今回はタイトルにある通り。
ストレスを撃退する、その対処法について知ったので、その方法をシェアするとともに、この記事1つにまとめていきたいと思います。
その具体的な解消方法っていうのは、最後にまとめて伝えるとして。
まず大前提に、ストレスの解消方法の中で、一番重要だと科学的にされているのが「ストレスの捉え方」
要するに正しいストレスに対して知ることだけでも、かなりストレスに対しての耐性を持つことにつながることがわかってます。
だから、下手なストレス解消法を試すよりも、「正しいストレスの知識」を知っておくことで、不安やストレスから自分の身を守ることにつながるので、そのお話から。
ストレスをどう捉えるか
まずストレスをどう捉えるか。
ここがストレスや不安に対しての一番の対処法になる。
これを証明してくれているのは1998年の研究調査で、3万人を1年間追跡調査したという結果から明らかになっています。
実際にアンケートでは「最近強烈なストレスを感じましたか?」というようなストレスに関するアンケートを実施しました。
そして1年間追跡してわかったのは、「強烈なストレスを感じた」という方の1年間の死亡リスクが約43%も高くなっていることがこの研究によって明らかになります。
ん?
これだけだとストレスは、物凄く悪いものと認識しても差し支えない。
そう感じるかと思います。
ただ、大事なのはここからで。
この「強烈なストレスをここ最近感じた」というアンケートを答えた人の中でも、「ストレスを体に悪いと思っている」という方が死亡リスクが43%も高まったのに対して、
「ストレスは体に悪いと思っていない」という方においては、死亡リスクは高まらなかったのにして、寿命や免疫力、脳の成長など、プラスの観点も感じられたのです。
そして、実際に体内を検査してみると、「ストレスを体に悪い」と思っている人と、「ストレスは体に悪くない」と思っている人とでは、分泌されている物質にも違いがあることが明らかになったそうです。
ストレスは体に悪いと思っている人は、コレチゾールという物質が分泌されており、ストレスは体にいいと思っている人は、デヒドロエピアンドロステロンという物質が分泌されていることが判明します。
コレチゾールはウィキペディアによると、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下や不妊の効果をもたらすとされている物質。
デヒドロエピアンドロステロンというのは、若返りホルモンという風にさえ言われていて、うつ病や免疫不全症などに効果があるとされている物質で、メンタルを健全に保ち成長効果を促してくれる作用がある物質です。
この全くことなった物質が、1つの考え方だけで、分泌されていることがこの調査から明らかになりました。
つまり、何が言いたいのかというと、ストレスというのは「考え方次第」で、大きな役割をもたらし、考え方次第で、分泌する成分にも違いをもたらすということが、この研究から明らかになったということです。
ストレスとどう向き合うか
要するに、人間という生き物は、どう生きていたってストレスを感じる生き物。
ストレスを感じなければ、幸福度も下がるという研究結果もあるように、ストレスをある程度感じるからこそ、人生に対する幸福度や満足度も高まっていくということ。
そう考えると、一概にストレスそのものが悪いということではないということがわかります。
(もちろん極度のストレスは別ですが)
その証拠に、カラオケなどの調査によると、緊張や不安感を感じやすい人の方が、キーを外しづらいという研究結果があったりします。
また、外国では警察官などを対象にした調査などで、緊張感やドキドキしやすいという人ほどミスショットが少ないという研究なんかもあったりします。
そのほかにも、2005年にギャラップ社という会社が全世界の人を対象に「ストレスアンケート」を実施したのですが、その結果によるとストレス指数が高い人の方が、「寿命」「幸福度」「満足度」「GDP」が高かったという調査結果が出ています。
日本でも、ブラック企業や酷使される労働環境が問題視されていますが、その反面「世界最長寿国」とされています。
このように、ストレスというのは、悪い意味として捉えられがちですが、大切なのは別のところにあって。
ストレスを強く感じれば、その分乗り越えた際の達成感も強く感じるし、満足度も高まるということ。
一方で一切ストレスを感じなければ、仕事に対しても達成感を一切感じないし、満足度も全くないということ。
