この間友人とあっている時に、「大人になってから勉強すれば、人生ってイージーモードだよね」ってな話をしてました。
誰しもが子供の頃って勉強すると思います。
いい中学に入るため。
いい高校に入るため。
いい大学に入るため。
皆が皆勉強して、それぞれの目的を目指します。
でも成人して社会に出ると、ほとんどの人が勉強をしなくなります。
もうこの時点で、「勉強とは、いい学校に入るためのもの」だという意味が如実になってくる。
でも実際に勉強っていうのは、学校に入るためでしか役に立たないのではなく、むしろ「社会に出てから」の方が使うものです。
上司との関係
恋愛相手とのコミュニケーション
ビジネススキル
などなど。
学生生活が大学までを入れて考えると22年間なのに対して、その後社会人の生活は、65歳までの定年を考えると、43年間と倍以上長い。
43年と年数が長いことを考えると、当然その分問題は多く降りかかってくる。
「お金」に関する問題だけでも、家を買う、ローンについて考える、転職をする、スキルを養う、養育費についてなど、様々な「知らなければならないこと」が出てきます。
でもほとんどの人が、大人になってから勉強しようとしない。
要するに、大人になってから勉強するだけで、人生ってイージーモードにしかならないんですよね。
つまり、本当に勉強が必要なのは、大人になってからの方がより重要だと、僕は思います。
大人になってからほとんどの人が勉強していない
実際に大人になってからの方が、勉強をしていないことはいろんなデータから明らかになっていて。
例えば読書比率なんかで見ると、2014年の文化庁の調査では、1ヶ月に1〜2冊ぐらい本を読む人の割合は、34,5%でした。
一方で1ヶ月で7冊以上の本を読む人の割合は3,6%で、よく読む人と読まない人の差は約10分の1の割合です。
んで。
一番高い割合の人は「1冊も読まない」というもので、その割合は47,5%でした。
また、「1冊も読まない」という人と『1ヶ月に1〜2冊ぐらいを読む」という人を合わせると、82%にも登ります。
このことからもほとんどの人が、勉強をしていないということがわかるかと思います。
ということは、読書の割合と年収とが比例しているという研究結果からもあるように、1ヶ月に3冊以上読めば、82%の人たちを上回ることができるっていうことです。
少数派の18%に登りつめることができるってこと。
そしてもっと興味深いのは、とある転職サイトでは年収1000万円を稼ぐ人の割合は4.2%だという風に言われています。
この割合と、読書量が多い人の割合とが、ほとんど一緒なんですよね。
これはすごく面白いデータで。
先ほども伝えた通り、1ヶ月で7冊以上読む人の割合が3.6%です。
年収1000万円が4.2% 月7冊以上読む人が3,6%
このことは、直接的な因果関係があるわけではないですが、読書量が多い人は総じて年収が高いという傾向があることから、全くの無関係ではないことがわかります。
いくら学生の頃猛勉強したからと行っても、年収が低ければ、勉強した意味がありません。
勉強するということの本当のゴールは、「いい企業に入る」「自分のやりたい分野に就職する」これらを通じて「お金を稼ぐ」という1つの目的に帰結するからです。
そして、もう一方で。
学生の頃勉強しなかったとしても、大人になってから皆が勝手に失速して行ってくれるため、そこから追い越し、少数派に入ることは、余裕でできるわけです。
これこそが、大人になってから勉強すれば人生はイージーモードだと僕が結論づけている理由です。
例えるなら、もう亡くなってしまいましたが、ディープインパクトのレースさながらでしょうか。
最初は大きく突き放されて行ってしまうけれど、ゴール目前になった途端、怒涛の追い上げをして、一人勝利を独占する。
大人になれば周りは自然と勉強をしなくなるので、月に3冊以上を読めば、ぐんぐんと追い抜くことができていくわけです。
学生の頃落ちこぼれだっただとか。
低学歴だからとか。
そんな人生の道中は全く関係なく。
一番大切なのは「最後どうだったのか」です。
人生とは、プロセスより結果です。
だから、最初は遅れていようと、後から取り返したらいいし、周りがサボっているのであれば、抜ききるのは至極簡単な話です。
もちろん学生の頃にした勉強が無意味っていうわけではないですが、勉強とは大人になってからしたことの方が、はるかに結果に結びつきます。
大人になってから始める勉強の方がはるかに効果が高い
学生の頃の勉強っていうのは、「成果」に直結しづらい学習で、勉強したからと行って、年収が2倍になるわけではありません。
でも、大人になれば、勉強したことが成果に直結するものであり、勉強して年収が2倍になるっていうのは、やり方によっては、よくあるケースです。
(起業などの「成果=自分の頑張り」である分野なんかは特にそうです)
また、学生の頃って、好きなことは勉強できないしがらみがある。
というか好きじゃないことも勉強しなくてはいけないのが学生というものです。
当然試験に出る問題を解かなければいけないため、試験の問題を前提に学習しなければいけないからこそ、そこにしがらみがあります。
一方で大人っていうのは「試験」というものがないため、「自分の課題」に直結する分野を好きに選んで学習できる。
これは科学的に言われていることですが、学習する際に、「興味を持っている分野」と「興味を持っていない分野」に分けて学習した場合おいて。
「興味を持っていない分野」の学習効率が圧倒的に低くかったということがわかっています。
よく学生なんかで、勉強に身が入らずに、「関数なんて社会に出て何の役に立つんだ?」って言い訳をする学生がいますが、この論理は至極まっとうな意見ということです。
今自分が直結していない問題を無理やり学んでも、それは結局他人事に過ぎず、他人事だからこそ、頭の中には全く入っていきません。
だから、「社会に出て何の役に立つんだ?」
と学生は学ぶことに嫌気がさしてしまうわけです。
一方で大人っていうのは、「学ぶ必要がないもの」は一切学ぶ必要がない。
自分に興味がないことは、手をつけなくていい。
実際に悩んでいて、知りたいことや、興味があって好きなことを学ぶだけでいいです。
とすると、自分自身が今直結している問題だからこそ、頭の中にすっと入ってきますし、興味があるものだからこそ、記憶への定着率も高い。
それでいて、その効果を直面しやすい環境にいるため、成果が出やすい状態にいるのが大人です。
ですから、大人になってからの方が勉強は大切だし、大人になってからの方が、効果が得やすいのです。
終わりに
よく学生の頃は全く勉強しなかった中退生なのに、「社長になった」というストーリーがあったりしますが、まさしく「大人になってから勉強して追い抜いた」典型でしょう。
童話ウサギとカメの話ではないですが、ほとんどの人は大人になってから勉強をしていません。
皆が勉強している学生時代は、勉強をしていても、そこまで差は開きませんが、皆がサボっている大人時代に勉強をすることでその後大きな差が開きます。
とするのなら、少し勉強をする。
具体的には月3冊本を読む。
これだけでも寝ているウサギを追い越すカメとなれるわけです。
僕は大人になってから初めて、自分のためだけに好きなことだけを勉強しましたが総じて思うのは、大人になれば皆がサボっているのだから、
勉強してこなかった身としては本当に取り返し、追い抜くチャンスなんだなと、思いますね。
大人になってから勉強すれば人生イージーモードだと思います。
それでは。