以前「ブログでやってはいけないことって何かありますか?」
ってな質問をもらいました。
んー。
結構あるw
まあ、普通のブログで言えば、自由な場所がインターネットだったりするんで、特段やってはいけないことっていうのはないんですが。
ブログを一つの「ビジネス」だと捉えたときには、当然やってはいけないことが出てきます。
そこで、このブログを通して、僕が感じる7つのやってはいけないことを紹介しておこうかなと思います。
日記扱いするな
まずはこれ。
ブログって、いつの日か。
イコール日記みたいな印象がありました。
ただ昨今では、企業や法人が取り組むようになり、ネット集客の重要性が増してから、ブログの定義が幅広くなっていきました。
もちろん今までの定義である「ブログ=日記」っていうのも存在するし、日記としてブログを活用したいのなら何もいう気はない。
ただ、ブログをビジネスとして活用するのであれば、必ず必要になってくるのは「アクセス」
とすると、日記的な内容やタイトルだと、ほとんどアクセスが集まることはありません。
だから僕は「ブログ」っていう名称で呼ぶのはあんまり好きじゃなくって。
日記ではなく、「オウンドメディア」と捉えた方が、ビジネスとしてブログの本質を付いている用語だと感じます。
もし仮に、ブログで稼いでいきたいのであれば、まずやってはいけない1つ目として「日記として扱わない」ということがランクインしてくるでしょうね。
全体像を把握せずして始めるな
これも結構多い。
ブログって、当然誰しもが始められるから、適当にスタートすることだってできる。
でもブログって、全てに意味があり、全てが連なっているからこそ、「1つのブログ」として成立するわけです。
これがどういうことかというと。
例えば、ブログの方向性が「薄毛」だったとする。
(最近例えで薄毛って好きだなぁ〜俺w)
とすると、このブログでは「薄毛の対処法」を1つのブログで全て伝えることを目的とする。
そうした場合、様々な「薄毛」に関する情報を提供することが必要になる。
「育毛剤」に関してもそうだし。「髪への栄養」に関してもそうだし。「洗い方」に関してもそう。
「薄毛に関する情報を1つのブログに集約する」
このことが、薄毛という方向性を持ったブログに与えられた使命であり、ブログ運営者としての完成形となるわけです。
そしてこの「育毛剤」「髪への栄養」「洗い方」が、「カテゴリー」となって、ブログ本体を支えていくことになる。
その上で、カテゴリー内に入ってくる個別記事を書いて、アクセスに結びつけていく。
このように1つ1つにはきちんとした役割があり、シンプルだけど強固な構造になっているのがブログです。
ただ初心者にありがちで、やってはいけないこととして行いがちなのが、「今日は薄毛に関して」「今日はスポーツに関して」「今日は好きな食べ物に関して」というように一体感がない。
こうなってしまっては、どんなブログなのかわからないし、方向性が全く定まっていないことになる。
だから、全体像を把握してブログを始めることが大切なわけです。
複数の商品を販売するな
これもブログ運営において、あまりやってはいけないことですね。
もちろんブログをビジネスとして活用するのであれば、一番の目的は「稼ぐこと」ないしは「売上を上げること」
ここに集約されることに間違いはありません。
ただ、勘違いしている人が多いのは、「売る商品が多くなればなるほど売上が上がる」と思っている人。
実際にはそんなことはない。
それどころか、商品が多くなるにつれて、迷いが生まれ、成約率が低くなったりし、売上は下がったりする。
もちろん、一貫性のある商品で関連があるのであれば、複数の商品を用意したっていいけれど。
全く関連性のないものだったり、一貫性を貫けないものなら、紹介しないほうがよっぽどいい。
1つの商品だって全くもって問題ないし、多ければ多いほどいいというものでもない。
「複数の商品を販売する。なおかつ全く関連性がないものを。」
これは絶対にやってはいけないことですね。
複数のブログは運営するな
また「複数」というワードが出たので、関連した「やってはいけないこと」でお伝えしていくと。
「複数のブログを運営する」っていうのも、あまり好ましくない。
