
素晴らしいアイデアだと思いました。
ぜひ、「打開の策は、どこか遠くの場所にある物ではなく、身近なところに転がっている」。
そして「ほんの小さな違いが、大きな違いを生む」
この2つを意識してもらうと、劇的に現状を変化させる、アイデアが浮かぶかもしれません。
それでは。
終わりに
「お客さんが少ない昼間のカラオケ」に対して、「良いアイデアが浮かんだ!」という方が居れば、
ボクにメールをしてアイデアを聞かせてください。
面白いアイデアがあれば、紹介するかもですw
ではでは。