先日ビッグエコーのたった1つのアイデアで、売上げを20億円以上伸ばした、そのたった一つのアイデアとは?
と言ったブログを更新しました。
このビッグエコーのアイデアを元に「あなたならどんなアイデアを出しますか?」
と言った質問に対して、結構な意見をもらいました。
読んでいて、「これは面白いなぁ〜」なんて意見が多くあって、読んでいるボクさえも
楽しめるものばかりでした。
その中でMさんからもらった内容が「少しの工夫で大きな変革をもたらした2つの事例」と「自分なりのアイデア」が、かなり面白かったので、紹介しておきますね。
(一応Mというイニシャル紹介しておきます。)
くら寿司とマクドナルドの面白アイデア
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こんにちは。
毎回楽しく拝見しております。
Mと申します。
今回の答え、回答を聞くと「なるほどな」と思いましたが、一番その答えを出さなければならない立場であることにも気が付きました。
自分が考えついた答えは1,バンドをやっているメンバーに臨時の録音スタジオにする。
とか、2,老人世代を取り込む。
など、音楽、カラオケの域から脱することが出来ていませんでした。
このメルマガを見て2つ思い出したことが有ります。
1つは、マクドナルド。ダブチの発展形のトリチ。
ダブルチーズバーガー、パティ(ハンバーグ?)2枚がパティ3枚に。
見た目のインパクトとお腹のインパクトはスゴイですが、すでにある具材を増やしただけで
コストも手間もあまり変わらず単価アップ。
最近だと、17:00から100円追加でパティを1枚追加出来ますね。
新たな焼き方、具材は要らなくてハンバーガー1個だと物足りないけど2つも食べるほどお金をかけたくない、そこまでお腹が空いていない。そんな人向けですね。
ひょっとして、夕方を過ぎるとマクド(マック)は来客数、単価が下がるのでしょうか?
もうひとつは、『くら寿司』です。
ビッくらポンです。
食べ終わった、お皿5枚を投入口に入れるとその席にあるモニターのゲームが始まり当たりが出るとガチャガチャが1つ出てくるのです。
お皿は投入口から洗い場に直行。
お腹が一杯になり、最後のお皿が3枚だとあとビッくらポンをするために2枚食べてしまいます。
昔ながらの皿を積み上げて数えるのでは無いので女性の単価(枚数)も増えたそうです。
確かに設備投資はかなりの額ですが、その投資のお陰で皿を数えて回収するアルバイトの人数を抑えられますし、お店で使用するお皿の枚数が大幅に減ったと思います。
例えば、仮にお店の皿が1,000枚あったとして、以前のやり方だと、お寿司を乗せてレーンを回る皿、客席に積み上げられている皿、食べ終わった皿を洗い場で洗う皿盛り付けように用意した皿。
と、実際お寿司が乗った皿は何枚でしょう?
でも、ビッくらポンの導入のお陰でお寿司の乗った皿は増えたはず。
くら寿司は設備投資が盛んなのでアイデアの宝庫です。
あ、ビッグエコーのアイデアを思いつきました。
オフィス街ではサラリーマン向けで使えますが、スタバなどでたまに見る英会話教室や、住宅街だと、定年退職者向けの囲碁、将棋等のカルチャーセンターのようなことも出来ますね。
長々とスミマセン。
今回の、ビッグエコーのアイデアに感動してしまい、思わず返信メールをしてしまいました。
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「一番その答えを出さなければならない立場であることにも気が付きました。」
この一言が素晴らしいですね。
最近のマクドナルドは、経営難から復活した事が、かなりフォーカスされていますが、その復活の裏には細かい工夫が色々されているんですよね。
また、くら寿司はボクもよく利用していますが、ビッくらポンの機能を始めてみた時、「これ一人何役だ?」と驚いたのを覚えています。
(枚数カウント、人件費削減、食器洗いの時間カット、顧客単価の増加機能などなど)
うん。面白いっす。
で。
自分なりのアイデアですが、要するにカラオケという枠組みから、「コミニュティの場を提供する」っていう1つのアイデアですよね。
これまた面白いと思います。
ボクなりの「地域の場」って言う定義で考えると、これから先、「コンビニ」がその役割を
果たして行くといいんじゃないか。
って思ってます。
コンビニの近未来像!?
「地域セキュリティ=コンビニ」
一言でいうとこんな感じですね。
少しMさんがくれたアイデアの「コミニュティの場」っていう定義とは違うんですが、1つのビジネスアイデアとして考えてみると、これほど広がったコンビニエンスストア。
区画1つに、1つのコンビニがあるほど、身近なものとなっています。
世の中の革新的なイノベーションって、2種類あるんですよね。
それが動的イノベーション、それと静的イノベーション。
コンビニがATMを設置した理由
動的イノベーションは、iPhoneのように、劇的に変化が起こり、人々の生活がガラリと変わる新商品、新システムです。
それに対して、静的イノベーションって、地味な新商品、新システムで、あまり人々が気づかないもの。
でもそれがあることで、ガラリと生活が変わる。
それが静的イノベーション。
この静的イノベーションの代表例がATMです。
今ではコンビニなんかで、ATMが当たり前にあり、いつでもお金下ろすことができますが、これは一昔前にはなかったシステム。
実はコンビニがATMを導入する時、「手数料が安すぎてビジネスとして成立しない」
と、かなり批判されたそうです。
ただ今では、欠かすことが出来ないイノベーションとなって、生活に根付いています。
地域を総合的に見守る存在=コンビニ
コンビニが行なう地域セキュリティというのは、宅配サービスや、店舗数を利用したリ行きネットワークを持つコンビニが、老人ホーム的な役割を果たしたり。
アコム、アルソックのような、個人セキュリティの役割を果たしたり、「地域を見守る存在」となって行ったら面白いなって思います。
老人ホームや介護の人材が減っている現在ですが、デイケアのように、一人住まいの老人の安否を確認しに行ったり、そのついでに、生活に必要な物をコンビニ商品で宅配したり。
また、アコムなどのように個人宅だけをセキュリティするのではなく、コンビニ側がその担当地域をパトロールしてくれたり、問題が起きたときに、迅速に助けに駆けつけたりと、地域を全体的にセキュリティする。
そんな静的イノベーションをコンビニが役割していけば、もっと便利な生活になって行くんじゃないかなって思ってます。
やっぱボクって、こういう妄想というか、想像にふけるのが好きなんですよね。
「こうしたらいいなぁ〜」とか
「こうなったらいいなぁ〜」とか。
実際それが1つビジネスになっている。
だれかに「強制される仕事」は全然好きになれませんでした。
だけど、自分で考えて、その考えた事を実行して。
そんな自らが好きで動くビジネスはやっていて楽しいです。
(仕事って感覚はほぼ無いです。)
改めて「(仕事ではなく)ビジネスが好きなんだな」と実感しました。
PS
あなたなら「コンビニでこうしたら面白い」ってアイデアが浮かんでいるでしょうか。
もし浮かんでいたら、ボクに聞かせてください。
面白い意見があれば、今回のMさんのように紹介するかも。笑
色々意見を取り入れて、このブログ自体を盛り上げて行けたらと思います。
それでは。