もちろんこれは「ブログのノウハウを持っている場合」だったり。
「組織化している場合」であれば、やってもいいことになったりします。
ただ一般的にこれから始める方や、まだ固まったブログのノウハウを持っていない方が、いきなり複数個のブログを運営しては絶対に行けない。
それがなぜかと言えば、「アフィリエイトはブログを複数運営して掛け持ちした方が稼げるって本当?」
この記事に書きましたが、まず1つ1つがないがしろになる。
その上で愛着が持てないため、すぐ捨てれる状況になる。
要は「続かない」という最大の要因を、自らで作り出してしまうことになりかねない。
稼いでいる人は、複数個のブログを持たずして、1つのブログで大きな金額を作り出す人が多いです。
また、「記事は資産である」と僕は考えるように、複数個に分けるとブログに溜まっていく記事の資産がバラバラになり、1つのブログのドメイン力が弱くなる。
そう考えると、「1つのブログに資産を溜め込む」ほうがよっぽどアクセスにもつながルわけです。
初心者の方であれば、特にブログを複数個運営するのはやってはいけないことだと思いますね。
パソコンだけをみるな
このやってはいけないことは、少しマーケティング的なお話。
実際にブログを運営している人は、パソコンで更新する人がほとんどだと思う。
そうなると、「パソコン画面上でしか」ブログを見ていない人が思ったより多い。
でも実際に「アクセス」を解析してみると、予想以上にスマホでの閲覧が多いことに気づく。
僕のブログの場合であっても、約7〜8割ぐらいの人がスマホビューになっています。
そうすると、パソコンで改善を図ったとしても、2〜3割ぐらいの人へのアクションであって、大多数である7〜8割の人へのアクションではない。
もちろん、今のブログのテーマはモバイルファーストが適応されていて、レスポンシブデザインのため、外観的にそんな遜色はなくなってはいますが、それでも閲覧者に合わせて改善を図るべきだと言えるわけです。
「スマホで見られている回数が多ければ、同じスマホでチェックする」
このほうが互換性に優れ、より近い目線で物事を見ることができる。
なので、ブログ改善の際にパソコンばかりを見て改善していくのは、やってはいけないということなんですね。
アクセスに一喜一憂するな
ここまでは少しテクニック的な要素が多く、以前「少しはマインド的なことも教えて欲しい」と言われたことがあるので、少しマインド的な部分でやってはいけないことを紹介して終わろうと思います。
まず1つが「アクセスに一喜一憂するな」ということ。
ブログ立ち上げ初期や初心者の方は特に「ずっとアクセス」を気にしてる。
でも、ブログ運営者の方ならわかると思いますが、そんなに急激に増えるものじゃない。
コツコツと積み重ねた上で、ある時期をきっかけに「ドンッ!!」と増えるのがアクセス。
そしてこの「ドンッ!!」ってのが、何度もなんども訪れてきて、アクセスの「平均値」が上がっていく。
でも実際にこの「ドンッ!!」ってのがいつくるのかはわからないし、予想もできない。
ある時にブログのドメインが評価され、多くの記事が上位に食い込むからアクセスが上がっていく。
つまり、ここでわかるのは、僕らにできることは「ドンッ!っと増えるまで、記事を更新し続けること」
ここに尽きるわけです。
もし仮に、ブログを立ち上げ、すぐにアクセスが膨大に増えたとしたら、その反面「急激になくなる」ってことも考えられる。
コツコツと積み重ねた上でアクセスが増えていくからこそ、安定した強固な土台となっていくわけです。
そのためにも、アクセスに一喜一憂して、感情に振り回されてしまうことは、ブログ運営者としては絶対にやってはいけないことですね。
3日坊主になるな
正直、ここがブログを辞めていく人が一番多い理由だと思います。
3日坊主。
僕としては、3日坊主で辞めていった人がどうなろうが知ったこっちゃない。
やるもやめるも自由だから、好きにしたらいいと思う。
だけど、この3日坊主で少し残念なのは、先ほども出た通り「急激な加速は急激な衰退」に繋がるっていうこと。
ブログ以外にもいろんなネットビジネスはあります。
だけど、ブログ以上に安定的に稼げるビジネスはない。これは誰しもが口を揃えていう。