だからこそ、「うまく付き合う」ということがストレスにおいては重要で、「悪いだけのものじゃない」ということ、そして「ストレスに対する捉え方」が何より重要になってくるということが、上記の研究から明らかになったことです。
ストレスの対処法
ここまでで、様々な科学的研究から「ストレスをどう捉えるか」の重要性がわかってきたかと思います。
人間だからこそ、ストレスというものとは切って切り離せるものじゃなく、ストレスを感じてしまうのは仕方のないこと。
そのため対処法として正しいのは、ストレスを「どう捉え、どう考えるか」
これを見極めるのが、正しい対処法です。
「緊張」や「不安」
こういったのは人間であれば誰しもが感じます。
「緊張や不安」を感じてしまうことが悪いことではなく、「緊張している」「不安に思っている」とまずは受け入れてあげること。
緊張しやすい人の方が、ミスショットが少ないという研究からもあるように、「緊張する」ことが結果を生むことも往往にしてあります。
そしてその緊張や不安を乗り越えた時に、人間というのは「達成感」や「満足感」、または「幸福感」というものを感じるわけです。
ですから、まずはストレスを享受してあげる。
ストレスにつながる、緊張や不安、恐怖なども、避けるのではなく、受け入れる。
その上で「どう対処するか?」「どう考えるか?」を仕事で置き換えれば、準備やら練習に費やす。
そうしてうまくストレスを向き合っていくことが重要だということです。
ストレス対策
とはいっても、なかなかストレスから解放されないケースもありますし、ネガティブなストレスは体には毒。
「コレを乗り越えれば成長や挑戦、達成感が待っている」
そんなストレスなら、得られるものの方が多い上、上記で伝えた通り「幸福度や寿命、GDP」も高まる。
ただ、「クレーマー」だったり、「文句」だったり。
それを乗り越えても全く成長や達成感を感じられないストレスもあったりします。
なので、無意味なストレスから自分を守るための対策を紹介しておきます。
- 運動
- 散歩
- ヨガ
- 瞑想
- ボランティア
- 家族、友人と話す
- マッサージ
- クリエイティブな作業
- ネガティブなことを紙に書く
ここら辺は、結構いろんな場所でストレスを軽減する効果があるとされている対処法です。
ただ、こういったストレス対策は「ストレスを感じている」と思った瞬間にやっても効果は少なく、ストレスを感じる前から「習慣化」させておくことが重要だとされています。
ですから、毎日コツコツと積み重ねることによって、免疫をつけ、心身ともに健康な状態を保つことが重要で
そうすることによって、どんな嫌なことがあっても、健全な状態で対処できるということなので、少しづつコツコツと習慣としてやっていくことをお勧めします。
僕なんかは特に瞑想や運動は、最近自分の生活習慣の中にかなり取り入れています。
運動するタイミングなんかにもこだわったりしています。
まあ、ストレス耐性が上がったのかは、科学的実験に基づいた調査やテストをしていないのでなんとも言えないところはありますが、一言で言えば「ブレなく」はなりました。
疲れづらくなって、結構朝から夜までアクティブに動けています。
嫌なことがあっても、すぐスルーできる気がしてますし、気持ちの切り替えも早くなった気はしています。
(嫌なことがあっても気にしないっていうのが、メンタルの強さではなく、嫌なことがあった時にすぐ気持ちを切り替えられることがメンタルの強さですから)
そう考えると、運動や瞑想なんかは、僕的にはかなりオススメ。
その上で「体が疲れたなぁ〜」って感じたら、温泉やサウナ、マッサージなんかをいくようにしてます。
(まあ僕の仕事上、特に自由なので、普通の仕事の人よりは圧倒的にストレスを感じづらい環境下にはあるので、そこまで体が疲れることはないですが)
まとめ
ストレスへの一番の対処法は「ストレスの捉え方」
コレだけを覚えてもらえればいいかと思います。
そして今後起きうるストレスに対して耐性を整えて起きたいのであれば、
- 運動
- 散歩
- ヨガ
- 瞑想
- ボランティア
- 家族、友人と話す
- マッサージ
- クリエイティブな作業
- ネガティブなことを紙に書く
こういったことを習慣化していくのがいいんじゃないかと思います。
ストレスが全くなくなれば、幸福度も満足度もなくなる。
逆にストレスがあるからこそ、達成感や満足度、幸福度も感じる。
結論ストレスとうまく付き合うのが大事と言われるのは、それが理由ですね。