一度勉強した本の内容を忘れない!長期記憶へ保存する3つの方法とは。

前回、大人になってから勉強すれば人生イージーモードである、という発信をしたところ、ちょくちょく、「ちゃんこまさんは、どのように勉強していますか?」ってな質問をもらいました。

基本的に勉強って、一度勉強したことを忘れてしまっては全く意味がありません。

本を読んでしまっても、明日には内容を忘れていた場合、それは全く意味がないことを意味します。

でも多くの研究で、「人は本を読んで学習しても、覚えている内容は30%にも満たない」なんて言われたりしますし、「読書後には70%の内容を忘れている」なんて言われたりします

これは言われてみると確かにな事実で。

本を読み終わった後。

残るのは知識よりも充実感です。

「あ〜。この本を読み終わった自分、努力した気分だ」

ってな感じで、充実感だけは残ります。

でも本当に大切なのは、本の内容をどれだけ理解し、知識として脳にインプットさせたか。

もっと言えば、その知識を「どう応用できるのか?」

ここが非常に大切になってくるポイントです。

ですから僕は、勉強をしていく際に、「勉強法を学ぶ」というところから学び始めました。

「どうやったら脳は記憶に知識を定着させるのか」

「どうすれば、一度覚えた内容が忘れづらくなるのだろうか」

こう行った部分を、学ぶところから勉強し始めました。

ですので今日は、「勉強するための勉強」を僕なりにお伝えできればなと思います。

知識を学ぶこととは、人類にとって最大の幸福である

、、、

、、

とその前に。

ちょっとだけ脱線していいですか。

僕って旅行も好きだしゲームも好きだし、いろんなことに興味がシフトしていく。

そして、「まだ知らぬ知識を知る」という勉強も僕は大人になってから大好きになりました。

誤解しないで欲しいのは、2次関数だとか、なんとか定理だとか。

こう行った勉強が大人になってから好きになったのではなく。

「坂本龍馬の武勇伝」だったり。

「戦争の歴史を知る」ということだったり。

はたまた、「どうしたら集中力が続くのか。」だとか。

「ホモ・サピエンスの進化」だとか。

こういった自分がもともと興味があった分野を勉強することが楽しいだけなのです。

小さい頃、1つの動物図鑑をずっと見ているのが楽しかったような感覚に近いかな。

あの時、「アナコンダってすげぇ!!」とか、「シロナガスクジラって世界一でかいんだ」とか、別に勉強しているって感覚はなく。

ただ図鑑を眺めるだけで楽しかった。

そんな感覚に近いです。

またある方が言っていましたが、「自分が好きなことだけを学ぶということは、人類にとって最大の幸福だ」という風におっしゃっていますが、まさにその通りだと思います。

旅行も、その土地の文化を「学ぶ」に等しいし、図鑑を見るのも動物の形態を「学ぶ」に等しい。

どこか共通しているのかもしれません。

一度読んだ本が忘れなくなる方法

まあ、そんなことは置いておいて。

どうすれば、一度学んだことを忘れづらくするのか。

これのポイントは、3つあります。

その3つというのは、

「読む前」

「読んでいる途中」

「読んだ後」

この3つで、それぞれやることがあります。

パラーッと読んで学ぶのではなく、きちんと段階に分けて、やるべきことがあるってことですね。

1:読む前にすべきこと

まず「読む前」ですが、前回も伝えた通り、人というのは、「自分にとって必要なこと」以外の情報は、取り入れることができません。

基本原則、人というのは「自分が体験していること」以外は、覚えることができないわけです。

世界のいたるところで、悲惨なニュースが起こっている。

でも、あくまで他人の僕らは明日明後日になってしまえば、その事件のことを忘れてしまっている。

一方で、その事件に遭われた遺族の方は、一生忘れない。

それと同じことが言えるのかと思います。

その上で、読む前にやるべきことっていうのは、「今から学ぼうとしている知識を、どこで活かすことができるだろうか」僕はここを読む前に想定しています。

そうすることによって、他人事の知識から「自分にとって必要な知識」へと昇華することにつながります。

例えば。

マーケティングの本を読んでいるのであれば、「今から読むマーケティングの知識をブログに活かすにはどうしたらいいだろうか?」

そう考えます。

また「広告」に関する本を読んでいるのであれば、「バナーのキャッチコピーにどう生かせるだろうか」そう考えてから読み始めます。

こうすることによって、あくまで他人事で自分に関係のないように感じた内容から、「自分に必要な情報」となって昇華されるため、「ブログで使える知識とは?」「バナーで使える知識とは?」