要するに、他のビジネスで一気に稼げたとしても「急激な加速は急激な衰退」に繋がるわけだから、一気に稼げなくなることに繋がる。
実際にそういう人は何人も見てきましたし。
そう考えるのなら、「安定的に稼ぐこと」を目指すためにはコツコツと積み上げいくことが、一番の近道だということ。
やるもやめるも自由だけど、もし仮に「稼げない。。」ってことが原因で3日坊主になってしまったとしたら「急激な加速は急激な衰退」ということを思い返して欲しいと思います。
ブログで成功するために大切なこと
これまでの7つのことを見ていくと、必然的にブログで成功するために大切なことが見えてきます。
その部分を解説していくと。
まずは「日記扱いするな」という部分ですが、これは裏を返すと「オウンドメディア化」すべきであるということが見えてきます。
オウンドメディアというのは、いわゆる「自社所有メディア」ということを意味するわけですが、自社所有のメディアを持つことこそがブログの意義。
そのうえで、「ジャンルを特化したブログ」こそが、オウンドメディアとしての意義をなしていきます。
ジャンルを特化させ、その分野での記事を書いていく。
これが日記ブログとオウンドメディアブログとの大きな違いになってくるので、成功するために重要なことなわけですね。
全体像を把握せず始めるなという部分は裏を返すと、1つピックアップすると「どういった構造でブログを構築していくのか」ということが見えてきます。
例えば、「筋トレブログ」を作るとしたら、筋トレを網羅的に解説したブログの場合、上半身などのトレーニングや下半身などのトレーニングなど、細かく細分化できる。
- 上腕二頭筋メニュー
- 上腕三頭筋メニュー
- 前腕メニュー
- 大胸筋メニュー
- 広背筋メニュー
- 腹筋メニュー
こんな感じで、上半身トレーニングの中でも、細分化して分かりやすく構成できるわけです。
これらを解説して初めて「筋トレを網羅的に解説したブログ」ができていくし、この構造を把握して初めて「ブログ記事」を書いて行けるわけですね。
なので、「どんな記事を書けばいいのか?」というのは、裏を返すと全体像を把握できていないということから引きおこってくるわけです。
また「複数の商品、複数のブログを運営するな」ということですが、上記の「筋トレを網羅的に解説したブログ」を見てみたらわかる通り、まだ初心者の段階で「複数のブログを運営することの難しさや大変さ」というのは身にしみてわかったと思います。
ただ単にベンチプレスのやり方を記載した記事1つあっても、それは何の価値もありません。
だから、初心者の場合ブログをまず1つ作り、それを徹底的に育て上げ、ドメイン力をつけていく必要があります。
そのため、ブログを複数運営する労力は、初期のころはまだないというのが、現状だということですね。
そして商品に関しても、「通常記事」から「セールス記事」への誘導の精度なんかを図っていくことが重要なので、筋トレを網羅的に解説したブログなら「プロテイン」などのように、そこまで複数の商品を並べる必要がなく、1つの商品をまずは徹底的にセールスする。
そこから必要に応じて増やしていけばいいだけの話なので、まずは「1つ」というところに特化すべきだと思いますね。
この構成からマネタイズまでの流れが見えてきた後は「ブログ記事を更新する」という作業が続いていくので、アクセスに一喜一憂せず、3日坊主にならず、ひたすらに記事を更新するという流れを作ることが重要になってくるわけです。
これまで解説した「ブログで絶対やってはいけない7つのこと」というのは、裏を返すと「ブログで成功するための要素」が詰まっているわけですね。
ぜひ意識して取り組んでみてほしいと思います。
まとめ
ブログでやっていけない7つのこと
- 日記扱いするな
- 全体像を把握せず始めるな
- 複数の商品を販売するな
- 複数のブログは運営するな
- パソコンだけをみるな
- アクセスに一喜一憂するな
- 3日坊主になるな
ということがまとめになります。
周りを見ていると、結構やってはいけないことをやってしまっている人が多い。
そして、そんな方は総じて「うまくいってない」
うまくいっているには必ずうまくいっている理由があります。
ぜひ、やってはいけないことを見極めて、ブログ運営していってください。