以前こんな質問をいただきました。
「ブログのプロフィールでは、どんなことを書いたら良いのでしょうか。私は自分の経歴やこれまでの学歴なんかを書いていますが、これで良いのでしょうか。」
こんな質問でした。
要するに、ブログのプロフィールですね。
これって結構勘違いしている方が多くて。
プロフィールと言われているから、自分の経歴書をプロフィールに書けば良いと思っている方が本当に多い。
例えば、「〇〇出身、〇〇大学卒業、〇〇会社勤務、ブログ運営歴3年」みたいなね。
でも、訪れた人が、こういったことを知りたいか?っていうと全くそういうことじゃない。
これが読まれるのは、記事が面白くて、著者の方に興味性を移行できた場合に、「記事の補足事項」として読まれる前提のプロフィールです。
要するに、プロフィール単体を見たときに、「この人面白そうだな」っていう風に読まれる単体で成立するものではないってことなんですね。
従来のプロフィールの問題点
じゃあ、「〇〇出身、〇〇大学卒業、〇〇会社勤務、ブログ運営歴3年」
このような従来のプロフィールの何が問題なのか?っていうと、要するに「読むための動機付け」がなされていないことが一番の問題です。
プロフィールは、書けば誰でも読んでもらえると思ったら全く違って。
読むための動機がなければ、訪れたユーザーも暇じゃありませんから、読もうとはしてくれません。
まあ、プロフィールだけに限ったことじゃなく、ブログ記事も全く同様で、検索上位に上がれば読んでくれるか?と言われると全くそうじゃない。
これはプロフィール含め、全てに共通して言えることですが、「読むための動機付け」が大切になってくるということ。
箇条書きは基本読まれない
それを含めて、「〇〇出身、〇〇大学卒業、〇〇会社勤務、ブログ運営歴3年」
今一度こういったプロフィールを見てみると、読んでいる人は「だから何?」感が否めない。
もちろん。
「〇〇出身」という部分が、ニューヨーク出身だったり、マカオ出身だったりすれば、それは「読む動機付け」になり。
またブランディングを果たすためのプロフィールとなっているので、そのままプロフィールに箇条書きしても良いでしょう。
「〇〇大学出身」という部分が、東京大学出身やカリフォルニア工科大学出身だったりすれば、単なる箇条書きであっても興味づけできるほど、強いコンテンツなのでそのままでも良いでしょう。
超一流の経歴が箇条書きでも良いが、そんな人はほとんどいない
でも大半の人が、「茨城出身」であったり、平凡な大学出身であったり。
プロフィールの内容が、読む動機につながっている人はそうそういないわけです。
となると、読むための動機付けがなされていないことになるので、読まれるはずもなく、
そしてプロフィールにおいてブランディングがなされていないために、ブログのアクセス単価も下がってしまう。
つまり、普通にプロフィールを書いても、読む動機付けがされていないことが従来のプロフィールの問題点なわけです。
良質なプロフィールを作るためには
じゃあ、どうしていったら良質なプロフィールになるのか。
ここの部分ですが、当然大半の人が箇条書きした経歴に目を見張るものはないでしょう。
ニューヨーク出身だとか。東大に出てるとか。
そういう人はほとんどいないでしょう。
それだからといって、プロフィールをうまく活用できないか?そしてプロフィールにおいて読むための動機付けが施せないか?っていうと全くそうではなく。
1つの工夫によっても、全然見栄えの違ったプロフィールを書くことができるようになります。
その方法っていうのが、先ほどから何度も出ている「読むための動機付け」を施すこと。
そしてそれを「冒頭」に持ってくること。
こうすることによって、自然と読むための動機付けを施すことができるようになるわけです。
一般的なプロフィール
例えばの話。
「私は青森県出身の40歳です。地方の大学を卒業したのち、地元である青森に戻って来ました。その後インターネットでのビジネスを始め細々ながら、月5万円程度の報酬を稼ぐことができるようになりました。今後も頑張っていきたいです。」
こんなプロフィールがあったとします。
まあ、よくあるプロフィールですね。
そして、平凡でプロフィールの1つの目的である「ブランディング」も果たせていないことがわかります。
更に言えば、初見でこの人のブログに訪れた場合。
まずそもそも「この人自身」には全くもって興味がないため、ダラダラと自己紹介を書かれたとしても、ほとんどの人がスルーするでしょう。
まずこの人自身を知らないわけで、興味さえないわけですから、プロフィール自体目に止めないことでしょう。
それは、読むための動機付けがなされていないからです。
ここに読むための動機付けを施すとどうなるか。
読むための動機をつける
「なぜ私が成功できたのか?-それは私が田舎に住んでいたからです。」
この一文が付け加えてみる。
そうすると、
「なぜ私が成功できたのか?-それは私が田舎に住んでいたからです。」
「私は青森県出身の40歳です。地方の大学を卒業したのち、地元である青森に戻って来ました。その後インターネットでのビジネスを始め細々ながら、月5万円程度の報酬を稼ぐことができるようになりました。」
このようなプロフィール文になります。
最初に疑問を提示し、その答えを与える。
こうすることによって、「なぜ田舎だから成功できたのか?」という部分が知りたいと思い読む動機付けにつながります。
平凡なプロフィールが「成功した要因」となる
そして、そこから同じプロフィール文が続くわけですが、冒頭に「なぜ?」という疑問を投げかけていることによって、その後平凡な文章であっても、「これが成功するための要因なのか?」ということで、自分語りが始まるため、見ている方も退屈しなくなります。
要するに退屈な文章というのは、「何のために読まされているのかわからない文章」ということになります。
だからこそ、「なぜそれを読む必要があるのか?」という動機付けを施すことで、読むべき文章に変えることができるため、冒頭にて読む動機付けの文章を入れることが大切になってくるわけです。
そして、先ほどのまでの退屈な自分語りも、最初に読むための動機付けを施すことにより、「地方で」「田舎で」「40歳でも」という、ある意味マイナス要素を抱えながらもうまくいった。
という流れに変わっていくため、平凡なプロフィールがより輝いて来ます。
冒頭に興味づけを施す文章を入れること
「なぜ私が成功できたのか?-それは私が田舎に住んでいたからです。」
たったこの一文だけです。
結局のところ。
「書いたら読んでもらえる」というのは大きな間違いで。
「読んでもらうためにどう書くか?」これが一番大切になって来ます。
先ほどは「なぜ私が成功できたのか?-それは私が田舎に住んでいたからです。」
この一文だけで、平凡なプロフィールの見え方が変わったわけですが、まさしく「読んでもらうためにどう書くか?」を意識して書いたにすぎません。
終わりに
そしてプロフィールとは、ブログ記事とは違い、本来読まなくても良いものとなるので、ブログ記事よりも一層力を入れて書かなくてはいけないものです。
ですから、冒頭に「読む動機付け」を果たすことによって、それをクリアしていく必要があるということ。
それこそがプロフィールで最も意識しなくてはいけない部分ですね。