というように、脳が情報を収集しようと集中し始めます。

これが読む前にすべきこと。

要するに、「他人事から自分事に置き換える」ということですね。

2:読んでいる最中にすべきこと

そして2つ目の「読んでいる最中」にすべきことですが、これは、「1ページ読んだら、すぐ閉じて内容を思い出す」という作業をしています。

これはどの科学者や科学的論文などでも言われていることですが「思い出す時」に記憶というものは定着します。

これを専門的には「想起」という風に言ったりしますが、知識というのは、覚えるよりも「思い出す」という作業の方が、記憶への定着を図る時に重要になってくるわけです。

そして、この想起というものの回数は、多ければ多いほど、より強く記憶へと定着します。

それは、思い出す回数が多ければ多いほど、脳は「自分にとって必要な情報だ」と認識するため、より記憶へ残りやすくなるわけです。

そして、「1ページごとに内容を思い出す」ということですが、人の脳というのは非常に曖昧で、「読んだはずの内容」なのに、次の瞬間には記憶の消去が始まっていたりします。

「本を読み終わった後、内容のほとんどを忘れてしまっている」という研究すらあることからもわかる通り、元来忘れっぽい生き物が人間です。

ですから、1ページ読んだ後にはもうすでに読んだ内容をうろ覚えという出来事がよくあるわけです。

それを1ページごとに思い出し想起することによって、記憶へと定着させることができるので、

読んでいる最中、特に「これは覚えたい」という内容の時は、1ページ読んだら一度本を閉じ、自分の言葉で「どんなことが書いてあったのか」を要約するようにしています。

慣れてくれば、「1ページ読んで、2ページ前の内容を思い出す」

というように、して言ってもいいかと思います。

最近、僕はそうやるようにしてます。

想起するためには「一度忘れる」ということが非常に大切になってくるので、忘れている可能性が高い2ページ前の内容を想起する、という方だと、より想起への効果を期待できるためです。

3:読んだ後にすべきこと

そして最後の、「読んだ後」にすべき行動ですが、学習において、一番効果的だとされているのが、やはり「想起」です。

つまり、「アウトプットの場」を持つということが、記憶へ定着させるために効果的である、ということが、どの論文でも科学的に証明されていることです。

先ほどは「思い出し自分の言葉で要約する」という想起の方法でしたが、読み終わった後におすすめする想起の方法というのが、「誰かに教える」ということです。

これは「ティーチラーニング」と呼ばれる学習法ですが、やはり、効果があると言われるぐらいなので、「誰かに教える」という行為は、科学的にも証明された、記憶へ定着させる方法となります。

これは僕の経験則でもありますが、やっぱり、誰かに教えようとした内容っていうのは、しっかり覚えていますし、忘れづらいものです。

一度ブログに書いた内容は、すぐ「パッと」思い出せますし、長期記憶に残っているためか、忘れづらいです。

また、メルマガで書いた内容も、その日友人と会っている時の会話で自然と話していることが多いです。

それはメルマガを通して、一度アウトプットしたからで、より記憶の中に整理され収納されているためのなのか、スラスラとその日発信した内容が出てきます。

僕の経験則から言っても、この「誰かに教える」というティーチラーニングは、かなり効率的に物事を覚えることができると言えるでしょう。

またSHOWROOMの代表である前田さんなんかも、「僕が本の内容を一気に忘れづらく、覚えられるようになったきっかけは、「同僚に本を紹介する」というルーティンを作ってからでした」

というようなことを言っています。

「同僚に本を紹介する」

これも一つのティーチラーニングですね。

つまり、「誰かに教える」という場を作ってしまうことが、勉強した内容を覚え、忘れづらくするために重要だということ。

こうして想起していくことでより強く記憶へ定着するので、学んだ内容を忘れづらくする長期記憶へ保存することにつながる、ということなんですね。

そういう意味で考えると、「ブログ」っていうのはかなり有効なんだなと感じます。

自分が好きで学んだことを忘れづらくするための「誰かに教える場」として活用できますし。

その誰かに教えるために書いた「記事」がアクセスを読んでくれ、収益につながっていく。

よくブログなんかでは、「学ぶことが、お金につながる」

という風に言われたりしますが、この一連の流れが由来だったりします。

まあ、それはどちらだっていいですが、つまりは誰かに教えるなどをした、「アウトプットの場」を「勉強した後には必ず設ける」

ということが、勉強をする上で大切になってくるということですね。

まとめ

まとめると。

  1. 読む前は「自分ごとに捉えるため、知識をどう活用するか考える」
  2. 読んでいる最中は「1ページごとに思い出す」
  3. 読んだ後は「誰かに教える」

これが勉強する際に大切になってくる3つのポイントです。

僕も勉強法の勉強する前は、ブワーッと本を読むだけでした。

でもやっぱり、内容はすぐ忘れてしまっていたし、充実感だけが残って、知識は抜け落ちてしまっていました。

そこから、こう言った勉強法に変えて言ったわけですが、確かに記憶への定着はものすごくいいです。

一度読んだ本の内容を忘れづらくなりましたし。

ぜひ一度試してみるといいと思います。

それでは。