「ブログを日記だと勘違いする人が本当に多い」
これは最近よく感じることに1つ。
ブログといえば、学生でも気軽に作れるsnsの一つだと捉えている人が多く、その延長線上で「ブログで稼ぐ」という目的に対して「日記」というアウトプットを繰り返す。
まず断言しておきたいのは、ブログと日記は全くもって違うということ。
ここは明確にしておきます。
ブログに求められているもの
そもそもブログに求められていることというのは、「稼ぐ」という目的。
ここがブログに求められている目的であり、皆がブログに取り組む唯一の理由でしょう。
そう考えた時、ビジネスとは一体何か?ということを考える必要がでてくるわけです。
ビジネスとは「与えたものの対価としてお金を得ること」
この一言に凝縮されるわけですが、日記が何を与えているのか。と考えていくと、徐々にブログに求められていることが見え始めてきます。
この日記とブログとの違いを、結論から言ってしまえば「for you」と「for me」の違い。
ここがブログと日記の大きく異なる部分であり、ブログに求められているものは「for you」であるということです。
与えること
ビジネスとは「与えたものの対価としてお金をもらう」
この原則を通じて「ブログですべきこと」を考えていくと、ブログ=ビジネスであるという法則が成り立ちます。
そうなると、ブログですべきことは「for you」であり、「誰かの役に立つ記事」を提供すべきだということになる。
つまりは「与える」ために記事を書くことが必要になるということ。
ここが日記とは全くもって異なる部分です。
逆に「与えられない」自己満足の記事であれば、ブログには掲載すべきではなく、日記として掲載すべきである。ということになります。
日記に求められていること
ブログと日記との違いは明確で「for you」と「for me」であることをお伝えしました。
とすると、日記というのは「for me」であり、自分のためにすべきことが日記ということになります。
そこには「ビジネス」というものは存在せず、「お金を得られない」代わりに、与える必要もないため「for me」になっていくというわけです。
とするのなら、自分のために記事を書いたっていいわけですし、何を書くにも自己満足な訳ですから、そこに誰の文句が挟んでくる余地はありません。
つまり、日記に求められていることというのは、「自己満足」以外の何物でもない、ということ。
日記ブログで稼げない理由
すると、ここで日記ブログで稼げない明確な理由が浮き彫りになってきます。
「for you」「for me」
この違いがブログと日記との違いでしたが、ブログとはビジネスであり、ビジネスとは与えることの対価としてお金が得れる。
そう考えた場合、日記ブログでは「for me」であり、自己を満足させるための記事だからこそ、誰かに価値を与えたことにはつながりません。
そうすると、価値を与えていないわけですから、当然報酬を得ることもない。
ですから、目的が全く異なり、行うアウトプットも全く違ってくるということなのです。
ブログで日記を書く人達
冒頭で伝えたのは、「ブログ」を行なっているのに、日記を書いてしまう人達が本当に多くいるということへの意外性。
これまでお伝えしてきた通りで、ブログという「for you」が優先されるべき場所に、自己満足の記事を投下したところで稼げるはずもありません。
「オススメのpc」を知りたいと思っているのに、「今日の出来事」と言っても当然検索ワードにはヒットしませんし。
もし仮に、「今日の出来事」という日記記事に、「パソコンを買いました」と言ってオススメのpcを紹介していたとしても、結びつかない。
全て日記というのは、自己満足のためのものであり、for youには繋がってこないわけです。
ここが日記ブログでは稼げない本質部分となるわけです。
言い換えるならば、海の魚を釣りたいのに、山に行くようなもの。
つまるところ、ブログで稼ぎたいのであれば、日記は書くべきじゃなく、誰かのためになる記事を書くべきだということです。
それが大きな違いです。
日記をブログ記事に昇華する方法
ともして。
日記というのは、日々の出来事であり、そこに「ネタが枯れる」という概念は存在しません。
つまり、日記をブログ記事として昇華することができれば、ブログ記事に困ることはないということ。
また、自分が体験したことが、誰かの役に立つのであれば、これ以上ないことでしょう。
この日記をとある方法をすることにより、ブログ記事へと昇華させることは可能です。
その方法を紹介します。
目的を合わせる
日記とブログの違いを先ほど明確にしたわけですが、「目的が違う」ということでした。
つまり、何をすべきなのかというと、「目的を合わせる」ということ。
こうすることによって、単なる日記記事が「for you」のブログ記事へと昇華して行くことにつながります。
例えば、「その日は家電量販店に訪れパソコンを買った」
そんな出来事があり、日記にしたとする。
これを「今日の出来事」というタイトルのもの、「今日は家電量販店に行きパソコンを買いました」という風に書けば、これは日記となる。
一方で「今家電量販店で買うべきオススメのpcとは」という風に変更すると、途端に「for you」に変わる。
なぜ一瞬にして、自己満足の記事からfor youの記事へと変わったのかというと、目的を合わせたからです。
他者へ価値ある情報に置き換える
「今日の出来事」というタイトルの元日記を書けば、「書き手の自己満足」でしか昇華されません。
一方で「今家電量販店で買うべきオススメのpcとは」というタイトルに帰ることによって、目的は自己満足ではなくなり、「実際に買ってみてよかったかどうかを伝える」というfor youの情報発信へと昇華して行きます。
これが目的を合わせるということ。
日記を日記という自分の中に収めるのではなく、「その経験をして、実際どうだったのか?」
このベクトルを合わせて行くのが、「目的を合わせる」ということの意味になる。
こうすることによって、先ほどのタイトルで言えば「これからpcを買いたい」と思っている人が知りたい情報へと変わり、そういう人に向けては価値ある情報へと昇華されて行くわけです。
ですから、日記として自己満足の記事で終えるのではなく、「この経験を誰かの役に立つ情報へと変えるには?」ということを考えることが目的を合わせることにつながり。
ひいては「for me」の日記から「for you」のブログ記事に昇華して行くということです。
終わりに
つまり日記とブログではまるっきり180度異なってくるということ。
似て非なものということです。
ビジネスとは、自分がジャッジするものではなく、他者がジャッジするもの。
その他者がジャッジした時に「知りたい」と思える情報なのか、そうではないのか。
ここを基準にして行くのもいいかもしれません。
もし仮に「そうではない」という答えが返ってくるのであれば、それは自己満足の記事に過ぎず日記記事でしかないということ。
その日記をブログに書いても「価値」を与えられていないわけですから、ブログで稼ぐことは当然できないわけです。
もし仮にブログで「稼ぐ」ということが目的なのであれば、for you記事に昇華させるべく目的を合わせる必要があるということです。